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白秋の歌碑は夏草おおいたり 鎌もち狩りつ汗をぬぐいて (08月22日)(土)

 総選挙がいよいよ白熱して来ているが、民主党の圧倒的有利の情勢は動かないようだ。 曇り 27−32度C 午前中 諸雑用で外出した。 13時 案件があって相川氏 田原氏と要談(区内)
 午後と夜は 原稿を書き 雑誌 手紙 書類 単行本の整理をする。
 

●『8・30総選挙』に関する報道各社の世論調査が、ほぼ出そろった。
 22日付の毎日新聞朝刊は、民主党が最大でまさかの公認候補者330人全員が当選する可能性があるとした一方、自民党は最少で68議席という壊滅的な結果を報じた。
 麻生太郎首相は相変わらず強気だが、長かった選挙戦のラスト週末を前に、数字だけみれば、誤算が続いているようだ。
 
 毎日新聞の議席予測は、民主党が318−330議席(小選挙区228−256、比例代表90−98)、自民党が68−108議席(小選挙区26−57、比例代表42−51議席)。
 民主党については「比例代表での復活も含め候補者全員の当選も視野に入る」としている。
 
 朝日、読売、日経新聞もすでに、「民主が300議席超をうかがう勢い」との調査結果を発表しており、各社が自民党の“負け数字”をエスカレートさせているかのような状態だ。
 麻生首相は、実質50日間という長い選挙戦を選択した。自民党中堅議員は「どぶ板や組織固めのほか、国民の政権交代への熱をさまし、盛り返すつもりだった」というが、世論調査だけを見れば、この戦略は機能していない。
 
 政治ジャーナリストの角谷浩一氏は理由を「小泉純一郎元首相が組織をぶっこわしたため、組織固めは意味をなさない。
 さらに有権者は自民党が『生活を壊した』と思っているため、民主党マニフェスト批判は『自分のことを棚にあげてなにを言う』と受け止められている」と話した。
 
 ただ、永田町には「選挙の当落予測は当たらない」という格言があり、大物議員を中心に回復傾向があるのも事実。さらには大敗報道によるアナウンス効果も指摘されている。
 「投票をしなくても政権交代すると思って、有権者が投票に行かなかったり、郵政選挙で自民党を大勝させたことへの反省から、民主党を大勝させまいという揺り戻しが働くのでは」(永田町関係者)というのだ。
 
 一部議員からは「麻生隠し」の案も出ている。加藤紘一元幹事長は20日の演説で「麻生政権の評判がよくないから困っている。自民党はいつまでも麻生政権ではない。
 麻生政権への評価で自民党の評価を決めないでほしい」と強調。3役経験者も「選挙後は麻生総裁ではない」と打ち出すことを模索している。
 
 しかし角谷氏は「こんなゴタゴタが自民党の支持を下げたことを分かっていない。
 政権を失う自民党には魅力がないため、建設業界など従来の支持層も大敗報道であきらめてやる気を失う。揺り戻しは、ほとんどないのでは」と話している。
 こうした情勢の中、麻生首相は記者団に「反応はいい」と強気の姿勢を貫き通している。
 
 だが、21日の福島県郡山市の街頭演説では、こんなシーンが−。
 「地方、中小企業においては…」というくだりで急にせきこんでしまい、見かねた関係者からペットボトルの水を差し出されてしまったのだ。口をつけたあと、「死に水ではありません」と自虐ネタも披露して取りつくろったが、聴衆の目には政権末期を象徴するように映ったのではないだろうか。
 

●『8・30総選挙』で大阪17区(堺市中区、西区、南区)が注目されている。
 自民Vs民主の構図に改革クラブの西村真悟氏が絡み、三つどもえの激戦となっているのだ。
 弁護士名義貸し事件でミソをつけ、民主党を除籍された西村氏は「民主党は偽装政党」と、国防重視の硬派路線から古巣批判を展開。事件の後遺症は残るが、その“毒舌”は健在で、台風の目となっている。
 
 「今の民主党は偽装された社会党。民主党が掲げる政策は村山富市談話を継承している。産地偽装です」
 堺市内で開かれた集会で怪気炎を上げた西村氏。古巣に対する批判は辛辣を極める。
 「鳩山由紀夫氏は総理大臣になっても靖国神社に参拝しないだろう。
 日本を愛さず、日本人の誇りも持たず、ただ政権にありつきさえすればいいという政党が権力を手にしたらどうなるか!」
 
 西村ファンで埋まった会場は、やんやの拍手喝采。周辺は「民主党で縛られていたころに比べ、何より本人が楽しんでやっている」と奔放ぶりを語る。
 民主党公認で出た前回総選挙は“郵政の風”にさらされ、1500票差で自民党の岡下信子氏に敗退、比例で復活を果たした。
 今回は組織に頼らない独自の戦い。北朝鮮の拉致事件などに言及してきた西村氏を支援しようと、全国から支持者が集まり、運動に参加している。「今年に入り、北朝鮮がミサイルを発射してから追い風が吹き始めた」と陣営。
 
 懸念するのは、弁護士資格を失い、民主党から除籍処分を食らった弁護士法違反事件(2007年に有罪確定)。集会では「裏切らんといてや」との声も出るという。
 くしくも民主党候補は弁護士の辻恵氏。ただ辻陣営は「事件を話題に乗せ批判しても、こちらの票につながらない」と静観の構え。むしろ「組織票を持つ自民党がこわい」と話す。
 
 一方、自民党の岡下氏は前回9万票を獲得。今回も逆風の中、「一票でも多く取って勝つ」(陣営)と気合十分。基礎票3万ともいわれる公明党の協力を得て、与党票を固めたい思惑だ。
 三者三様の戦い。果たして最後に笑うのは−。
【大阪17区】
△辻   恵61 民元
▲西村 真悟61 改前
▲岡下 信子70 自前
 坂本 譲次62 共新

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