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薄笑いだれでもかまわず人殺し 下水に流す鬼畜の狂気 (05月29日)(木)

 雨のち小雨のち暗い曇り 17−19度C 8時45分 トーヨーで打ち合わせ 9時 区へ
 12時 大沼氏が案件があって来訪打ち合わせ 14時 江戸川区文化会 江戸川区音楽協議会役員と江戸川区議会文化芸術議員連盟との意見交換会と懇談会(第一委員会室)15時40分に終了 解散 退庁 17時 坂田氏 吉崎氏 向居氏と案件があって要談(都内) 夜は池内了「擬似科学入門」を読む。
 

●自民党元職員による献金着服問題で、同党の“隠蔽体質”が改めてクローズアップされそうだ。
 伊吹文明幹事長は27日の会見で「執行部がもみ消したというのは全く違う」と述べたが、詳細な事実関係については明らかにされないままである。
 「永田町の常識は世間の非常識」の格言は、やはり健在なのか。
 
 この問題は、自民党本部の元職員が、企業から党への献金約700万円を自分の口座に入金させ、党の口座に入れなかったというものだ。
 しかし、党本部は刑事告発せず、この職員は懲戒免職ではなく3月末に「自己都合」で退職した。
 土本武司白鴎大学法科大学院長は
 「元職員が、ただちに献金として自民党の口座に入金すると企業に誤認させていれば詐欺容疑。企業が入金した時点で、金銭の所有は自民党に移るが、その金銭を自分で得ようと考えたのなら横領容疑に、それぞれ当たる可能性がある」と語る。
 
 当然、会見でも
 「具体的な事実関係について、問い合わせれば明らかにするのか」との質問が出たが、伊吹氏は「事実関係はどうなんでしょう。
 それは、個人のプライバシーに関することもありますし、週刊誌に書いてあったことが、半分ぐらい正しいんじゃないだろうか」とけむに巻いた。
 この問題を担当しているという党総務局に問い合わせても、誰も名前を名乗らず「担当者がいないし、担当者の名前も言えない」と繰り返すのみだ。
 ようやくつかまった担当者の同局事務部長は
 「幹事長が話した事がすべて。職員が名乗らないのは私の指示だ。
 幹事長は被害者はいないと言ったが、あえていうなら問い合わせが殺到して仕事ができなくなる我々が被害者だ」とまで言い切った。
 
 こうした自民党の対応を、政治アナリストの伊藤惇夫氏はこう批判する。
 「日歯連事件のときもそうだったが、問題を表面化させないよう、党全体でフタをしたケースもある。
 今回、事件化しないのも一般常識からすると不可解。党のイメージが傷つくという以上に、なにか隠蔽の必要があるのではと疑わざるを得ない。
 “おごり”がヘドロのように蓄積した結果、都合の悪いことは隠蔽するという体質になっているのではないか」
 
 民主党関係者も
「消えた年金や道路のムダ遣いも、官僚と自民党が一体になって隠してきたものだ。
 政権交代をしてこの体質を改めなければ、日本に未来はない」と話しているという。
 

●東京都江東区潮見のマンションで会社員の女性(23)が行方不明になった事件で、住居侵入容疑で逮捕された派遣社員の男(33)。
 遺体をバラバラにしてトイレに流す一方、犯行直後には自宅近くのコンビニでポリ袋を購入。
 「遺体の一部をゴミとして捨てた」と供述している。平凡なサラリーマンとしての日常を暮らすなかで、不思議にも猟奇的な犯罪をにおわす言動は見えてこない。
 
 調べによると、犯行は4月18日午後7時半ごろ。同男は状況について、
 「ドアを開ける音を聞いた直後、後を追いかけるように侵入した」
 「抵抗されたので包丁で脅して、自室に連れ込んだ」
 「遺体を細かく切断し、トイレに流した」と詳述している。
 供述を裏付けるように、同男の自宅から採取された血液が、同女性のDNAと一致した。
 
 近所の飲食店員によると、犯行後、自宅近くのコンビニで70リットルと30リットルのポリ袋とタオルを購入する姿が目撃されていたという。
 トイレだけでは遺体の完全な処理は難しく、「一部はゴミとして捨てた」とも話していることから、遺体をこのゴミ袋に入れて捨てた可能性も浮上している。
 そんな同男だが、周辺には「普通の人」に映っていたようだ。
 
 「いつものように来院し、いつものように終始笑顔だった。まさかその直後に人を殺してバラバラにしていたなんて…」
 同男が凶行に及んだ18日、治療に訪れた歯科医院の20代の歯科衛生士の女性は驚きを隠せない。
 マンション入居直後の2月18日から逮捕直前の今月22日まで通院していたが、犯行当日の午後3時ごろにも姿を見せ、次週の予約までして帰っていった。
 
 同男は1993年に岡山県の県立高校を卒業後、都内の大手ゲーム会社に就職。
 十数年前に退社した後は、システムエンジニアの派遣社員として勤務。
 現在は東京・お台場のメガバンク関連会社が勤務先だった。
 「あんな感じのいい人が…。信じられない」
 同男を知る者は一様に、普段の顔と犯行の残虐さのギャップに驚く。
 
 歯科医院の別の関係者(55)は「スーツをピシッと着て、いつもお辞儀しているような前傾姿勢。
 約束の時間を破ることもなく礼儀正しい人だった」と振り返る。
 その一方で、毎朝タクシーで重役通勤。同男を乗せたことがあるタクシー運転手(57)は「1500円の距離なら2000円。
 2000円で端数が出ると3000円置いて、釣りは取らない。いやに気前がいい人だと思った」と印象を語った。
 
 運転手が同男を乗せたのは3回。事件前の3月に自宅から勤務先までが2回。
 最後の1回は事件後の4月末。場所は錦糸町の馬券売り場だった。
 同男は犯行後、歯科医院での治療で親知らずを抜いた。治療を担当した医師は「その時、とても怖がっていたのが印象的だった」と話している。
 

●中国四川大地震で、日本政府は中国の要請に基づき自衛隊機を派遣する方針を固めた。
 歴史的経緯から中国は自衛隊に拒絶反応を示してきたが、今回の派遣要請は単なる支援物資の輸送を超え、防衛上の連携を既成事実化する狙いがあるとの指摘もある。
 中国政府が説き続けてきた「日本軍国主義の台頭」という幻想の放棄だけでなく、東アジアの安全保障の枠組みに地殻変動を引き起こす可能性もはらんでいる。
 
 日本政府は週明けにも航空自衛隊小牧基地(愛知県)のC130輸送機2、3機を北京や成都に飛ばし、テントや毛布、医薬品などの物資輸送に当たる。
 だが、軍事評論家の江畑謙介氏は
 「物資輸送だけなら自衛隊機である必要がない。C130の積載量が20トンなのに対し、民間の貨物機なら最大120トン積み込める」と疑問を呈する。
 このため「自衛隊機でいい」とした中国側には政治的メッセージが含まれているとの見方が政府関係者などから出ている。
 
 2006年10月、安倍晋三首相(当時)が訪中し、胡錦濤主席と「戦略的互恵関係の構築」で合意した。
 中国情勢に詳しい元公安調査庁調査第2部長の菅沼光弘氏は「戦略的互恵関係には政治や経済だけでなく、軍事も含まれる。
 両国は海上自衛隊と人民解放軍海軍の交流を進めているが十分ではない。
 中国政府は地震を奇貨として一気に戦略的互恵関係を進めようとしたのでは」と語る。
 今月初め、福田康夫首相との首脳会談で、胡主席は「歴史カード」を封印して実利外交に踏み出した。
 
 日中が軍事的に接近することで、日米同盟関係にクサビを打ち込もうという中国の意図も感じられる。
 ジャーナリストの富坂聰氏も「国際緊急援助隊への国民の反応を見て、中国政府は『自衛隊への拒否反応はそれほど出ない』『十分に乗り切れる』と判断したのではないか」とみる。
 さらに中国による「日本の核武装阻止」という驚くべき分析もある。
 現在、北京では、米国のヒル国務次官補と北朝鮮の金桂寛外務次官が2国間協議を行っている。
 北がすべての核計画の申告に応じた場合、米国は北の「テロ支援国家指定」を解除する可能性が高い。これは事実上、北の核保有が既成事実化するとの指摘もある。
 
 菅沼氏は「中国は、北が米国から核保有国のお墨付きをもらうことに反発して、日本が核武装に踏み切ることを恐れている。
 これを阻止するため、日中の軍事的交流を深めようとしているのでは」と語る。
 こうした政治的意図とは別に、「現段階では物資輸送だけだが、今後、災害派遣で実績のある自衛隊ヘリにも支援要請がくる布石では」(永田町関係者)と見る向きもある。
 被災地の四川省は6月から雨期で天候が悪く、中国のヘリが十分に活動できないためだ。
 
 ただ、江畑氏は「ヘリの投入となると状況は全然違う。
 燃料や整備、人員と後方補給を日本から持ち込むことになる。
 中国が秘密にしてきた核施設やミサイル工場がある地域で軍事作戦に準じた行動を取ることになり、中国が許すとは考えにくい」と話す。
 いかなる場面でも自国の利益を追求するのが外交の基本。中国が人道支援要請と並行して政治的意図を持っていても不思議ではない。
 日本にとって重要なのは、福田首相がどれだけ深い洞察力と、外交戦略を持っているかだ。

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