<カレンダーへ戻る
バックナンバー 

上げ潮派財政出動積極派 乱立混戦総裁選挙 (09月05日)(金)

 風がある晴れのち曇り 23−29度C 9時 案件があって吉岡氏 三田氏と要談 12時 クールクセス・ロドリゲス氏らと昼食会・要談(千代田区内)
 15時 中河氏 細谷氏と案件があって要談(中央区内) 
 18時 案件があって李快天氏と懇談(千代田区内) 夜は高貝弘也「白秋」を読む。
 

●小池氏と石原氏のマル秘戦略と逆転への中川秀直氏のシナリオとは・・・
 自民党総裁選は、麻生太郎幹事長(67)、小池百合子元防衛相(56)、与謝野馨経済財政担当相(70)、石原伸晃元政調会長(51)の4氏が軸となり、経済政策を焦点に争われる構図となった。
 中川秀直元幹事長が主導する「上げ潮派」からは小池、石原両氏が出馬して共倒れも懸念されるが、一方で中川氏らによる形勢逆転へのしたたかな二枚看板戦略も透けてみえる。
 
 「いろいろな方々から励ましをいただいている。環境が変わりつつあると思っている」。
 小池氏は4日、記者団に語り、立候補に必要な国会議員20人の推薦人を確保したことを示唆。同日夕には来週発売の週刊誌のインタビューに応じるなど動きを加速させている。
 小池氏の出馬をめぐっては一時、「推薦人確保が難航」との情報が永田町をかけめぐった。石原氏が先に出馬を表明し、「常識的に、上げ潮派からは石原氏ひとりしか出られないのではないか」との観測があったためだ。
 
 実際、小泉純一郎元首相から続く「構造改革路線」の旗手を自任する両氏の支持層は重なる部分が多い。
 上げ潮派や小泉チルドレン、世代交代を狙う中堅・若手の面々で、「こうした票を食い合う」(中堅)と懸念する向きも強い。
 だが、こうした懸念をよそに、今後の政局で影響力を発揮したい実力者らは不可解な動きを見せた。
 
 小池氏擁立に動いていた中川氏は3日、石原氏が所属する山崎派の山崎拓前副総裁に「石原氏も出したいので協力してほしい」と要請。麻生氏支持で、小池氏擁立に不快感を示していた森喜朗元首相も同日、中川氏に「『出たい』と言う者に『出てはいけない』と言えるような時代ではない」と小池氏出馬を容認し、4日は石原氏やその関係者と会談し、協力要請を受けた。
 こうした動きについて、上げ潮派の若手は「両氏ともに、『勝てる』と胸を張っては言えないが、自民党にとっては、総選挙をにらんで、総裁選を盛り上げる必要がある。2人はうってつけだ」と語る。
 
 永田町では、小池、石原両氏の出馬をめぐって、“反麻生”の旗頭、中川氏が絵を描いているとの見方が強い。中川氏は、どんな秘策を描いているのか。
 自民党ベテラン議員は「上げ潮から2人だしたのは、決選投票を視野に入れた戦略だろう」と指摘する。
 総裁選は過半数を得票した候補者がいなければ、上位2候補による決選投票となる。
 
 このベテラン議員は「小池、石原両氏のいずれかが決選投票に進めば一本化して上積みできる。
 進めなくても、キャスチングボートを握れる。勝った方はその後、上げ潮派を無視できなくなる」と解説した。
 こうした思惑とは別に、小池氏は女性初の首相候補として注目を集め、パフォーマンスの華やかさには定評がある。石原氏は東京都の石原慎太郎知事の長男で、芸能界の「石原軍団」が応援にくれば、注目度は抜群だ。
 上げ潮派の若手は「総裁選中、どちらかの人気が国民の間で爆発すれば流れが変わる。
 見た目のいい2人がテレビに出て政策を訴え、気がついたら上げ潮がブームになる可能性だってある」と期待する。
 政策論争でも、小池、石原両氏の補完関係を指摘する声もある。
 
 「公開討論になれば、候補者が3人の場合より、発言機会が増える。
 そもそも、政策の発信力は麻生氏や与謝野氏が上だが、小池氏と石原氏がタッグを組めばたちうちできる。石原氏は経済に強いかもしれないが、外交政策をめったに聞かない。逆に小池氏は外交が強いという側面もある」(山崎派議員)
 小池、石原両氏はただの「にぎやかし」で終わるのか、大化けするのか。
 総裁選レースは混沌とした様相を呈してきたようだ。

<カレンダーへ戻る