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無責任唖然呆然会見の 空ろなまなこ日本の悲劇 (09月02日)(火)

 福田首相辞任一色のニュースでいっぱいになっている。
 晴れ曇り風がある。 24−31度C 8時45分 トーヨーで打ち合わせ 9時 区へ 9時30分 生活振興部 天沼産業課長の説明 財政援助団体 江戸川区農業クラブ  東京都公衆浴場業生活衛生同業組合江戸川支部の行政監査
 13時15分 江戸川区区民まつり実行委員会の監査
 夜は田辺悟「人魚」を読む。
 

●「一国のリーダーとして力不足だ」。経済小説の第一人者、高杉良氏が福田康夫首相に苦言を呈した。
 急速に落ち込んでいる経済を立て直すために必要とされるリーダーシップやメッセージの発信力が欠けていると批判する。そのうえで、サラリーマンにエールを送った。
 
 「戦後最大の国難といってもいい」。長年日本の企業や経済をウオッチしてきた高杉氏は、現在の経済状況について極めて厳しい認識を示した。
 石油や食品価格が高騰し、不動産会社を中心に倒産件数も増加、政府や日銀が景気判断を下方修正するなど、確かに日本経済は悪化するばかり。
 
 だが、高杉氏は従来の景気後退局面よりさらに深刻な事態だと訴える。
 それは米国のサブプライム住宅ローン問題が発端となっているためだ。
 「第2次大戦後、米国発の世界恐慌は起きていなかった。米国経済の不安は底がまだ見えておらず、世界的な信用収縮が深まっている」と指摘。
 加えて高成長を続けてきた中国経済も「五輪後は何が起きても不思議じゃない。不況になる可能性も否定できない」。
 
 日本経済が悪化したのは、「政治の責任も大きい」と強調する高杉氏。
 その“元凶”は、かねてから同氏が批判してきた小泉純一郎元首相と、小泉内閣で経済財政相や金融相、総務相を歴任した竹中平蔵氏だと断言する。
 「改革を売りにしてきたが、ほとんど成功していない。大手銀行に多額の貸倒引当金を積み増しさせたが、その後に引当金が不要になって『戻り益』が出たことで、やりすぎだったことが明らかになった。
 道路改革は中途半端。郵政改革も地方の郵便局が傷んでおり、失敗といっていい。やったことは格差社会を助長させただけ」と厳しい評価を下す。
 
 これに対し、安倍晋三前首相、そして福田首相について「小泉−竹中路線の負の遺産の処理に追われたというのが実情で、同情すべき余地はある」と高杉氏。
 だが、国難の現在、リーダーとして福田首相がふさわしい力量の持ち主かというと、話は別のようだ。
 高杉氏は「リーダーに求められるのは決断力、リーダーで世の中も変わる。だが、福田首相は曖昧模糊としていて、はっきりものを言わない。毒ギョーザ事件で中国に何も言えなかったのが典型例だ」とし、「一国のリーダーとしては力不足」と明言する。
 
 経済政策についてもメッセージが足りないと高杉氏は指摘した。
 「消費税も本来は引き上げるべきだが、地方を中心にこれだけ経済が傷んでいてはできない。福田首相は『消費税を上げたいのはやまやまだが、現在の経済状況ではできない。景気対策をやります』と、はっきりしたメッセージを国民に送るべきだ」
 物価は上がるが給料は上がらない。経済無策のしわ寄せがサラリーマンに来ている。高杉氏はこんなエールを送った。
 
 「閉塞感の強い状況だが、日本人の底力はある。サラリーマンも使命感や危機感を持って、企業の中で何ができるかを考えるべき。
 スキルをみがくチャンスでもある。そうすると必ず乗り越えられる」

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