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ウオール街弱肉強食危機せまる ばくち相場のむくいのはてに (09月17日)(水)

 爽やかな晴れ 22−27度C 10時 案件があって古河氏 富谷氏と要談(区内) 12時 國際政経懇話会に出席する(千代田区内)  18時 夕食会(港区内ホテル)
 夜は梅原 新平「神仏のしずめ」を読む。
 

●世界の株式市場に激震をもたらした米証券大手リーマン・ブラザーズの経営破綻(はたん)問題は深刻である。
 混乱は原油、穀物高による物価高で苦しむ日本の国民生活にどう影響するのか。
 経済の専門家に話を聞くと、「短期的に物価高は収まる」というものの、中長期的に世界的大不況となる危険性をはらんでおり、給料やボーナスにも響き、
 「最悪のシナリオを見込んで生活設計したほうがいい」との助言も。日本社会の先行きはどうも暗そうだ。
 
 「短期的にインフレは収まる」と物価高は沈静化するとみるのは、元大蔵官僚で慶応大学ビジネススクールの小幡績准教授。
 「金融市場が悪化する可能性が高まり、穀物や原油など投機の部分は売られるので、価格高騰は収まる」。経済ジャーナリストの荻原博子さんも同じ見方で「リーマンの破綻で円高になっている。
 穀物は米国産が多く、物価は一時的に落ち着くのではないか」。
 
 経済アナリストの森永卓郎さんは、同じように物価は落ち着きを取り戻すとみるものの、一部で物価上昇は続くと予測。  「これまでメーカーは原材料費の高騰分をすべて小売価格に転嫁せず、値上げを極力抑えてきた。上昇分をゆっくり調整するものもあるだろう」と指摘する。
 半面、企業経営は厳しさを増す。荻原さんは「投資が手控えられると資金が回らなくなり、今すぐ運転資金が必要な中小企業などへ資金が行き届かなくなる」として、倒産が増えるのではと危ぶむ。
 
 また、円高傾向と米国経済の低迷は輸出産業を直撃。業績が悪化すればサラリーマンの給料にも響く。荻原さんは「ボーナスを抑えようとか人員削減しようという話に進む。給料も下がる」と予測。
 「公的年金の運用にも打撃で、支給開始年齢がさらに上がってしまうのでは」とも。
 小幡准教授は、将来的に世界的大不況になる恐れがあるといい、「金融のプロ中のプロも予測できないほど先行きが不透明な時代となる。悪いシナリオを見込んで生活設計を」とアドバイスするが、一体どうすればよいのか…。

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