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歴代の大統領の親族の 不正つきなし韓国政界  (05月23日)(土)

 韓国の前大統領が自殺した。 晴れのち曇り 18−26度C
 午前中 休み 午後 3回外出した。 太宰治「人間失格」を読む。 学生時代以来なり。
 

●ソウル発 共同通信 韓国の聯合ニュースによると、韓国警察が23日午前8時半ごろ、盧武鉉前大統領が登山中に滑落して死亡したことを確認したと報じた。
 遺書も発見されたもようで、前大統領は自殺を図ったとみられる。
 
 盧前大統領はこの日午前6時半過ぎに、韓国南部・慶尚南道金海市郊外の自宅近くの山に警護を1人連れて登山中に滑落。
 頭部に重傷を負い、病院に運ばれたが死亡した。病院に到着したときはすでに意識不明の重体だったという。
 聯合ニュースによると、前大統領の側近は
 「盧前大統領は遺書を残していた」とし、「遺書が発見されたことからみて盧前大統領が登山中に滑落したのではなく、自殺したと判断される」と話した。
 また、側近は
 「正確な状況が把握され次第、われわれの立場を公式に明らかにする」と伝えたという。
 
 韓国最高検は、有力後援者が前大統領の家族らに提供した計600万ドル(約5億7000万円)の資金が実質的に前大統領へのわいろに当たるとみて、収賄容疑で前大統領を4月30日に事情聴取した。
 最高検は近く前大統領の逮捕状を請求するか、在宅起訴にするかの最終的な判断を下す方針だった。
 前大統領は先月、ホームページを通じて、自ら「政治的死亡宣告」を表明し、家族や関係者が相次いで取り調べるを受けていることに対する苦しい心境をつづっていた。
 フランス通信(AFP)によると、韓国の盧武鉉前大統領の側近、文在寅弁護士は23日、記者団に対し、
 「前大統領は登山中に自ら飛び降りた」と語った。
 

●ソウル23日発 時事通信
 韓国メディアは23日午前、盧武鉉前大統領が死亡したことを速報、主要テレビ各局は特別番組に切り替えて詳報した。
 通信社・聯合ニュースは午前8時59分、盧前大統領が病院に入院したと速報。その後、登山中に滑落して病院で死亡した事実を伝えた。
 同ニュースによると、市民からは
 「(捜査をめぐる)世間の人たちの強い関心に耐えられず、極端な行動を選択したようだ」(30歳公務員)、「朴正熙元大統領暗殺事件に劣らないほど大きなショック」(52歳主婦)などの声が聞かれた。
 
 KBSテレビは「遺体が安置された病院には、警察関係者や前大統領の側近らが続々と到着している」と現場からリポート。
 「死亡情報が伝わると、報道機関には確認の電話が殺到するなど市民らは衝撃を隠すことができない」と報じた。
 また、ニュース専門テレビYTNは、盧前大統領の死亡で、不正資金疑惑に対する検察の捜査への影響は避けられないと解説した。
 

●韓国警察当局は23日、盧武鉉(ノムヒョン)前大統領(62)が同日朝、韓国南部の慶尚南道金海市郊外の自宅近くの山から転落、病院に運ばれたが死亡したと明らかにした。
 前政権で大統領秘書室長を務めた側近の文在寅(ムンジェイン)弁護士は前大統領が家族あての短い遺書を残し、飛び降り自殺を図ったようだと述べた。
 
 韓国では全斗煥(チョンドファン)、盧泰愚(ノテウ)の両大統領経験者が不正事件で逮捕、収監されたことはあるが、自殺した例はない。
 突然の事態に韓国の国民や政界は強い衝撃を受けている。
 前大統領は有力後援者から600万ドル(約5億7000万円)余りの不正資金を供与された疑惑で先月末に最高検の事情聴取を受けた。
 遺書の内容は不明だが、疑惑を苦に自殺した可能性もある。
 
 消防関係者によると、前大統領は頭を激しく損傷。文弁護士によると、転落したのは同日午前6時40分ごろ(日本時間同)で、警護要員1人と登山中だった。
 同9時半ごろ死亡が確認された。 前大統領は疑惑をめぐる容疑をほぼ否認していたが、立件は避けられない状況で、最高検が近く逮捕状を請求するか、在宅起訴にするか最終的な判断を行う見通しだった。
 韓国メディアによると、前大統領の死亡で捜査は中断されるとみられる。
 
 前大統領は1946年8月生まれ。商業高卒で司法試験に合格、人権派弁護士として活躍した後、政界に転身。国会議員などを経て2003―08年まで大統領を務めた。
 金大中(キムデジュン)元大統領の対北朝鮮「包容政策」を継承・発展させ、07年10月には金正日(キムジョンイル)総書記と南北首脳会談を行った。
 
 国内では学生運動出身の若手側近らによる政権運営を行い、軍人出身大統領時代の人権侵害などの真相究明を図る「歴史清算」を推進したが、保守派との対立も激化。
 当時の小泉純一郎首相による靖国神社参拝を激しく批判し、竹島(韓国名・独島)問題をめぐっても日本との対立を深め、日韓関係が悪化した。共同通信。
 

●ソウル発 共同通信
 韓国の聯合ニュースは18日、消息筋の話として、北朝鮮の崔承哲(チェスンチョル)・前労働党統一戦線部副部長が昨年、「対南(韓国)政策の失敗」を理由に処刑されたと報じた。
 崔氏は韓国で左派政権が続く中で南北関係を担当し、2007年10月に行われた第2回南北首脳会談に先立ち、南北軍事境界線を徒歩で越えた盧武鉉(ノムヒョン)大統領(当時)夫妻を出迎えた人物として知られる。
 韓国では今年に入り、崔氏が地方の養鶏場に左遷され、再教育を受けているとの情報が流れていたが、処刑が明るみに出たことで、南北関係の悪化が長期化するとの懸念も強まっている。
 
 聯合電によると、処刑の理由は、表面的には「南北交流に絡む個人的な不正」とされている。
 だが、実際には、崔氏が韓国の李明博(イミョンバク)政権の対北朝鮮政策に対して誤った判断を下したことや、盧政権まで10年間続いた対北融和政策により、
 「北朝鮮社会全般に韓国に対する依存度が高まり、韓国への幻想を抱かせた」ことが問題視されたという。
 韓国統一省は、崔氏処刑の情報について「確認されていない」としている。
 

●韓国の盧武鉉(ノムヒョン)前大統領(62)が23日、自殺したとするニュースに国内にも衝撃が広がった。
 若者からの絶大な支持を集めて当選した2002年12月の大統領選挙、北朝鮮との融和政策の推進……。その華やかさを打ち消すような不正資金疑惑のさなかの死亡に、「南北統一を願う在日社会にとっては、残念」などという声があがった。
 
 「何かの間違いだと思った。逮捕というのなら分かるが」。
 コリアレポートの辺真一編集長はこの日、自宅のテレビで自殺のニュースを聞き、驚きと同時に「弁護士出身で誠実さを売りにしていた人なので、世間の批判に耐えきれなかったのではないか」という思いを抱いた。
 大統領が退任するたびに不正が追及されるという韓国社会。
 それが生んだ今回の悲劇については「『韓国病』とも言えるもので、韓国国民も嫌気が差しているのでは」と語った。
 
 小説家の梁石日(ヤンソギル)さんも同じ感想。「前大統領が進めた北朝鮮の太陽政策を、在日社会は、南北統一が実現するのではと期待をもって見ていた。それだけに、こんな終わり方は非常に残念でならない。これでますます、南北統一が遠のいたのではないか」と話す。
 
 前大統領が大統領選で若者の支持を得るために活用したインターネット。
 支持率アップに貢献したとされる韓国のインターネット新聞「オーマイニュース」の日本版サイトの編集長を務めたジャーナリストの鳥越俊太郎さんは
 「前大統領は、これまでの韓国の大統領にはないクリーンでリベラルな政治家として当選した。
 自らの歩んできた道と、不正疑惑とのギャップに耐えられなかったのだろう」と推し量った。

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