<カレンダーへ戻る
バックナンバー 

「蟹工船」若者たちの愛読書 格差社会の息苦しくて (06月30日)(月)

 いよいよ今年も半分が終わった。光陰矢の如しである。
 暗い曇り 8時45分 トーヨーで打ち合わせ 9時 区へ
 10時 例月出納検査 田口会計室長 11時 土木部の外部検査についての説明
 13時 退庁 15時30分 日本外交協会の佐高氏と要談(千代田区内) 18時 東京信用協同組合の会合へ出る(中央区内) 夜は呉善花「韓国の倫理崩壊」を読む。
 

●納入業者から延べ約16万6000人を派遣させ、商品搬入や陳列、販売をただで手伝わせたなどとして、公正取引委員会は30日、独禁法違反(優越的地位の乱用)で家電量販店最大手のヤマダ電機(前橋市)に排除措置命令を出した。
 
 公取委が独禁法違反を認定した従業員の派遣では過去最大の規模である。
 公取委によると、ヤマダ電機は2005年11月から昨年5月にかけ、全国の延べ361店舗で、新規開店や改装直後のセールに合わせ、家電メーカーなど納入業者約250社に従業員派遣を要求。
 同社は人件費を一切負担せず、商品搬入や接客、展示品のパソコンを販売する際の設定作業などをさせていた。
 
 公取委が立ち入り検査した昨年5月以降、同社は一部店舗で派遣従業員1人につき日当5000円を支払っていた。
公取委は金額が不十分としており、独禁法違反の状態が続いているという。
 

●今日の「産経抄」から・・・
 よく知られたことだが、大久保利通と西郷隆盛は鹿児島の加治屋町という所で同じ教育を受けて育った。2人で協力しながら薩摩藩の実権を握って幕府を倒し、明治の新政府をつくった。
 ともに甲乙つけがたいような維新の立役者である。
 
 だが歴史上の存在感や現代人の人気では圧倒的に西郷の方が上だ。
 大久保が新政府の中心として廃藩置県や地租改正などの大改革に当たったのに対し、西郷は士族の不満を背景に西南戦争を起こし、大久保の政府軍に敗れる。
 その悲劇性のためなのかもしれない。
 
 政治家としては超一流といえる大久保も西郷の陰にかくれ脇役に回った形だ。
 気の毒な気もするが、その大久保の「不運」をさらに浮き彫りにしそうなのが国立教育政策研究所が行った社会科の学力テストの結果である。
 歴史上の主な人物の中で「知名度」が最下位だったというのだ。
 
 小学6年生に42人の人物の功績を選ばせたところ1位は邪馬台国の卑弥呼で99%の正答率だった。
 大久保は23・5%しか答えられなかった。もっとも伊藤博文、木戸孝允、大隈重信ら明治の元勲たちも軒並み低く、西郷ですら50%で33位である。
 
 代わりに野口英世、福沢諭吉、紫式部ら「文化人」の知名度は高い。
 為政者でも織田信長や聖徳太子らはよく知られている。研究所は「明治の元勲は功績がよく似ていて」と分析しているが、やはり歴史教育にどこか偏りがあるとせざるをえない。
 
 はて当の大久保は「なぜだ」と怒っているのか「そんなもんだ」と達観しているのか。
 ちなみに大久保の次男は大正から昭和初期の大政治家、牧野伸顕、その女婿が戦後の宰相、吉田茂、さらにその孫が麻生太郎前自民党幹事長だ。子孫の方は結構目立っているようである。
 

●衆参両院は30日午前、国会議員の2007年1年間の所得報告書を公開した。
 1人当たりの平均所得は前年を139万円上回る2580万円となり、3年連続で増加した。
 政党別では、民主党が前年比836万円増の3051万円で、1998年の結党以来初のトップ。一方、前年まで8年連続首位だった自民党は、不動産や株式の売却益が減少したことなどが響き4位に後退した。
 
 民主党が大幅増となったのは、松野頼久衆院議員が不動産売却で約15億円の所得を得たためで、これが国会議員全体の平均所得を押し上げる要因にもなった。
 松野氏を除くと、議員1人当たりの平均所得は前年比97万円減。
 所得公開は国会議員資産公開法に基づき、毎年行われる。前年1年間を通じて国会議員だった衆院475人、参院170人の計645人が対象。
 衆院の平均所得は2703万円(前年比184万円増)、参院は2235万円(同47万円減)だった。
 
 政党別の平均が民主党に次いで多かったのは、国民新党の2706万円。
 以下、新党大地2648万円、自民党2475万円、社民党2176万円、公明党2041万円、共産党1989万円と続いた。
 個人で5000万円以上だったのは17人。このうち1億円以上は松野氏(15億4653万円)と、自民党の奥野信亮(1億3535万円)、清水清一朗(1億1450万円)両衆院議員の3人だった。
 松野氏は、06年5月に死去した父の松野頼三元自民党総務会長から相続した東京・白金台の自宅を売却。
 奥野氏はストックオプション(自社株購入権)の権利行使、清水氏は都内の駐車場、貸店舗の家賃収入が高額所得の理由となったようだ。

<カレンダーへ戻る