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笑うほどあきれたという一言に 政権の揺れ前後左右に (02月13日)(金)

 小泉前首相の痛烈な麻生批判がマスコミが大いに賑わしている。
 6時 起床 8時35分 トーヨーで打ち合わせ 8時50分 区へ 打ち合わせ 架電 来電
 14時 江戸川区都市計画審議会(区役所・第一委員会室) 曇り 8−17度C 暑いくらいの暖かさである。
 18時  金正日総書記生誕67周年祝賀会(飯田橋・朝鮮総連会館) 李國際部長や江口氏ら懐かしい顔が沢山来ていた。故三木元首相の夫人に顔も見えていた。
 夜は山内昌之「スルタンガリエフの夢」 吉田秀和「永遠の故郷・薄明」を読む。
 

●自民党の小泉元首相が12日、麻生首相を痛烈に批判したことは、党内で「麻生降ろし」の動きにつながる可能性がある。
 特に目玉政策である、定額給付金を盛り込んだ2008年度第2次補正予算関連法案の衆院再可決に異議を唱えたことは、政権の命運にかかわる問題で、超低空飛行で航行していた麻生政権が暴風雨に突入した格好だ。
 
 12日、党本部で開かれた「郵政民営化を堅持し推進する集い」の役員会。
 あいさつに立った小泉氏の表情は最後まで硬かった。
 定額給付金について触れた際には「『あの時賛成したけど、実はそうではなかった』と言いたくない」と述べ、先に郵政民営化について「賛成でなかった」と言った麻生首相を痛烈に皮肉った。
 首相が05年の衆院解散・総選挙を行った小泉氏を「奇人変人」と述べたことにも触れ、「私は常識をわきまえている普通の人だ」と不快感をあらわにした。
 
 会には、小泉氏や、中川秀直元幹事長、武部勤元幹事長、石原伸晃幹事長代理、塩崎恭久元官房長官に、05年衆院選で初当選した「小泉チルドレン」ら18人が出席。
 小泉氏は郵政民営化を「改革の本丸」と位置付けていただけに、出席者の一人は「首相の郵政民営化見直し発言は虎の尾を踏んでしまった」と受け止めた。
 首相周辺は「もう引退する人の発言で、たいしたことはない。線香花火のようなものだ」と強調するが、
 「小泉氏のお墨付きが出た。麻生首相ではダメという動きは活発化し、倒閣運動につながる」(若手)と見る向きさえある。
 
 小泉氏の発言により、2次補正予算関連法案の採決で造反者が出る可能性が出てきた。
 政府・与党は来週にも、衆院の3分の2以上の多数で再可決する方針だが、「チルドレンが軽挙妄動する恐れはある」(副幹事長)といった懸念が生じている。16人反対すれば再可決できず、その場合、麻生政権の命取りになりかねないだけに、執行部は引き締めを強める方針だ。
 「集い」の出席者の多くは現時点で、造反について「2次補正予算はすでに成立しており、意味はない」(閣僚経験者)などと否定的で、武部氏は終了後、記者団に「小泉氏は(再可決すべきではないという)話はしていない」と語った。
 
 それでも、執行部には「再可決できなかったら政権は終わりだ。そこまで覚悟して具体的に小泉氏が動くつもりなのかどうかは、見極めないといけない」(参院幹部)との不安も残っている。
 

●小泉発言を受け、民主党は13日、党幹部が緊急に集まり対応を協議したという。
 当面は発言を歓迎して定額給付金を軸に麻生首相への攻勢を強める構えだ。
 その一方で、自民党内のバトルに埋没した2005年の郵政選挙の悪夢、「小泉劇場」の再来に警戒感を強めている。
 
 「自民党も大変だな」。民主党の小沢一郎代表は12日夜、都内の日本料理店で国民新党の亀井静香代表代行と会食し、上機嫌で語った。
 鳩山由紀夫幹事長も同日、「小泉氏とその信奉者は小泉氏の思い通りに行動して、定額給付金にノーといって正しい結論を出すべきだ」と述べ、自民党議員の造反続出による否決への期待感を強めている。
 衆院再可決を阻み、麻生首相を衆院解散か総辞職に追い込みたい思惑があるが、菅直人代表代行は「小泉氏は過去を忘れさせる天才だ」と警戒感を示した。
 
 仮に麻生降ろし→総裁選や小泉新党となれば、自民党に注目が集まるのは確実なだけに、
 「劇場型にまきこまれると、次期総選挙で政権交代ができない可能性がある」(幹部)と懸念する声も出ている。
 

●韓国の北朝鮮拉致被害者家族でつくる「拉北者家族会」の崔成龍代表は11日、韓国で77〜78年に拉致された当時高校生の男性4人のうち1人が、拉致されたとみられる日本人女性と結婚し生存しているとの情報を、06年初めに北朝鮮関係者から聞いたと共同通信に明らかにした。
 一方、日韓関係筋の話で、78年に拉致された田口八重子さんが北朝鮮で韓国人拉致被害者と86年7月より後に結婚したとの情報もある。
 
 北朝鮮は、田口さんは拉致後の84年に原敕晁(ただあき)さんと結婚、原さんが86年7月に死亡した11日後に田口さんも交通事故死したと主張している。
 今回の証言は、北朝鮮が「死亡した」とする後に結婚したことをうかがわせ、日韓の当局は新たな2つの情報の真偽や接点の有無を慎重に調べている。
 
 崔代表は北朝鮮から拉致被害者をこれまで7人脱出させ、情報を得たという。
 韓国人拉致被害者の4人は朝鮮労働党の工作機関「対外情報調査部」(後に「35号室」に改称)で教育を受け、教官になったとの情報がある。
 同調査部には87年の大韓航空機爆破事件の実行犯、金賢姫元工作員も所属、日本語教育係が田口さんだった。田口さんも所属していたとすれば、韓国人男性と接点がある。拉致被害者の地村富貴恵さん(53)も帰国後、「田口さんが韓国人男性と結婚したと聞いた」と証言していた。
 
 韓国の柳明桓外交通商相は11日、田口さんの家族と、韓国で暮らす金賢姫元工作員との面会について「遅からず実現すると承知している」と述べ、時期などを調整していることを明らかにした。

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