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小泉の引退の報伝わりて 議員世襲に厳しき世論 (09月26日)(金)

 小泉前首相が引退すると発表した。曇り23−26度C 8時45分 トーヨーで打ち合わせ 9時 区へ 10時 例月出納検査 田口会計室長の説明を受けた。
 監査委員協議会 報告書作成 10月の予定表など。
 13時 退庁 15時 レクサスを運転して「カレント」役員会(有楽町・成城クラブ) 17時30分に帰宅 
 18時 深見氏を囲む会(区内) 深見氏 大場氏 日下部氏 八武崎氏 深江氏 小生。 20時30分に終了して徒歩で帰宅した。 夜は組坂繁之「対論 部落問題」を読む。
 

●小泉純一郎元首相(66)=神奈川11区=が政界引退を表明したことは、自民党内に衝撃を与えた。
 約80人の小泉チルドレンが“父”を失ったショックは大きく、中川秀直元幹事長が主導する「上げ潮派」は戦略の修正を迫られることになりそうである。
 次期総選挙の勝利が至上命題である麻生太郎政権も、このダメージで十数議席を失うと試算する識者もいる。
 「今期で衆院議員としては勇退することを決断した。みなさんには大変お世話になった」
 26日午前、小泉氏は都内の町村派事務所で森喜朗、安倍晋三両元首相、町村信孝前官房長官らと会い、引退の意思をこう伝えた。
 
 小泉氏は会談で、06年9月の首相退任時から引退のタイミングを図っていたと説明。後継者に指名した次男の進次郎氏(27)が自身の初当選時と同じ年齢になったことを挙げ、「ちょうどいいめぐり合わせだ」と語ったという。
 また、「今はいろいろなことがあっても麻生首相を選んだのだから、麻生氏でしっかり頑張ることだ」とも語ったという。約30分の会談後、小泉氏は記者団に「明日、横須賀、三浦でお話しします」と述べた。
 
 同日の閣議後会見では、「引退は少し早い」(与謝野馨経済財政担当相)と惜しむ声とともに、「引き際が見事」(鳩山邦夫総務相)と評価する声も。「1つの時代が終わり、新しい時代に入っていく感じがした」(甘利明行革担当相)といった感想も聞かれた。
 永田町では突然の引退について、「総裁選で支持した小池百合子元防衛相が地方票ゼロで惨敗し、影響力低下に失望した」「小泉改革路線から転換した麻生首相にあてつけた」という憶測も流れた。
 
 小泉氏が仕掛けた05年の郵政総選挙で、大量当選した小泉チルドレンは「言葉にできないほど驚いている」(猪口邦子元少子化担当相)などとショックを隠せない様子である。
 次期総選挙で「チルドレンは60人以上が落選する」(選対関係者)といわれており、「あれだけ改革勢力を作って突然辞めるなど無責任だ」と非難するような声も。
 「上げ潮派」も誤算だ。総選挙後の新党を含め、小泉氏を政界再編の核としたい思惑も指摘されたが、冷や水を浴びせられたのは間違いない。
 中川氏は25日、「政治活動は続けると言っていたので、これからも連携しながら改革派として引き続き頑張りたい」と記者団に語った。
 
 次期総選挙への影響も見逃せない。
 政治評論家の浅川博忠氏は「小泉氏が見捨てる形となった麻生首相に対し、有権者は『古い自民党の政治手法に戻った』との印象を持った。もともと自民党には逆風が吹いているが、関東、近畿、中部の都市部のうち、接戦の選挙区で各3議席ほど落とすのでは。比例も含めて約15議席減にはなりそうだ」と分析した。
 「改革」を掲げた小泉氏が、次男を後継指名するという古い世襲にこだわったことが、麻生政権に与えるダメージも指摘される。
 麻生内閣は、閣僚18人のうち11人の親が国会議員で、2人は親が県議という“世襲議員”ばかり。今後、世襲批判が燃え上がり、支持率低下につながる可能性もある。
 

●北朝鮮と韓国の軍事境界線上にある板門店の北朝鮮側に突如、重厚な監視所が出現した。
 老朽化したままだった建物がわずか数日で改築されたのだ。
 「将軍さまが板門店で兵士を激励された」との放送も登場。
 北は軍部による強硬姿勢を鮮明にするとともに、金正日総書記の重病説で広がる動揺の沈静化に躍起になっているとみられる。
 
 改築が確認されたのは、板門店の東西に設置された監視所3カ所。
 韓国側から目撃した人の話によると、トタン屋根で老朽化が目立っていた監視所が9月初めに突然、幕で覆われたかと思うと、幕の中で工事が始まり、遅くとも今月10日には重厚な近代的監視所が姿を現したという。
 
 コリアレポート編集長の辺真一氏は「北は記念日に合わせて建造物を建てることがあった。
 おそらく9日の建国60周年に完成を間に合わせたのだろう」と指摘。
 韓国の李明博政権成立以来、北は韓国との敵対姿勢を鮮明にしてきたが、「韓国に対抗する意識の表れだ」とも分析する。
 北は12日には、「米国がわが国の情勢がおかしいと盛んにあおり、兵士たちが動揺したとき、将軍さまが板門店にお出ましになり、兵士の肩をたたいて勇気づけられた」との1990年代のエピソードを日本向けにラジオ放送したことが確認された。
 
 辺氏は
「日本向けに流したということは当然国内でも放送している。
 金総書記が倒れたのは口コミで伝わる。北が最も懸念するのは軍に波及し士気が落ちること。
 特に兵士に向け北が微動だにしないことをアピールする必要があったのだろう」と推測。
 「こんなエピソードを持ち出すのは、裏を返せばそれだけ軍内部が動揺している証拠だ」とも指摘した。
 
 金総書記が倒れたとされる8月中旬以降、北は核施設無能力化を中断するなど、軍強硬派の意向を反映したような米への対抗姿勢を強めている。
 新たに建設中のミサイル施設ではテポドン2号とみられるエンジン実験も確認された。
 板門店の新たな監視所登場は韓国のみならず、日米を含めた国際社会への宣戦布告のノロシとなるのか。北の情勢から目が離せそうにない。
 

●政治生命を賭け、政権交代を目指す民主党の小沢一郎代表が夕刊フジの単独インタビューに応じ、24日に内閣を発足させた麻生太郎首相に対し、「(物事を)深く考えていない」と断じた。
 2代続けて政権を投げ出した自民党にも、「もはや政権担当能力はない」と切り捨て、汚染米問題などに関連し、「腐りきった役所に責任を取らせる」と公約した。
 そのうえで、次期総選挙を見据えて「この一戦に政治生命を賭ける。国民のため、新しい政権をつくる」と宣言した。
 
 −−麻生首相を政治家としてどう評価する
「よく知らない。高貴なご出身だから付き合いもない」
 
 −−総裁選中、麻生首相は死者2人を出した集中豪雨について「安城や岡崎だったからいい」と語った
 「あまり(物事を)深く考えていないのだろう。彼の経済政策を聴いていても、国民の感覚とズレている気がする」
 
 −−祖父の吉田茂元首相と比べてどうか
 「吉田元首相には見識があった。ある意味で役人だが、それなりの人物だ。
 私の父(小沢佐重喜)も、吉田内閣で運輸相や建設相などで入閣している。
 恩人でもある。(麻生首相とは)資質の違いを感じる」
 
 −−安倍晋三、福田康夫両首相が政権を投げ出した
 「2代連続だ。自民党総裁は政権を投げ出すことができても、国民は生活を投げ出すことができない。それに対する謝罪もなく、出来レースの『総裁選ごっこ』に興じるなど、論評するまでもない。
 国民の方々も『もはや、自民党に政権担当能力はない』と見抜いただろう」
 
 −−総裁選中、リーマン・ブラザーズが破綻した
 「リーマンショックは深刻だ。『世界大恐慌の一歩手前』という識者の指摘もある。
 米国は対応しているが、それだけでは済まないのではないか。
 日本にも救済・支援を求める奉加帳が回ってくるだろう」
 
 −−麻生首相はリーマンショックなどを受け、「解散・総選挙前の補正予算成立」と主張している
 「基本的な認識が間違っている。民主党は『国会審議をやろう』と求めている。
 自民党は『審議、審議』と口では言いながら、本音ではボロが出ないうちに解散する気だ。
 補正予算で重要なのは中身。(賛成するかは)中身次第。自民党は役所がつくった補正予算案を出してくるだろうが、国民の生活を助ける中身にはなっていない」
 
 −−汚染米の問題は
 「とんでもない話だ。多くの国民が『知らない間に汚染米を食べさせられたのでは…』と不安を感じている。
 汚染米を放置したのは農水省だが、薬害C型肝炎の患者を見捨てた厚労省、年金問題を深刻化させた社会保険庁、ガソリン税を流用していた国交省と、役所が腐りきっている」
 
 −−自民党と役所の関係は
 「自民党と役所、業界は何十年にもわたり政官業癒着を続け、自分たちの既得権益を守ってきた。
 それが腐敗し、機能不全を起こしている。民主党が政権をとれば、役所にも明確に責任を取らせる。十手(検察や警察)の力を借りなければならないケースもある」
 
 −−政策の優先順位は
 「政権獲得後に直ちに実行する政策の1つとして、高速道路の無料化を考えている。
 物流コストが下がり、景気対策にもなる。子ども手当(1人月額2万6000円)も可能なら初年度からやりたい。そのほか、関連法案の成立後、2年以内に実行する政策と衆院任期の4年後までに実行する政策の3つに分けた」
 
 −−自民党は「財源がない」と批判している
 「一般会計と特別会計を合わせて国の純支出は212兆円ある。
 この税金の使い道を抜本的に改める。『国民の生活に何が大切か』という基準で、すべての予算を組み替えれば約1割の22兆円は捻出できる。
 自民党はこれまで莫大な無駄遣いを放置してきた。彼らの批判など意味がない」
 
 −−総選挙での国替えは
 「現時点で結論を出していない」
 
 −−首相になった場合、4年先まで政権担当する気構えはあるか
 「政権を獲得すれば、日本を立て直す素晴らしい政策をバシバシやる。
 国民から『もっとやってくれ』という声が出るくらいに頑張りたい」
 
 −−総選挙の争点は
 「民主党代表に就任して2年半、私は北海道から沖縄まで全国を回り、国民生活や地域が壊された現場を見てきた。日本はいまや主要国で、下から4番目の格差大国になった。
 生活に苦しむ人々を見て、『こんな思いをさせて申し訳ない』と唇をかみしめていた」
 「小泉政権以来、国民生活を守るセーフティーネットを整備しないで、市場万能、弱肉強食の政治を進めた結果だ。
 明治以来の官僚主導の統治機構の限界でもある。国民のために、政治生命をかけて新しい政権をつくる。政治・行政の仕組みを抜本的に変える」

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