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混乱の値下げをめぐりて政争の 狂騒曲の悲しきさまよ (04月01日)(火)

 2008年度新年度である。5時 起床 晴れのち一時雨  8−13度C 8時45分 トーヨーで打ち合わせ 9時 監査委員室へ行く
 9時30分 新旧事務局員の辞令交付 10時 畦柳財政課長 13時 退庁 
 14時 取材(八重洲) 16時 八重洲ブックセンターで本を購入した。 夜はV・A・リピンスカヤ「風呂とペチカ」を読む。
 

●福田康夫首相の求心力低下が止まらない。「経済無策」や「他人事」は国民の共通認識となり、指導力を見せようとして強行発表した道路特定財源の一般財源化案を含む新提案は、野党に一蹴されただけでなく、自民党道路族や党執行部との溝を深めた。
 永田町では「福田首相は洞爺湖サミットまでもたない」との悲観論も強まり、「ポスト福田」として、早くも与謝野馨前官房長官や小池百合子元防衛相らの名前が飛び交い始めた。
 
 27日の緊急会見以降、相次いでメディアに登場している福田首相。
 31日も記者会見を行い、1日からガソリン価格が25円下がるなどして国民に混乱が広がることを陳謝する。「他人事」批判や指導力不足が指摘されるだけに、国民に直接、訴えることで支持率回復を図る狙いがある。
 だが、倒閣に向け布石を打ち始めた民主党の小沢一郎代表との関係については「玄関どころか、門の前で門前払いというような現状だ」と憤りを漏らすなど、「福田政権は近いうちに立ちゆかなくなり、総辞職して逃げ出す」(自民党中堅)との声は日増しに高まっている。
 
 確かに株価低迷や円高への有効な手だては見いだせていない。イージス艦事故や年金公約違反はくすぶり続ける。内閣支持率も危険ラインとされる30%を割り込む調査が出始めた。
 政治評論家の浅川博忠氏は
 「自民党は福田首相では総選挙を戦えない。かといって通常国会中に退陣するのは難しい。常識的にはサミット後に内閣総辞職するというサミット花道論が有力だ」と語る。
 その場合の「ポスト福田」について、浅川氏は「本命は麻生太郎前幹事長、対抗は与謝野馨前官房長官」と話す。
 
 麻生氏は各社の世論調査で「次の総理」として最も支持が集まるなど国民的人気を誇り、政策論文を次々と発表。派閥の所属人数は18人で党内基盤は弱いが、菅義偉選対副委員長ら各派閥の次期リーダー格との関係は良く、中川秀直元幹事長ら党内最大派閥の町村派幹部とも会合をもつ。
 
 対する与謝野氏は無派閥ながら政策通として知られ、福田首相の「知恵袋」として重用されている。
 小泉純一郎元首相の腹心だった飯島勲元首相秘書官も「小泉内閣の最後の仕上げは、増税を視野に入れた財政再建だった。
 小泉改革の真の継承者は歳出歳入一体改革を進めた与謝野氏だ」と語っており、小泉改革の“後継者”と見る向きもある。
 中曽根康弘元首相の秘書だった与謝野氏は、大連立構想の仕掛け人である読売新聞グループ本社の渡辺恒雄会長とも親しく、民主党の小沢氏とも囲碁仲間として太いパイプを持つ。
 自民党ベテラン議員も「本命は与謝野氏だ。健康が不安だが、つなぎの首相ならいい」と明かす。
 
 一方、「国会に迷惑をかけないようゴールデンウイークに総裁選、との説もある。その時は小池百合子氏が最有力」とは政治ジャーナリストの角谷浩一氏だ。最近、小池氏は地元入りの機会を増やし、所属する町村派の総会にも顔を出すことが多くなった。
 先月中旬には、町村派代表世話人で、与謝野氏と経済路線で対立している中川氏と中国を訪問した。中国側から「日本の将来を担う新リーダーを連れてきてほしい」との要請を受けての訪中だった。
 
 角谷氏は「福田内閣は反麻生でまとまった政権。主流派領袖に嫌われている麻生氏は次も厳しい。
 福田後に世代交代の波が加速するのを恐れる古賀誠選対委員長や二階俊博総務会長も納得する小池氏が有力ではないか。選挙管理内閣にはうってつけだ」とみる。
 「ポスト小泉」の「麻垣康三」の一人だった谷垣禎一政調会長は5月に古賀派と合流し、61人の党内第2派閥のナンバー2に就く。
 だが、「地味すぎる」(浅川氏)のがネックか。
 
 最大派閥の領袖、町村信孝官房長官や舛添要一厚労相らの名も上がっている。
 ただ、浅川氏は「町村氏は首相の女房役を務め切れていない。舛添氏も威勢はいいが、実績となると満点ではない。厳しい」と話す。
 党内若手には「世代交代の意味でも、誰かを出すべきだ」との声があり、山崎派入りして党内地盤を手に入れた石原伸晃元政調会長や、渡辺喜美行革担当相の名も聞かれる。
 永田町は「ポスト福田」に向け、暗闘が切って落とされようとしている。

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