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レスキュー隊人命救助ままならず 後ろ髪ひかれつつ帰途の機上に (05月17日)(土)

 晴れのち曇り 14−22度C 10時 ホームズへ行く(区内)
 午後は原稿書き 名簿整理をする。 18時 後藤氏 市口氏と懇談(葛飾区内) 夜は呉屋久郎「江戸時代の農民社会」を読む。
 

●東京都の石原慎太郎知事は16日の定例会見で、中国から上野動物園にレンタルされるパンダの必要性について改めて疑問を呈した。
 2頭で1億円といわれるレンタル料については「法外な値段」と切って捨てた。
 
 会見でレンタルパンダについて問われた石原知事は、
 「針小棒大に言われるから、あんまり言いたくないね。でも、やっぱり都民の意識調査をしたら、金払うならいらないという人が97%いたよ」と述べた。
 実際、2頭のパンダを飼育する神戸市立王子動物園ではレンタル料が年間1億円。
 しかも、東京の動物園が運営する公式サイト「東京ズーネット」のえさ代ランキングで、パンダは1日1万0850円でナンバーワン。金のかかる“親善大使”なのだ。
 
 16日時点で、都に対して外務省からレンタル料など具体的な貸与条件は提示されていないが、石原知事は
 「ずいぶん法外な値段だと思います。金払うのは上野の動物園、つまり都の税金から払う。都の財政ですよ」と続けた。
 現在、日本には神戸のほかに和歌山のアドベンチャーワールドの6頭を含め8頭のパンダがいるが、
 「まあ、それまでして見たいかね。他の日本の動物園もたくさん持っているみたいだから、見たいならそっちへ行けばいいんじゃないの。私はどうでもいい。ハオハオ(好好)、友好友好と言うけれど、友情の証で金をとるのはどんなものかな」と言い放ったのは、都民の本音の代弁か。
 

●青川(中国四川省)発 共同通信  中国・四川大地震で、日本政府の国際緊急援助隊第1陣31人は16日から17日にかけ、青川県喬荘鎮のビル倒壊現場で夜を徹して捜索活動を本格化、同日午前8時(日本時間同9時)ごろ、現場で女性とその子どもの遺体を見つけた。
 
 現場は病院の宿舎で、これまでに9人の遺体を搬出。この日遺体で見つかった女性は宋雪梅さんで、子どもは生後2カ月の黄薇氷ちゃん。
 救援隊の団長の小泉崇氏(57)は
 「寝室で赤ちゃんを抱いている状態で見つけた。生き埋めになっているもう1人をさらに捜索するかどうかはまだ分からない」と話した。
 
 第1陣は3チームが2時間交代で捜索。地元で調達した小型の投光器の下、重機は使わずに手作業で捜索を続けた。
 休息は成都から現場に乗り付けた大型バスの中で取り、16日の夕食はカップラーメンなどだった。
 16日に成都入りした第2陣29人は17日昼ごろには現地入りし合流。
 精密な捜索機器や救助犬を伴っており、発生から6日目の捜索でどこまで成果が出るかが注目される。
 
 日本の国際緊急援助隊は、「反日の壁」さえ壊してしまうほど中国人からも信頼される“スーパーエリート軍団”だ。
 実働隊は総勢49人。警察官20人+警察犬3頭、消防官16人、海上保安官13人で、外務省の小泉崇国際緊急援助室長が統括する。
 16日の現地入り後、中国全土から「ありがとう、日本!」との謝辞がネット上にあふれた。
 
 援助隊で特に注目されるのが、海上保安庁から派遣された「特殊救難隊」(特救隊)の6人。
 東京・羽田を拠点とする同隊は、海難救助に命をかける同庁の中でも、最も厳しい関門をくぐり抜けたスーパーエリート。 映画「海猿」の主人公、仙崎大輔が目指す「潜水士」が、全海上保安官1万3000人のうちわずか130人しか選ばれないのに対し、特救隊はさらに厳選された40人しか所属できない。実に合格率0.3%の“超狭き門”だ。
 
 海上保安庁国際・危機管理室の相馬篤氏は
 「海難救助のイメージですが、陸上の救助活動でも十分威力を発揮できます。
 隊員はヘリの降下訓練や高所横断、大破炎上した船内からの救助シミュレーションまで繰り返し行っており、救急救命士の資格を持つ隊員も所属しております」と解説する。
 
 日頃から高難度のレスキュー業務を専門にしているのが東京消防庁「ハイパーレスキュー隊」を中心とする消防部隊。  
 2004年の新潟県中越地震で、乗用車に取り残された皆川優太ちゃんを93時間ぶりに救出したことで有名になったが、今回は、全国から選抜された別の隊員6人が現地入り。
 
 「20人以上の国際消防救助隊員を擁する、350人以上の消防官が所属する消防本部から、派遣命令を出します。経験豊富、語学力も有する優秀な隊員ばかり」(総務省広報)
 警察部隊は大半が機動隊員で、今回は全員が警視庁所属。04年のインド洋大津波災害では、多数の死者の身元確認で他国から尊敬の念を集めた。警察犬も、優太ちゃんの生存を真っ先に知らせたレスター号(雄6歳)ら3頭。
 中国国民の間では「英雄救助犬」として話題となっているという。
 

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