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衝撃の秘書の逮捕に大揺れの かたずを飲みて検察の賭け (03月04日)(水)

 朝はみぞれが降っていた。 暗い曇りのち小雨 6時 起床  8時に家を出る 9時10分過ぎに日本教育会館 
 10時から東京都宅地建物取引主任者・資格更新法定講習会に行く(神田一橋・日本教育会館) 11時30分から12時30分まで昼休み 16時に終了・解散 外は小雨であった。 夜は宇佐美稔「光クラブ事件」を読む。
 

●公設第1秘書が政治規正法違反容疑で逮捕された問題で民主党の小沢一郎代表は4日、「何ら問題はない」との立場を貫き、代表にとどまる道を選択した。
 しかし次期衆院選での政権交代に王手をかけていた同党にとって「選挙の顔」を見舞ったスキャンダルのダメージは小さくないうえ、捜査の行方次第では小沢氏の強行突破が致命傷にもなりかねない。
 民主党は“爆弾”を抱えたまま走り出した。
 
 秘書の逮捕について、小沢氏は同日の記者会見で「不公正な検察権力の行使だ」と断じ、検察当局および、そのバックにあると主張する麻生政権と全面対決していく決意を示した。
 党内外で「辞任やむなし」の声も漏れている中、小沢氏を強気にさせているのは、秘書の潔白は証明できるという自信だ。
 「次期衆院選に政治生命をかける」と明言してきた小沢氏にとって、自らの陣頭指揮で政権の座を手元にぐっと引き寄せた自負もある。
 党執行部や小沢氏周辺も当初から「小沢氏続投ありき」の姿勢を崩さなかった。
 
 しかし、疑惑が晴れているわけではない。国会で小沢氏の「政治とカネ」をめぐる問題を与党側に集中攻撃させる大きな材料を与えた。
 衆院選に向けて上げ潮ムードだった党勢の失速も避けられそうにない。
 このため党内では少数派ながら、小沢氏に距離を置く議員の間では「グレーの代表はさっさと代えて新体制で選挙に挑んだ方がいい」(中堅)との声もくすぶる。
 すでに、後任候補に岡田克也副代表の名前も上がっている。
 
 輿石東参院議員会長は「これを機会に党内は強固に団結し、政権交代に向け弾みがつく」と強調したが、現実には執行部も含めて党内の大勢は当面、東京地検特捜部の捜査状況などの推移を見守るという姿勢だ。
 小沢氏の続投はいわば“執行猶予付き”という判断だが、時間を置いて「小沢爆弾」が炸裂(さくれつ)することになれば、党に与える打撃はより大きくなる。
 
 民主党のあるベテラン議員はこうため息をついた。
 「結果的に『壊し屋』の小沢氏に民主党もつぶされることになれなければいいが…。いまは小沢氏の説明を信じるしかない」。
 

●定額給付金どころじゃなくなった。3月3日午後、東京地検特捜部が小沢民主党代表の公設第1秘書、大久保隆規容疑者(47)を、準大手ゼネコン西松建設からの政治献金をめぐる政治資金規制法違反容疑で逮捕、小沢事務所などを強制捜査したからだ。
 
「ショックを受けた人は多かったと思います」と小倉智昭。
 「世論調査の次の総裁にふさわしい人で、小沢さんは麻生さんに25ー30ポイント差をつけていたんですから。なんで今、この時期に?と」
  大久保容疑者は小沢代表の側近で、資金管理団体「陸山会」の会計責任者。
 容疑は、西松建設のOBがつくる2つの政治団体から受けた献金が、「実質西松建設からの献金だったのを知りながら……受けた」というものだ。これはきわどい攻防になる。
 
2つの政治団体の資金は、西松建設の社員が給与に上乗せして支払われた金額を納入していた。それを陸山会が受けたのは、2つの団体をダミーに使った「トンネル献金」になる。
 禁止されている「企業から個人への献金」にあたると。
民主党からは、「いやらしいね。闘わねば」(鳩山幹事長)、「仕組まれた陰謀。手段を選ばず選挙に勝ちたいと」(山岡国対委員長)と当然の反応だ。
 
西松建設の裏金作りや政界献金の話は、1月から出ていて、小沢氏との関わりもしきりにいわれていた。
 しかし、2次補正関連法案が成立するというこの時期になぜ? という疑問はある。
ジャーナリストの仮野忠男は、「2003年分の献金は、この3月で時効(5年)になる。
 それに、検察は前社長らから相当なものを得ている可能性がある」という。
山本周・フジTV報道局次長も、「西松建設との関係では、小沢さんは突出していた。しかし、かなりのものをもってないと、小沢代表に手は出せないから、なにかあるんだろう」
 
当の小沢代表は午前9時に党本部に入り、役員会で説明したあと、会見となったのだが、これがなかなか始まらない。
 ようやく始まったのが9時50分だった。番組終了4分前。
歯切れのいい人なら、4分もあれば話の骨子くらいはさらっとしゃべるのだが、小沢代表のこと、一息ごとに休みが入り、まわりくどいから、なかなか進まない。
 なんとか、「献金は政治団体からと認識していた」「この種の問題での逮捕・強制捜査はなかった。異常なやり方で、政治的にも法律的にも不公正な権力の行使だ」といったところで、時間切れ。小倉が声だけで、「この内容は明日またお送りします」と行った直後に、バーンとCMになっちゃった。
 
そのあと、小沢代表は、「何ら違反はない。全部オープンにしているのだから、強制捜査を受けるいわれはない」「便宜をはかったなどの事実はない」と、対決姿勢を出したのだが、小倉は「順番が逆だぁ」といいたかったことだろう。
にしても、この時期に逮捕・強制捜査というのは、相当なものがありそうだ。一方でこのところ、検察のシナリオに首を傾げざるをえないような事例がいくつかある。今回はそのどちらなのか。

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