<カレンダーへ戻る
バックナンバー 

韓国より帰りて想うかの国の 風圧に向い厳しき冬に (01月06日)(日)

 曇り4−10度C 午前中 原稿 午後 年賀状の返事を書く 13時 年賀をかねて案件があって木田氏が来訪して懇談 14時 年賀客数件 18時 村賀氏 大田氏が案件があって来訪懇談
 

●4日の大発会でおとそ気分を吹き飛ばす戦後最大の下げ幅となった東京株式市場に続き、米国でも株が急落。株はどこまで下がるか、その懸念とともに景気後退の懸念が広がってきた。 原油高や円高といった悪条件も重なり、国内企業の3月決算に深刻なダメージを与えそうだ。
 4日の東京市場の平均株価は616円安の1万4691円と新年最初の取引日としては7年ぶりに下落、終値ベースの昨年の最安値を下回った。
 
 続くニューヨーク市場は、優良株で構成するダウ工業株30種平均が256.54ドル安の1万2800.18ドルと1万3000ドルを大きく割り込んで取引を終えた。
 ハイテク株中心のナスダック総合指数も6営業日続落し、98.03ポイント安の2504.65で引けた。米同時テロ直後の2001年9月以来、6年4カ月ぶりの下げ幅となった。
 
 米国株急落のきっかけは、この日朝方発表された12月の米雇用統計。
 失業率が4.7%から5.0%に急上昇、景気の動向をより正確に反映する非農業部門就労者数も予想を大きく下回った。市場では、雇用状況の悪化が個人消費を圧迫し、景気に悪影響を及ぼすとの警戒感が広がり、リセッション(景気後退)の可能性も取りざたされた。
 日本経済の主役である輸出企業にとって、最大の市場である米国経済の変調は業績の伸び悩みにつながる懸念が高まる。
 
 さらに輸出企業にとっては、一時、1ドル=107円台まで進んだ円高も懸念要因だ。
 主要企業の想定為替レートは1ドル=110円−115円に集中し、円高傾向が長期化すれば、売上高や利益をむしばむことになる。
 追い打ちをかけるのが原油など資材価格の高騰。コスト増のしわ寄せが賃金など人件費カットに表れれば、国内の消費がさらに低迷するという悪循環を招く。
 
 こうした日米経済への不安が株価にも反映されたといえる。日本テクニカルアナリスト協会理事の安部雪春氏は、
 「03年以降の長期上昇相場の終わりが確認され、半年から1年の比較的長い調整期間に入った」と指摘。
 平均株価について「06年6月の1万4218円が当面の下値のメドとなるが、年後半にかけて1万4000円を下回ることも考えざるをえない」と予測する。
 
 ブッシュ米大統領は減税を柱とする景気対策の検討に着手。米国の中央銀行にあたる連邦準備制度理事会(FRB)も利下げを視野に入れる。
 これに対して、日本は政府も日銀も無策ぶりが目立つばかり。
 主要国の株式市場で独り負け状態だった07年の日本株は、今年も取り残されてしまうのか。
 

●アイオワ州の党員集会に勝利した民主党のバラク・オバマ上院議員(46)。
 圧倒的な強さを誇るといわれたヒラリー・クリントン上院議員(60)を窮地に追いやり、米国史上初の黒人大統領の誕生も夢ではなくなってきた。
 だが、米国と黒人の歴史には、「暗殺」という暗い過去がある。
 昨年5月には、シークレット・サービスの護衛がついたオバマ氏。
 アイオワ大会で優位に立ったことで、ますます暗殺の危険度が増してきた。
 
 勝利の歓喜もそこそこに、次の決戦場となるニューハンプシャー州(8日に予備選)に移動したオバマ氏は、「もし、ここで勝てれば、私は次の米国大統領だ」と力強く宣言した。
 ニューハンプシャーは、しばしばアイオワと違った結果をもたらしてきた。
 だが、8日の決戦でもオバマ氏が勝利すれば、関係者の間でも「流れは一気にオバマ氏に傾く」との見方が強い。
 
 作家のロバート・ホワイティング氏は「黒人がわずか3%のアイオワでオバマ氏が勝ったことはすごいことだ。アメリカの人種差別意識が薄くなった証拠だ」といい、オバマ氏の一連の言動に対し、「あのジョン・F・ケネディを彷彿させる」と語った。
 だが、オバマ氏への期待が増せば増すほど、暗殺の危惧も高まる。
 米政治史を語るうえで、「黒人」と「暗殺」は切り離せない暗い関係があるからだ。
 
 奴隷解放のリンカーン大統領、公民権運動に理解を示したケネディ大統領。
 黒人問題に深く関わった歴代大統領はいずれも非業の死をとげている。
 やはり解放運動を推進した黒人指導者、マーティン・ルーサー・キング、マルコムXの両氏も暗殺されている。
 大統領を目指すオバマ氏にも、おぞましい死の影が忍び寄っている。
 
 昨年5月には、悪名高い白人至上主義者KKK(クークラックスクラン)のメンバーがオバマ暗殺を計画しているとの情報が浮上し、直後にシークレット・サービスの護衛がついた。
 ヤフーの「ANSWERS」(ユーザーからの質問にユーザーが答える掲示板サイト)にはズバリ、「もしオバマ氏がアメリカの大統領になったら、暗殺されるだろうか」との露骨な質問が書きまれた。
 これには、「ナンセンス」「おまえはヒラリーを大統領にしたいのか」などの反論が寄せられるなど議論が沸騰した。
 
 また、動画サイトにはオバマ氏が頭に銃口を突きつけられ、卑猥な言葉を投げかけられている写真が流され、削除と掲載が何度も繰り返された。
 こうした暗殺情報は、いわゆる無責任な書き込みだけではない。
 ニューヨーク・タイムズ紙は昨年10月、黒人の有権者が多いサウスカロライナで、美容院の黒人経営者を取材し、
 「米史上初の黒人大統領と初の女性大統領のどちらが、彼女たち黒人女性を魅了しているのか」と質問した。当地はオバマ陣営が重点的に“戸別訪問”してきた場所でもある。
 
 61歳のクララさんという女性の黒人美容師は、こう答えている。
 「黒人候補が大統領になるというのは素晴らしいことだけど、私はオバマ氏には投票しない。
 なぜなら、彼が大統領になったら暗殺される。なら、当選させず、彼の命を助けたほうが賢明でしょう」
 こうした懸念は、黒人の間に根強くあるのか。CNNテレビによると、米国の白人の65%が
 「アメリカは黒人大統領を受け入れる用意ができてる」と答えたのに対して、黒人は54%だった。白人にくらべ、黒人大統領の誕生にはまだまだ懐疑的のようだ。
 
 ホワイティング氏は
 「一般紙やテレビでは暗殺に関した記事はまだない。あえて記事にすることで批判の矢面に立ちたくにないのだろうが、アメリカ人の多くがそれを心配しているのは事実だ」と話している。
 

●『小美術サロン』
  舟越 保武作 ブロンズ像『ローラ』

<カレンダーへ戻る