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この国を一体どうする政治家の 空しきあがき今日も暮れ行く (09月03日)(水)

 ポスト福田をめぐって誰が次期総裁候補になるのか、思惑が錯綜している。
 晴れ 27−31度C 8時45分 トーヨーで打ち合わせ 9時区へ 9時30分 江戸川区環境事業団の監査 10時30分 環境部閑環境推進課 NPOえどがわエコセンターの監査
 13時15分 子ども家庭部 児童女性課 指定管理者 社会福祉法人共生会(そよかぜ松島荘)監査
 15時 退庁 16時 「カレント」編集委員会(成城クラブ) 18時 終了 18時15分 竹中氏 星野氏 大隅氏らとの夕食・懇談会(有楽町・ゆうらく) 20時30分終了解散。 夜は服部龍二「広田弘毅」を読む。
 

●福田康夫首相が1日、「敵前逃亡」ともいえる辞任を表明したことで、永田町の焦点は「ポスト福田」に移った。
 最有力候補である自民党の麻生太郎幹事長は2日午前、総裁選への出馬を改めて表明したが、党内からは早くも「反麻生」の動きが顕在化してきた。
 対抗馬として、小池百合子元防衛相が2日、出馬を強く示唆したのだ。
 ほかに、野田聖子消費者行政担当相や石原伸晃元国交相らの名前も取りざたされる。
 「10月解散」説も浮上するなか、自民党総裁選が混乱を極めるのは必至の情勢だ。
 
 「(首相の)会見を繰り返し見たが、大変熟慮されたのでは。自民党の危機ではなく日本の危機だ」
 小池氏は2日午前7時半過ぎ、東京都品川区の自宅マンション前にスーツ姿で現れ、福田首相の心中を推し量るように、1日の辞任劇を振り返った。
 そのうえで、総裁選への対応について、「皆さんと危機感を共有していきたい」と日本初の女性総理を目指し、総裁選へ出馬する意欲を強くにじませた。
 小池氏には、党内の中堅・若手から推す声が出ている。
 
 政権をあっさり放り投げた福田首相。永田町では終わった政治家に用はない。
 党内は、最大の関心事である「ポスト福田」に向け、大きく動き始めた。
 自民党は2日午後、総裁選挙管理委員会を開き、総裁日程を決定する。
 現時点で、「10日告示、22日投開票」が有力だ。
 注目の候補としては麻生、小池(町村派)両氏のほか、古賀誠選対委員長(古賀派会長)が後ろ盾とされる野田聖子氏(無派閥)、石原伸晃氏(山崎派)らの名前が早くも浮上するが、麻生氏が軸となることは間違いない。
 
 麻生氏は2日午前、党役員会後の会見で、「(総裁を)受ける資格はあると思う。自分なりの考えを実行したい」と、出馬意欲を重ねて表明した。
 外相や総務相、幹事長、政調会長を歴任し、総裁選にも3回出馬し、昨年9月の総裁選では福田首相(330票)に次ぐ197票を集めた。
 最近の「ポスト福田」を問う世論調査ではトップで、次期総選挙の「顔」としても期待できる。
 麻生氏は財政出動もいとわない「積極財政派」で、消費税10%を視野に入れる「財政規律派(増税派)」の与謝野馨経済財政担当相とも親しい。
 この数カ月の政局を主導してきた公明党との関係も良好だ。
 
 麻生氏にも弱点がある。麻生派が弱小派閥(20人)のうえ、党内に「麻生嫌い」が多いこと。昨年9月の総裁選でも「本命」といわれながら、安倍晋三前首相の辞任に絡んだ「クーデター説」を流布され、「麻生包囲網」によって敗れ去った。
 麻生派は2日午前、緊急総会を開き、麻生氏支持を確認したが、昨年の反省から「反麻生」の動きが広がらないよう慎重に支持固めを進めている。
 今回は、幹事長就任を受諾した際の「禅譲密約説」が広がりつつあるが、麻生氏は先の会見で「その種の話は1回もない」と否定した。
 
 これに対し、有力な対立候補として浮上した小池氏の背後には、反麻生の旗頭ともいえる中川秀直元幹事長が控えている。
 中川氏は、小泉改革路線を引き継ぎ、経済成長重視を唱える「上げ潮派」の中心人物で、麻生氏や与謝野氏の「積極財政派」や「財政規律派」と敵対している。
 麻生氏がプライマリーバランス(基礎的財政収支)を2011年度に黒字化させる政府目標の先送りを提案した際、自身のHPで「路線転換、即、政局」とかみついた。
 
 自民党国家戦略本部の本部長代行に就任した際、中川氏は副本部長に小池氏を抜擢した。中川氏は1日夜、「自民党らしく開かれた総裁選を行うべきだ」と、麻生氏を牽制し、対立候補擁立を示唆した。
 小池、中川両氏が所属する町村派は、安倍氏と福田首相が連続して政権を投げ出す形で辞任したことから、「今回は派閥として候補者擁立に動かない」(町村派幹部)ことを確認しているが、個人としての出馬は容認する考えだ。
 
 小池氏にとって、もう1人のキーマンは、いまだに国民的人気が高い小泉純一郎元首相だ。
 福田首相が、麻生氏を取り込んだ先の内閣改造や政策転換は「反小泉路線」とされるが、小泉氏は不気味なほど沈黙を守っている。
 小泉氏は周囲に自身が出馬する意思がないことを伝えている。
 ただ、麻生氏の後継に反発し、首相時代に重用した小池氏への支持を打ち出せば、小泉チルドレンら党内に幅広い支持が広がる可能性がある。
 
 かつて「影の宰相」と恐れられた野中広務元幹事長も無視できない。
 野中氏は、昨年9月の総裁選で麻生氏に傾きつつあった「ポスト安倍」の流れをひっくり返す原動力となった。議員を辞職して5年たつが、野中氏はいまだに政界に隠然たる力を持つ。
 野中氏は、麻生氏の人間性を問題にしており、先月24日の報道番組で、「麻生さんではダメです。そのようなことがあったら、国民の皆さんに(麻生氏の問題を)明らかにする」と、身を挺して“麻生総理”を阻止すると宣戦布告した。
 
 自民党総裁選のポイントは、
 (1)次期総選挙の「顔」になれるか
 (2)公明党・創価学会の支持を得られるか−の2点に絞られている。一体、誰が勝ち残るのか。

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