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ガザ哀し罪なき住民今朝もまた ひつぎを担ぎ墓地にむかいぬ (01月29日)(木)

 寒い朝散策をするが、霜は降りていない。この春に雪も一回だけである。
 3−9度C 曇り 午後は遅くから小雨が降る。 8時30分 境田氏 河野氏 村壁氏と案件があって要談(葛飾区内)
 13時 ジャック外村氏 幸田シャルマン氏と昼食(中央区内) 17時 日米協力経済会合に出る(千代田区内)
 夜は森毅「数の現象学」 久能靖「昭和天皇かく語りき」を読む。
 

●麻生太郎首相は29日午後、衆院本会議で行われた代表質問で、官僚OBが再就職を繰り返す「渡り」に関し「国民からの厳しい批判や国会における議論を踏まえ、今後、申請が出てきた場合でも認める考えはない」と明言し、自らの在任中は政府によるあっせんを全面的に禁止する考えを表明した。
 
 この問題で首相はこれまで、例外的に認めるケースもあり得るとの立場から「原則禁止」と答弁してきたが、明確に禁止を打ち出すべきだとの意見が与党内でも高まってきたのを受け、方針転換した。自民党の細田博之幹事長への答弁。
 
 消費税率引き上げに関しては「景気をきちんと立て直すことが前提」と強調。「消費税の全収入は社会保障給付や少子化対策に充てる。官の肥大化に使うつもりはない」と、将来的な税率引き上げに理解を求めた。
 
 民主党の鳩山由紀夫幹事長は早期の衆院解散・総選挙を求めたが、首相は「国民の生活と雇用を守るため経済対策と予算をつくることに全力を注いできた。いずれしかるべき時に野党との争点を明らかにして信を問いたい」と答えた。
 

●宮内庁は29日、天皇、皇后両陛下の負担軽減策について発表した。
 全国植樹祭や国体開会式などに出席された際の天皇陛下の「お言葉」をなくし、来日した外国賓客との面会も減らす。
 
 記者会見した風岡典之次長は「両陛下は公務や宮中祭祀(さいし)を非常に大切にされており、行事そのものをなくすのではなく、負担軽減につながるよう内容・方法をきめ細かく見直した」としている。
 
 75歳になられた天皇陛下は、昨年12月にはストレスに起因する胃腸の炎症や不整脈の症状が見つかっていた。皇后さまもここ数年、めまいや背中の痛みなどを訴えられており、同庁が昨年来、両陛下の負担軽減策を検討していた。
 

●「保守王国」山形の知事選で勝利するなどイケイケムードの民主党内だが、その裏では実体のない不安感が漂っている。
 麻生太郎内閣の支持率は10%台まで落ち込み、次期総選挙での政権交代も視野に入っているが、
 「自民党がこのまま座視するはずがない」と感じているのだ。
 一時期を除き、50年以上も政権を維持してきた自民党だけに、2009年度予算成立後、不人気の麻生首相を引きずり降ろし、総選挙向けに「小池百合子首相」らを担ぎ出すというウルトラCを警戒している。
 
 「山形県知事選の結果(=自民党支援の現職知事が敗北)は大きい。自民党組織の衰弱に、麻生内閣の不人気が重なった。大多数の自民党議員は『麻生首相では総選挙は戦えない』と確信したはずだ」
 ある民主党中堅幹部はこう語る。「保守王国」山形での勝利に喜んでいるかと思いきや、逆に気を引き締めていたのだ。
 
 今週初め、定額給付金を含む08年度第2次補正予算案をめぐる与野党激突が注目されたが、永田町の関心事は「麻生政権はいつまでもつか」「反麻生陣営はいつ仕掛けるのか」に移った。
 前出の民主党中堅幹部は「小池元防衛相と石原伸晃幹事長代理がキーマンだろう」といい、「ポスト麻生」についてこう続ける。
 
 「8年前、森喜朗首相は相次ぐ失言などで内閣支持率を1ケタまで落とした。
 その後、小泉純一郎首相が登場して自民党への支持を盛り返し、同年夏の参院選で圧勝している。自民党が現在の逆風を変えようとするなら『日本初の女性首相』ぐらいのインパクトを求めるはずだ」
 
 「ただ、自民党内には、政党を渡り歩き日の当たるポストを確保してきた小池氏への嫉妬や不満が強いと聞く。一部に与謝野馨経済財政担当相を推す動きもあるが『選挙の顔』には弱い。
 石原慎太郎都知事を父に、俳優の故・石原裕次郎を叔父に持つ伸晃氏が浮上する可能性もある」
 
 これまで民主党は「ブーメラン政党」と揶揄されるほど、チャンスになると墓穴を掘り、自滅してきた。報道各社の世論調査で、小沢一郎代表が「首相にしたい政治家」の1位になり、次期総選挙での投票先でも民主党が自民党を上回る結果となっているだけに、自民党のなりふり構わぬ反転攻勢を警戒しているわけだ。
 
 とはいえ、自民党内では「麻生降ろし」の動きは沈静化している。離党した渡辺喜美元行革担当相を除き、多くの議員が早期に、09年度予算と関連法案を成立させることを政権与党の責任と考えているためだ。
 だが、これを裏返せば、このまま麻生内閣の支持率低下が続くようなら、予算と関連法案の成立後は、9月10日の衆院任期満了を見据え、党内で「ポスト麻生」を探る動きが活発化してもおかしくない。
 
 実際、反麻生議員の1人は「本予算が通るまではおとなしくしているが、それ以降はどう行動するか分からない」と漏らすほか、ある閣僚も夕刊フジに
 「(麻生内閣として)美名を求める気はない。ただ、日本をダメにしたという汚名は残したくない」と弱音を語る。
 民主党はこうした動きを察知して警戒しているわけだ。
 
 これに対し、サウジアラビアの首都リヤドを訪問中の安倍晋三元首相は27日未明、同行記者団と懇談し、麻生政権について
 「昨年9月に新総裁を選んだばかりだ。首相を代えて総選挙という選択肢はない」と交代論を強くけん制。
 党を二分した消費税増税問題が収束したことに触れ「党内が大きく2つに割れる問題はない。4、5月までは淡々と行く」との見通しを示した。
 とはいえ、「政権維持のためには、時代の空気に合わせて鵺(ぬえ)のように変化をし続けてきた」(永田町有力筋)のが自民党である。
 
 反麻生陣営の1人である自民党の山本一太参院議員は自身のブログ「気分はいつも直滑降」(27日)で、「小池首相」の憶測について触れ、最後にこう記している。
 「それにしても、小池百合子総理と野田聖子官房長官のコンビで選挙…ですか! 『実現の可能性』はともかく、ひとつの戦略かもしれない」

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