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泥船の福田丸に乗り込めば リスクの多き麻生氏の賭け (08月02日)(土)

 熟睡したので快適であった。暑さが戻っている。
 23−31度C 晴れ 5時 起床 7時 車で家を出る 8時過ぎに横浜みなとみらいに到着 10時 國際政経懇談会に出る(ロイヤルパーク・ホテル) ホテルのパソコンでこのブログを打つ。 軽井沢でも町役場に立ち寄って無料のパソコンでこのブログを打った。
 12時30分 中食会 15時30分 衛星企業会長の朱栄膳氏らと案件があって要談(横浜元町)
 18時  夕食会(中華街) 横浜宿泊
 

● 麻生氏が幹事長受諾…政権浮揚へ瀕死の福田がすがりつく
という見出しが躍っている・・・。
 
 福田康夫首相は1日午後、政権発足後初の内閣改造に着手した。
 最大の焦点となった自民党幹事長で、瀕死の状態にある福田首相は同日午前、麻生太郎前幹事長に就任を要請し、麻生氏は受諾した。
 総務会長に笹川堯衆院議院運営委員長(津島派)、政調会長には郵政復党組の保利耕輔元文相(無派閥)が決まった。
 財務相には伊吹文明幹事長、経済財政担当相に与謝野馨前官房長官が内定した。
 また、舛添要一厚労相、増田達成総務相は、それぞれ留任する。
 
 福田首相は午前9時から、公明党の太田昭宏代表と会談、内閣改造について「国民生活重視、そして国民生活目線の改革ということで態勢を作っていきたい」との考えを示し、同日中に内閣改造を断行することで正式合意した。
 今回の人事で最大の焦点となったのは幹事長ポストだが、首相は午前11時前から首相公邸で麻生氏と会談、幹事長就任を正式に要請した。
 この中で麻生氏は、首相の今後の政権運営方針や幹事長として期待する仕事など数点について見解を求めた。麻生氏は、首相の説明に納得し、幹事長受諾を受け入れた。
 
 この後に開かれた麻生派総会で、麻生氏は「国家、国民、自民結党以来の危機に何もしないでいいのかと自問自答し、結論を出した」と受諾の理由を説明した。
 麻生氏はこの日、午前9時24分、滞在先の長野県・軽井沢から急きょ帰京した。到着前から新幹線の駅ホームには、ハンディカメラを抱えた記者ら数人が待機。
 水色のストライプが入った涼しげな白色ジャケットにワイシャツ姿の麻生氏は、報道陣からの「幹事長は受けるのか」との問いにも終始無言で、固い表情を崩さぬまま迎えの車に乗り込んだ。
 
 昨年9月の福田政権誕生時にも福田首相は麻生氏に閣僚に就任するよう要請したが、麻生氏から「党のために汗をかけというなら話は別だが、首相とは思想、哲学が違い、自分が入閣すれば福田カラーが薄れてしまう」と入閣を辞退された経緯がある。
 福田首相にとって今回の改造は、「福田カラー」を出して政権浮揚を図る最後のチャンスだが、「麻生氏の幹事長起用は『福田カラー』を封印するのと同じこと」(自民党中堅)といった見方は強い。
 
 それでも、首相が麻生氏にすがったのは、「公明党が福田政権離れを起こしている。もはや麻生人気に頼らなければ、政権はもたなくなる」(自民党有力筋)と判断したためだ。
 さらに、別の永田町有力筋は「反主流派とみられている麻生氏だが、実は陰で首相に対して、いろいろ助言を行ってきた。首相が麻生氏の助言を取り入れることは少なかったようだが、この人なら信頼できるし、苦境の政権をなんとかしてくれると思ったのでないか」と解説する。
 
 実際、内閣改造について曖昧な態度をとり続けた福田首相による麻生氏取り込み工作は執拗だった。
 首相の後見人とされる森喜朗元首相が今週半ば、麻生氏に対して幹事長就任を打診。
 31日には、首相自らが、長野県・軽井沢に滞在していた麻生氏に対して電話で就任の要請を行ったとされる。
 
 首相側にすれば、ポスト福田を狙う麻生氏を抑えたいとの思惑もあったとみられるだけに、麻生派議員には「福田政権はドロ船だ。
 これに乗るメリットはまったくない」と反対する声も強かった。
 支持率の低い福田内閣に取り込まれたという印象を与えれば、麻生氏の評価が下がる危険もあるほか、総選挙で負ければ連帯責任を負う可能性が高いためだ。
 一方で、麻生氏には「自民党は、国民からの信頼回復を急がねばならない」との強い危機感があった。
 
 麻生氏側近の1人は「福田首相との会談で、首相が今後、何を目指して政権運営を行い、また麻生氏に対して何をしてほしいのか、自分の考えをきちっと示したため、麻生氏は幹事長を受諾した。
 首相がきちっとした考えを示さなければ受諾しなかっただろう」と打ち明ける。
 麻生氏の幹事長受諾を受け、福田首相は同日午後、自民党本部に入り、新役員人事に着手。
 
 党4役である総務会長に笹川堯衆院議院運営委員長、政調会長には保利耕輔元文相。また、古賀誠選対委員長と大島理森国対委員長、細田博之幹事長代理の留任が決まった。
 内閣改造は午後6時前後に首相と自公両党の幹部が組閣本部を設置して行われる運びだが、すでに町村信孝官房長官の留任が内定。
 経済財政担当相には与謝野馨前官房長官の起用も固まったほか、党幹事長の伊吹文明氏は財務相として入閣する方向で、「増税路線シフトだ」(自民党筋)との見方もある。党総務会長の二階俊博氏の入閣も固まった。
 皇居での認証式や初閣議は2日に行われ、福田改造内閣が正式に発足する。
 

●首相説得、麻生氏が折れた 改造の舞台裏・・・という記事を産経新聞が配信している。
 
 麻生太郎が、首相の福田康夫から電話を受けたのは7月31日夜。山形・かみのやま温泉で妻と2人で静養中のことだった。
 「幹事長を引き受けていただけないですか…」
 福田の言葉に麻生は「何をいきなり…」と口ごもったが、予感はあった。
 福田の後見人である元首相、森喜朗から内々に打診されていたからだ。
 その際は「そんな話は軽々にお返事できない」とかわしたが、もはやごまかしはきかない。
 「せっかくのお言葉ですが…」と麻生は断ったが、福田は「何とかお願いしたい」と食い下がった。
 内閣支持率の低迷が続く中での初めての内閣改造。しかも公明党が年内解散にかじを切り、政権と距離を置き始めており、人事の失敗は許されなかったのだ。
 
 中でも麻生を政権の中枢に取り込むことは必須要件だった。国民的に認知度が高く人気のある麻生は「自民離れ」を食い止めるにはうってつけだからだ。
 党内情勢を見ても先の総裁選のシコリは大きい。福田陣営は8派連合で麻生包囲網を構築したが、若手・中堅が麻生支持に回り330票対197票まで詰められた。
 反主流となっても麻生支持層の結束は固く、政権への脅威となっていた。
 
 一方、麻生も軽々に幹事長を受諾するわけにはいかなかった。
 これまで「福田内閣とは思想・哲学が違う」と公言しており、自らの支持層の期待を裏切ることになりかねない。
 次期総裁選をにらむと首相と一蓮托生(いちれんたくしょう)となる幹事長への就任はリスクが大きい。
 先の総裁選で福田の出身派閥である町村派に「クーデター説」を流された苦い思い出もある。
 とはいえ、麻生は福田には遺恨はなかった。日銀総裁人事などで福田が苦境に陥った際は自ら電話し励ましたこともあった。
 
 麻生「こんな話を電話ですべきじゃないですよ」
 福田「では明日11時、公邸でお待ちしています」
 翌1日、首相公邸で待ちかまえた福田は40分あまり麻生を口説いた。
 「自民党は存亡の危機だ。力を貸してほしい。党総裁としてお願いする」
 この殺し文句に麻生はついに折れた。粘り腰の勝利だった。
 麻生の幹事長受諾に安堵(あんど)した福田だが、党役員人事はギリギリの段階で紛糾した。
 
 福田は選対委員長の古賀誠と総務会長の二階俊博は代えない腹づもりだった。
 「道路族」の重鎮2人を味方につけなければ、道路特定財源の一般財源化は不可能だと踏んだからだ。
 だが挙党態勢構築には、前回党四役入りを逃した第2派閥の津島派からの起用が不可欠。
 そう考えた福田は政調会長、谷垣禎一の後任に元文相の保利耕輔を充てた。
 政策通の上、国対委員長経験者の保利は政調会長に適任に映ったようだ。
 
 ところが、津島派が元首相の森喜朗らを介して福田に求めていたのは衆院議運委員長、笹川堯を総務会長に起用することだった。
 津島派幹部は福田が内諾したとの感触を得ており、津島派事務所では幹部が笹川を囲み、福田の連絡を待っていたのだ。
 福田はギリギリの段階で保利の起用を思いついたようで保利に電話したのは1日昼前。党四役への抜擢(ばってき)を思ってもいなかった保利はゴルフの真っ最中だった。
 しかも保利は郵政民営化で造反し、平成18年暮れに復党後は津島派には戻らず、無派閥だったことも福田は失念していたらしい。
 「保利が党四役に起用されるらしい」
 津島派は騒ぎになった。「保利氏は津島派にはカウントしない。もう倒閣だ」との声も上がった。
 
 会長の津島雄二は福田に電話で「このままならわが派から閣僚を出さない」と通告。
 結局、福田は笹川を総務会長に起用、二階は閣僚で処遇することになった。
 二階は福田の要請に応じたが、面白いはずがない。「二階総務会長留任」と報じた新聞社幹部からわびの電話が入ると、二階は仏頂面でこう応じた。
 「気にしなくていい。誰でも間違うような状況だったんだ」
 
 泥縄の人事は夜まで続いた。福田は谷垣を防衛相に起用を考えたが、拒否されたため、国交相に横滑りになった。
 このあおりを受け、他の閣僚ポストもコロコロと入れ替わった。大量の入閣待機組の初入閣も見送られた。
 終わってみれば、目新しいのは麻生の起用だけといえなくもない。ある閣僚経験者は首をかしげた。
 「首相は『自前の内閣』を持ちたかっただけなんじゃないか。そもそも総選挙を打つ気はあるのか…」・・・
 

●福田改造内閣について、東国原英夫・宮崎県知事は
 「原油の高騰や医療福祉、年金など喫緊の課題にどうスピード感を持って取り組むかが今後の課題だろう。国民、県民の生活に直結した行政課題を、きちんと解決する内閣であってほしい」と注文をつけた。
 
 橋下徹・大阪府知事は新内閣に対して
 「分権と道州制。この一点に期待する。この機を逃したら、今までと同じような国のシステムで国民は税金を取られるばっかり。
 地獄に落ちていくだけ。日本が沈まないために、大阪が沈まないための内閣になってください」と述べた。
 
 一方、石原慎太郎・東京都知事は
 「おれは(入閣リストに)入ってなかった」と報道陣におどけて見せながら、
 「役人に引きずり回されて政治家が役に立たないみたいな、そんな構造をぶっ壊す、ちゃんとした内閣を作ってほしい」とエール。
 「この内閣改造で選挙に勝てるか」との問いには、にやりと笑って振り返り、「思わない」と言って立ち去った。

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