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胡錦濤早稲田で演説初夏の午後 外には人権擁護のデモが (05月08日)(木)

 今暁1時45分ごろ関東地区で地震があって起きた。
晴れ 18−26度C 8時45分 トーヨーで打ち合わせ
 9時 区へ 9時30分 健康部医療保険課の監査 12時案件があって大沼氏が来訪要談 13時 案件があって島田氏と要談(新小岩) 15時 案件があって山縣氏 河崎氏と要談(亀戸)
 18時 筒井氏 野仲氏 葛西氏と夕食会(錦糸町)
 夜は伊藤真「日本国憲法」を読む。
 

●来日中の胡錦濤中国国家主席が講演を行なった東京・新宿区の早稲田大大隈講堂で8日午後、チベット国旗を掲げた学生ら数百人が「中国はチベットを弾圧するな」などと訴え、激しい抗議活動を行った。
 一部では乱闘騒ぎになり、警察官に取り押さえられる日本人も出るなど「早稲田の杜」は騒然となった。
 
 午後3時20分からの講演を前に、正午頃から早稲田大学正門前には学生やOBが集まり始めた。
 12時40分過ぎには10台の機動隊の車両が正門と講堂の間に横付けされ、敷地に入れなかった学生以外の団体は排除される形になり、警官隊とにらみ合いになった。
 
 集団は「フリーチベット」を連呼し、警察が「危ないですから旗を降ろしてください」と呼びかけると、支援者らはさらに「雪山獅子旗」を高々と掲げて反応した。
 中国の国旗を持った30人ほどの中国人留学生らが現れると、「赤い旗は帰れ」「君たちは中国に行ったことがあるのか」と怒鳴り合う場面もあった。
 
 OGの会社経営、尾津直美さん(35)は
 「私たちは事前に学生課に申請して抗議活動をしている。メガホンを使うと授業のじゃまになるのでといわれて、肉声で『フリーチベット』を叫びに来た。
 それなのに警察側が拡声器で『下がってください』と言って授業のじゃまをしている。早稲田出身者として許せない」と憤っていた。
 
 支援団体の女性(74)は
 「早稲田の学生のみなさんにチベットの状況を勉強してほしいと思ってきただけです。講堂も通らせてもらえないなんてどうなってるんでしょう」と憤っていた。
 第二文学部に所属する25歳の男子学生は
 「ネットで自分の学校に胡錦濤が来ることを知って普段はあまり来ないが来てみた。
 今日はチベットで抗議してるけど、中国の人権全体に疑問を持っている。表現の自由があるはずの大学で排除されるなんておかしい」と話した。
 

●中国の胡錦濤国家主席と中曽根康弘、海部俊樹、森喜朗、安倍晋三の歴代首相4人との朝食会が8日朝、東京都千代田区のホテルニューオータニで開かれた。
 89歳と最年長の中曽根氏が主宰し、和やかな友好ムードが演出されたが、安倍氏が中国側が神経をとがらせているチベットやウイグルの人権問題を指摘したことで、一時緊迫する場面もあった。出席者らの証言から、その様子を再現する。
 
 朝食会は午前8時からの約1時間で、会場の日本料理屋入り口では中曽根氏らが出迎えた。
 計6回の靖国神社参拝をめぐり、中国側と対立した小泉純一郎元首相は「おれが行ったら、胡主席は来ないんじゃないか」と周囲に漏らしており、姿を見せなかった。
 
 「みなさんとお会いできるチャンスを得て大変うれしい。このように一堂に会するのは初めてであり、かなり創造的な形だ」
 胡主席はにこやかに謝意を表明し、中曽根氏の正面の席に着いた。
 タケノコ、マグロのづけ、銀ダラ西京焼き、しじみ汁…と旺盛な食欲でたいらげたが、「さすがにおかわりはしなかった」(海部氏)という。
 
 中曽根氏は「今まで日中関係は必ずしも良好ではなかったが、7日の日中共同声明により新しい展開が可能になるだろう」と胡主席来日の成果を高く評価。
 海部氏は東シナ海ガス田問題について「だんだんよい方向で進んでいるようなので、ぜひその方向で進めてほしい」と要請した。
 こうした会場の「緩い空気」(出席者)が一変したのは、続いて安倍氏がこう発言してからだ。
 
 「お互い国が違うので、利益がぶつかることもあるが、戦略的互恵関係の構築に向け、相互訪問を途絶えさせない関係をつくっていくことが重要だ」
 これは、小泉氏の靖国参拝をめぐり中国側が首脳交流を途絶えさせたことを暗に批判したものだった。
 安倍氏はその上で、「チベットの人権状況を憂慮している。五輪開催によって、チベットの人権状況がよくなるのだという結果を生み出さなければならない」と指摘した。
 
 会場には緊張感が走り、出席者はみな一様に黙り込んだが、安倍氏はさらにウイグル問題にも言及した。
 東大に留学中の平成10年の一時帰国中、国家分裂を扇動したとして中国に逮捕されたトフティ・テュニアズさんについて 「彼の奥さん、家族は日本にいる。無事釈放されることを希望する」と求めたのだ。
 
 「私はその件は知らないので、正しい法執行が行われているか調べる」
 胡主席は、こう返答したが、チベット問題については触れようとしなかった。
 安倍氏の発言で生じた気まずい雰囲気を修復しようと動いたのが森氏だった。
 北京五輪について「中国はメダルをたくさん取る作戦でくるのでしょうね」と水を向け、胡主席の笑顔を引き出した。
 
 朝食会での安倍晋三前首相の発言要旨は次の通り。
 戦略的互恵関係の構築に向け。相互訪問を途絶えさせない関係をつくっていくことが重要だ。
 国が違えば利益がぶつかることがあるが、お互いの安定的関係が両国に利益をもたらすのが戦略的互恵関係だ。問題があるからこそ、首脳が会わなければならない。
 
 私が小学生のころに日本で東京五輪があった。そのときの高揚感、世界に認められたという達成感は日本に対する誇りにつながった。
 中国も今、そういうムードにあるのだろう。その中で、チベットの人権問題について憂慮している。
 ダライ・ラマ側との対話再開は評価するが、同時に、五輪開催によってチベットの人権状況がよくなったという結果を生み出さなければならない。そうなることを強く望んでいる。
 
 これはチベットではなくウイグルの件だが、日本の東大に留学していたトフティ・テュニアズさんが、研究のため中国に一時帰国した際に逮捕され、11年が経過している。彼の奥さん、家族は日本にいる。
 無事釈放され、日本に帰ってくることを希望する。

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