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宮島の紅葉の鳥居朱に映えて 風雪に耐えそらに聳える  (05月23日)(金)

 晴れ15−25度C 8時30分岩惣旅館を出発 9時 宮島桟橋から高速船で広島港で乗り換えて 9時48分 小用港 10時15分 海上自衛隊第1術科学校(旧江田島海軍兵学校) 参観 11時45分 終了
 12時15分 戸田本店で昼食 13時40分 呉市海軍歴史博物館(戦艦大和ミュージアム)参観 15時30分 熊野町・筆の里工房 17時30分 リーガロイヤルホテル広島到着  2205号室 宿泊
 

●中国四川大地震による「豚肉」の供給不足が深刻だ。四川省は、中国全体の11.6%にあたる5800万頭の豚を飼育し、年間2万5000トンもの豚肉を出荷しているが、今回、多くの養豚場や工場が損壊した。
 大半の従業員も避難を強いられ、中華料理に欠かせない豚肉の流通が完全にストップしているのだ。
 北京五輪用に供給される至極の「オリンピック豚」の飼育施設も大打撃を受けており、選手の食事への影響も避けられない事態となっている。
 
 中国国家品質検査総局(質検総局)は、省内の養豚場や豚肉加工場が、軒並み、崩壊と職員避難で操業を停止し、79万2800頭の豚が死んだと発表した。
 出荷ルートも寸断されたままで、すでに四川省では豚肉価格が約3割上昇した。
 地元加工業者は、一部メディアに「10数万元(150万円以上)の損失を被った。
 豚肉の値段も上がっている」と語っており、4月に前年同月比68.3%も上昇した豚肉の値上がりに拍車がかかるのは間違いない。
 
 中国の豚肉市場の大混乱について、日本養豚協会の小磯孝さんは「中国には独特の豚肉文化があり、日本人は食べない腎臓の周りにつく脂身も貴重品として重宝される。
 年間豚肉消費量は、日本人16キロに対して倍の32キロ。生ハムや子豚丸焼きが文化のスペインには及ばないものの、世界有数の豚肉消費国であり、影響は甚大」と解説する。
 
 日本市場への影響についても、「日本の豚肉自給率は50%。赤肉(精肉)には直接的な影響はないが、米国の6000トンを大きく上回る、2万6000トンの中国産ソーセージの輸入に影響が出てもおかしくない」と警告。
 豚肉以外にも四川香辛料などの輸入が停滞し、日本経済にも微妙な影を落とすとみている。
 
 さらに、北京五輪を目前に控え、選手らに出される超高品質豚肉の供給も大ピンチを迎えている。
 五輪当局は食材のすべてを中国産でカバーする方針で、「奥運猪(オリンピック豚)」を四川ほか4省で飼育。
 選手たちは出生から出荷までIOCが定める厳しい安全基準をクリアした“スペシャル豚”を食べる予定だ。
 
 だが、被災地にある環宇実業有限公司(北京五輪香港会場への豚肉供給業者)も、「豚肉出荷の再開は、現状では難しい」とお手上げ状態だ。
 質検総局は「河北省、広東省、河南省、安徽省、山東省の1カ月当たりの豚肉供給を、400−500トン程度増加させ供給を確保する」としているが、どこまで安定するかは不透明な情勢となっている。
 
 アテネ五輪野球日本代表の専属料理長を務めた野崎洋光氏は 「豚肉料理は、アスリートにとって貴重なビタミンやタンパク源ですし、極度の緊張下での楽しみの一つ。北京の豚肉供給に関しては、あの国だけに不安もありますが、国の面子をかけた五輪で、いい加減な豚を出すことはないのではないか」と話す。
 しかし「供給される豚肉が信用できなければ、帯同するドクターや栄養士が、大豆などで代替メニューを考えるしかない」と準備の必要性も指摘している。

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