<カレンダーへ戻る
バックナンバー 

憲法の存続巡りやりとりの 恥ずかしきさま今日も明日も (05月03日)(祭・土)

 憲法記念日である。一日雨15−23度C 連休の初日で皆行楽地やふるさとに帰る為、軒並みに道路は3−50キロの渋滞である。
午前 午後 依頼原稿。 夜は小暮満壽雄「堪能故宮」を読む。
 

●航空自衛隊の活動をめぐる違憲判決に、タレントの小島よしおばりに「そんなの関係ねえ!」と発言し、物議をかもした防衛省の田母神(たもがみ)俊雄航空幕僚長が24日、東大の学園祭「五月祭」で安全保障をテーマに講演を行うという。
 企画した学生らは当初「現役武官が語る国防問題に冷たい反応が心配」と懸念していたが、これがきっかけで事態は一変、講演はにわかに脚光を浴び始めている。
 
 講演は、任意サークル「東京大学国家安全保障研究会」の発起人で代表を務める文科I類2年生、大石広行さん(20)が昨年、研究活動を通じて空幕長と知り合い、講演を依頼したのがきっかけだった。
 当初は難色を示していた空幕長を説得、五月祭の初日のイベントとして実行委員会や大学側からも承諾をとりつけ、かつて東大紛争の舞台にもなった安田講堂で念願の講演会が実現する運びとなった。
 
 大石さんは日ごろから「東大生が国防問題を議論することについて学内には今も冷淡さや、抵抗ムードが残っている」と感じていたという。
 安田講堂も学生運動のシンボルのような場所だけに、「国防問題への抵抗感から、人が集まらないのではないか」との不安感にかられ、1100席を誇る講堂を聴衆で埋め尽くす自信もなかった。
 
 そんな折、空幕長が4月18日の記者会見で、空自のイラク空輸活動を違憲とした名古屋高裁判決に関して、「私が心境を代弁すれば、大多数は『そんなの関係ねえ』という状況だ」と、小島よしおのギャグ風にコメントしたのだ。
 「司法判断をやゆしたと取られかねない発言」と物議をかもし、石破茂防衛相も参院外交防衛委で「適切だったかどうか、やや違和感を持つ」と指摘。
 空幕長は「お笑いタレントと同じような表現になって不適切だった」「自衛隊は政府の命令で派遣されており、判決によりすぐに撤収できるわけではない」と、釈明に追われることになった。
 
 この騒動を受けて、東大での講演会が急に注目を浴び始めた。
 企画した学生たちにはマスコミから問い合わせが相次ぎ、講演には報道陣がどっと押し寄せ、安田講堂は満席どころか立ち見まで出そうな気配だ。
 講演は午後1時から2時50分まで予定され、演題は「極東軍事情勢と21世紀におけるわが国の進路」。中国、韓国、北朝鮮、ロシアに絡む防衛問題をはじめ、テロとの戦いを進める米国との関係などについて、航空自衛隊トップとして熱弁を振るう。
 大石さんは「安田講堂で現役武官が国防問題を語るのは戦後初。さらなる爆弾発言があってもいいし、批判も歓迎したい」とエールを送っているという。
 

●福田内閣の支持率が、ついに10%台まで下落した。共同通信社が1、2両日実施した緊急電話世論調査で、福田内閣の支持率は19・8%と、森内閣以来の20%割れとなり、昨年9月の発足以来でも最低の数字で、いよいよ政権末期の様相だ。福田首相は今後解散権を封じられたまま、お役御免の日までひたすら泥をかぶり続ける役回りになると、専門家は話す。
 政党別支持率も自民党は24・3%で、民主党に逆転されるダブルショックとなった。
 
 「危険水域」といわれる30%を割り込んでからおよそ1カ月。福田内閣の支持率は2割台もキープできず、19・8%に落ち込んだ。
 4月の前回調査から6・8ポイントの急落で、発足以来最低も更新。不支持率は66・6%と、7割近くに達した。
 支持率が20%を切ったのは、飛び抜けて低支持率だった森内閣以来。森内閣は、18・3%になった00年10月末の調査からほぼ半年で退陣したことを考えれば今回の数字は危機的水準で、福田内閣は政権末期状態に入り始めたともいえる。
 
 福田内閣を支持しない理由は「経済政策に期待が持てない」(26・6%)「首相に指導力がない」(25・7%)が上位を占め、ガソリン税などの暫定税率復活、後期高齢者(長寿)医療制度などの政策に対する国民の憤りや不満が、爆発したようだ。
 与党内には、ガソリン価格の再値上げなどで「(支持率急落は)一時的現象にすぎない」との見方もあるが、逆風が追い風に変わる政策、積極的な攻めの展望もねじれ国会では望めそうにない。
 内閣の死に体化は確実に進行しており、7月の北海道洞爺湖サミットを経ても支持率が回復しなければ、「サミット花道論」の声が強まる可能性は高い。
 福田首相退陣へのカウントダウンは、静かに始まったといえる。
 
 福田首相は2日、低支持率について「厳粛に受け止めるということ」と、むっつり。
 今日3日から数日の連休に入るが、充電に充てるにはほど遠い状況だ。
 森内閣の官房長官時代、低い内閣支持率を嘆いた福田首相だが、同じ悪夢が今度は自らに降りかかり、気が休まるひまもなさそうだ。
 政党別支持率でも、自民党は約5カ月ぶりに民主党に逆転された。
 「民主党中心の政権」を望むとの回答は過去最高の50%で、公明党支持層でも民主党中心を望む人が44・7%と、自民党中心の36・8%を上回った。
 衆院解散の時期では「今年前半」(17・2%)と「サミット後の今年後半」(41・7%)で6割近く、有権者は早期の解散総選挙を望んでいるようだ。

<カレンダーへ戻る