<カレンダーへ戻る
バックナンバー 

夏商戦異変の起こりてこの冷夏 天気景気の二重苦嘆く (08月11日)(火)

 昨日は台風9号の豪雨の音で目覚めたが、今朝は地震で目覚めた。26−30度C 雨のち曇り 9時 案件があって仁井田氏と懇談 11時 案件があって三井氏 大田氏 諸田氏と要談 午後は原稿整理をした 夜は ヘレン・オルブライト「1930年代のアメリカ」 ほかに週刊誌を読む。
 

●産経新聞朝刊記事から・・・・
 激しい揺れが眠りを破った。台風接近で土砂降りの雨になっていた11日早朝、静岡県中部を襲った震度6弱の地震。 屋根瓦が突然崩れ落ち、テレビは倒れた。東海道新幹線など東西の大動脈へのダメージは、夏休みの観光地も直撃した。停電、断水、増えるけが人…。
 「とうとう来たと思った」。強い揺れに、東海地震発生の悪夢が頭をよぎった人も少なくなかった。
 
 静岡市の飲食店経営、笠井忠之さん(64)は、ドスンという衝撃で目を覚ました。
 「ついに来たか」。東海地震の発生を覚悟した。障子ががたがたと揺れ、テレビから物が落ち、焼酎の瓶やグラスが割れた。
 しかし、それ以上の強い揺れはなく「本当にほっとした」と胸をなで下ろした。
 
 同市葵区では駿府城跡の石垣が2カ所で崩落。市内で飲食業を営む佐藤昌喜さん(28)は「こんな大揺れも光景も初めてですよ。すごく怖かった…」と絶句した。堀に崩れ落ちた石垣や土砂、植木が揺れの大きさを物語っていた。
 
 家族5人で寝ていた浜松市の男性(67)も、激しい揺れで跳び起きた。「東海地震が頭をかすめた。もっと強い揺れが来るかと怖かった」と妻(62)。とっさにドアを開け、避難ルートを確保した。
 静岡市の男性会社員(42)も「いよいよ来たかと頭が真っ白になり、体が動かなかった」と振り返った。
 
 「お客さんは大丈夫か」。静岡市で旅館を経営する林敏郎さん(61)は突き上げるような揺れを感じた瞬間、満室の客室が頭を巡った。
 館内は停電、防火扉も閉まった。客室を巡回すると、テレビや本が床に落ちていたが、宿泊客にけがはなくひと安心。客たちは「びっくりした」と口々に話していたが、混乱はなかったという。
 
 伊豆半島の伊東市。宿泊施設の管理会社社員、石井忠幸さん(33)によると、市内は一部で断水。「防災無線の放送が流れているが、大雨の音でよく聞き取れない」。パトカーや電力会社の緊急車両がサイレンを鳴らしながら市内を行き交った。
 
 焼津市で商店を経営する青野英和さん(46)の店では棚にあった日本酒の一升瓶など約30本が倒れ、床はガラス片が飛び散り水浸しに。「いきなりドンと来て、訳が分からない」と後片付けに追われた。沼津市の主婦、長沢よし子さん(72)も揺れで目を覚まし、夫(76)に「動かないで」と叫んだ。外は激しい雨に加え雷も。「地盤が緩んでいるので、被害が出ていないか心配」と話した。
 

●8・30総選挙は中盤戦に突入。与野党とも「政権交代」「責任力」などを旗印に、マニフェスト(政権公約)合戦を展開しているが、「カネ」「女」「失言・失態」といったスキャンダルを抱える候補には「みそぎの戦い」でもある。
 自民党と民主党の主なスキャンダル候補22人の選挙情勢を探ったところ、自民党候補12人に落選危機の「黄色信号」が点滅し始めていたとマスコミは報じている。
 
 「国民の方々におわびしたい。この問題は、秘書が『個人献金をたくさん集めた』と装うため、私が預けていた資金を勝手に個人献金に付け替えたもの。秘書を解雇し、弁護士に調査や修正をお願いしている」
 民主党の鳩山由紀夫代表は先週、夕刊フジのインタビューにこう語った。
 「故人献金」問題について、鳩山氏は記者会見などで説明してきたが、世論調査では7割前後が「納得できない」と返答している。
 
 ただ、麻生太郎首相と「どちらが首相にふさわしいか」という質問では、鳩山氏がダブルスコアで圧勝。地元・北海道9区は「北海道初の総理誕生」で盛り上がっており、夕刊フジ分析では「優勢」に変わりはない。
 
 一方、同じ「北の大地」でも、猛烈な逆風にさらされているのは、「もうろう会見」を引きずる北海道11区、自民党の中川昭一前財務相。
 G8での歴史的大失態から半年、中川氏はスーツに長靴姿でドブ板選挙を展開しているが、父・一郎農相時代からの支持者ですら「今回はお灸をすえないとダメだ」と厳しく、事務所関係者は「テレビの選挙特集で、会見の映像が流れるたびに、票がゴッソリ逃げていく」と肩を落とす。
 
 対する民主党の小沢一郎代表代行の元秘書、石川知裕氏は、西松建設事件で東京地検特捜部の事情聴取を受けた。ただ、新党大地の鈴木宗男代表の支援も受けており、中川氏は「やや苦戦」だ。
 
 スキャンダルには、「カネ」「女」「失言・失態」など、さまざまなタイプがあるが、似たような醜聞爆弾に直撃されても、「優勢」「やや優勢」な候補と、「やや苦戦」「大苦戦」な候補がいる。
 
 「優勢」なのは、前出の鳩山氏をはじめ、西松建設事件が炸裂した民主党の小沢氏=岩手4区、就任直後に事務所費問題が直撃した自民党の河村建夫官房長官=山口3区、タレント・山本モナとの不倫騒動が風化しつつある民主党の細野豪志前衆院議員=静岡5区=ら6人。
 「やや優勢」は、談合企業から献金を受け取っていた自民党の佐藤勉総務相=栃木4区=と、元愛人秘書が週刊誌に激白した民主党の和田隆志前衆院議員=広島7区=の2人だけ。
 
 永田町事情通は「総選挙のトレンドを感じる。スキャンダルを抱えても優勢なのは、鳩山、小沢、河村各氏など選挙地盤が強い面々と、政権交代の追い風を受ける民主党候補ら。 細野氏は女性問題を乗り越え『若手政策通』として復活しつつある。和田氏はひどい醜聞に嫌気が差した後援会組織が分裂ぎみなのが気がかり」と語る。
 
 これに対し、「やや苦戦」は、前出の中川氏をはじめ、西松建設事件がくすぶる自民党の二階俊博経産相=和歌山3区=や、マルチ関連企業から献金を受け取っていた民主党の山岡賢次国対委員長=栃木4区、「原爆投下しょうがない」発言が致命的な自民党の久間章生元防衛相=長崎2区=など13人。
 
 「大苦戦」は、事務所費問題に加え、バンソウコウを張った不可解会見で、安倍内閣に致命傷を与えた赤城徳彦元農水相=茨城1区=の1人で、「やや苦戦」と「大苦戦」に自民党候補が12人もいるのだ。
 事情通は「スキャンダルに加え、支持団体の『自民党離れ』『組織力低下』が著しい。
 政権交代が視野に入り、二階氏はかつてほどの強さはない。
 久間氏はさまざまな醜聞で名前が浮上しており、地元支持者も民主党の福田衣里子氏に期待を寄せている」と語る。
 投開票まで20日、スキャンダル候補たちは、逆風の中で形勢逆転の秘策はあるのか。
 
与野党スキャンダル候補の情勢?
選挙区    名前         醜聞     情勢
北海道9区  鳩山由紀夫(民主)故人献金問題   〇
北海道11区 中川 昭一(自民)もうろう会見   ▲
岩手4区   小沢 一郎(民主)西松建設事件   〇
群馬1区   尾身 幸次(自民)西松建設献金など ▲
栃木4区   佐藤  勉(自民)談合企業から献金 △
        山岡 賢次(民主)マルチ疑惑    ▲
茨城1区   赤城 徳彦(自民)バンソウコウ   ■
埼玉6区   中根 一幸(自民)ホステス暴行   ▲
東京1区   与謝野 馨(自民)先物企業迂回献金 ▲
千葉10区  林  幹雄(自民)口利きトラブル  〇
静岡5区   細野 豪志(民主)モナ不倫     〇
静岡6区   倉田 雅年(自民)元秘書入管法疑惑 ▲
長野2区   下条 みつ(民主)秘書暴行報道   〇
三重1区   中井  洽(民主)事務所費疑惑   ▲
京都1区   伊吹 文明(自民)事務所費疑惑   ▲
大阪11区  井脇ノブ子(自民)借入金問題    ▲
兵庫7区   大前 繁雄(自民)国有地落札疑惑  ▲
和歌山3区  二階 俊博(自民)西松建設疑惑   ▲
広島7区   和田 隆志(民主)愛人秘書疑惑   △
山口3区   河村 建夫(自民)事務所費疑惑   〇
福岡2区   山崎  拓(自民)愛人変態疑惑   ▲
長崎2区   久間 章生(自民)原爆投下発言など ▲
 〇=優勢、△=やや優勢、▲=やや苦戦、■=大苦戦。
 

●覚せい剤取締法違反(所持)容疑で逮捕された女優・酒井法子容疑者(38)=本名・高相法子=が10日午前、送検された。
 警視庁組織犯罪対策5課は、夫・高相祐一容疑者(41)の逮捕で気が動転し、出頭を迷ったとの見方を強めており、積極的に逃げる意思はなかったとして取り調べを続けている。
 さらに、所持が微量(0・008グラム)であるため、起訴猶予となる可能性が出てきた。
 
 土砂降りの中、酒井容疑者は拘置されている東京・湾岸署から送検された。
 報道陣約50人から、無数のフラッシュを浴び、酒井容疑者を乗せたワンボックスカーが出ていった。
 警視庁によると、酒井容疑者は「昨年夏、夫に覚せい剤を勧められて以降、数回吸った」と供述。
 吸引用のストロー42本とガラスパイプ1本を押収、付着物のDNA型が酒井容疑者と一致したことも分かった。
 酒井容疑者が単独で使用していたかどうかも捜査している。
 
 空白の6日間の足取りも分かってきた。酒井容疑者はカップめんなど非常食を購入。
 4日、捜索願が出されていることは山梨県内でテレビで知ったという。
 知人に連絡したところ、夫の高相容疑者が逮捕された渋谷署と、捜索願が出された赤坂署には、報道陣があふれていることを知らされ、「パニック状態になって、どうすればいいか分からなくなった」と供述している。
 同庁は積極的に逃げる意思は強くなかったとみている。
 
 供述も状況証拠もそろってきたが、起訴猶予処分になる可能性が出てきた。
 専門家は「自宅から見つかった覚せい剤が微量で起訴できない」という。
 別居中の夫も「会うたびにやせていった」と酒井容疑者の覚せい剤常用を思わせる供述をしているが、6日間行方をくらましていた後に行った尿鑑定では覚せい剤反応が出なかった。
 覚せい剤の陽性反応は使用後4日程度で消えてしまう。また、ストローから採取したDNA鑑定や毛髪鑑定だけでは、使用の時期は特定できないという。
 
 所持での起訴も、多くは1回の平均使用量(約0・03グラム)以上の分量を所持したケースで、酒井容疑者は0・008グラムの所持だ。
 使用後に残った量という見方もあるが、警視庁の捜査幹部は「覚せい剤が微量の事件は検事が起訴したがらない。今回も難しいかもしれない」と、公判維持の難しさを語る。
 検察幹部も「鑑定に使うと、量がほとんど残らず、公判で鑑定の適法性などを立証するのは困難になる」と話した。
 
 また、高相容疑者が、所持していた覚せい剤について「都内で外国人から買った」と供述していることも判明。
 酒井容疑者は「夫と一緒に吸った」と供述しており、高相容疑者の覚せい剤が酒井容疑者に渡った可能性があるとみて、入手先を調べている。
 東京地裁はこの日、19日まで10日間の拘置延長を認める決定を下した。
 
 警視庁組織犯罪対策5課は暴力団や来日外国人犯罪組織等による覚せい剤、大麻、麻薬等の薬物事犯や拳銃等の銃器事犯の取り締まりを行う。
 いわゆる「暴力団対策」の部署、マル暴とは異なる。
 また、起訴猶予とは? 不起訴処分のひとつ。犯罪の嫌疑や証拠が十分あっても容疑者の性格、年齢、境遇、情状など諸般の事情から、検察官があえて起訴する必要はないと判断したときに下される処分。
 一般には「嫌疑なし」「嫌疑不十分」の時に不起訴が使われることが多いという。前科とはならない。
 最近では大麻取締法違反で4月に現行犯逮捕された俳優・中村雅俊の長男・中村俊太が初犯で「大麻が微量(0・03グラム)で反省している」として起訴猶予になっている。

<カレンダーへ戻る