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開幕のベルの悲しく舞台開く 小鳩劇場主役脇役 (09月14日)(月)

 晴れのち曇り 22−26度C
 8時35分 区へ行く 9時30分 子ども家庭部子育て支援課長の説明
 10時 認証保育所はな 同なないろの監査 13時15分 プレスクールの監査 14時 退庁 18時 江戸川区美術会委員会(GP)
 

●マリナーズのイチロー外野手(35)は13日、大リーグ史上初の9年連続200安打を達成した。
 記録まであと2本としていたイチローは、アーリントンでのレンジャーズとのダブルヘッダー第1、第2試合とも「1番・右翼」で出場。
 第1試合の3回の第2打席で左翼線二塁打、第2試合の第2打席で遊撃内野安打を放ち、今季200安打に到達した。
 
 雨のため約4時間半遅れて始まった第1試合で、4打数1安打で記録に王手をかけたイチローは、続いて行われた第2試合の2回の第2打席で、遊撃前のゴロが内野安打となり、ウィリー・キーラー(オリオールズなど)が1894年から1901年に記録した8年連続200安打の記録を更新した。
 
 今季のイチローは、3月のWBC決勝で日本を2連覇に導くタイムリーを放った。
 開幕からは胃かいようのため、また8月には左ふくらはぎを痛めて8試合ずつ欠場したが、驚異的なペースで安打を量産した。
 

●大リーグ最多の4256安打を重ねたピート・ローズは計10シーズンで200安打を記録した。しかし、これを9年間続けた選手はいなかった。
 イチローが2004年に1シーズン262本の大リーグ記録を樹立した際、84年前(当時)の記録保持者ジョージ・シスラーの名を、知らなかったファンは米国にも多かったはずだ。
 首位打者のタイトルがある打率に比べ、安打数はチーム事情によりばらつき、長く記録を争う項目ではなかった。
 打席が多く回る1番打者として、何年も出続けること自体がまれ。
 
 年間162試合を行う現行のメジャーで、ほとんど試合を休まないイチローのスタミナが、記録に光を当てさせた。
 「連続」をたたえる記録の例としては、1998年まで17シーズンにまたがる2632試合連続出場を誇ったカル・リプケンの例があるが、それは別格。
 
 意外に少ないコンスタントさの指標は、ファンにもっと評価されていい。
 イチローは今回、200安打の達成回数でリプケン以前に「鉄人」と呼ばれたルー・ゲーリッグの8度を抜いた。
 今季は計16試合を欠場したハンディを問題なく乗り越えた。
 目立ったのは、内野安打の比率の高さ。狙って深い位置にゴロを打ち分け、8月中旬の統計では今季の安打全体の約3割を占める。
 
 262安打した04年の21%に比べてかなり高い。
 一塁へスタートを切りながら打つような、独特の技術を持つ。
 外角の高いボール球でも「バットが届く限りは安打の可能性がある」。
 35歳にして「走りながら打つ技術」にも磨きをかけた。8年連続200安打のウィリー・キーラーも小兵の左打ち外野手で、バントがうまかった。
 一方、イチローのバント安打は多くても年間10止まり。小さくまとまらず、卓越した打撃センスに衰えぬ俊足。
 強肩の右翼守備でもファンをうならせる。三拍子そろった、彼ならではの連続記録だ。
 

●大リーグ史上初の9年連続200安打を達成したイチロー。記録更新は実に108年ぶりだ。
 56試合連続安打をマークしたジョー・ディマジオ(ヤンキース)や球聖、タイ・カッブ(タイガースなど)ら過去の名選手とともに歴史に名を残すことになる。
 
 「米国のファンにとっては、1941年にディマジオが56試合連続安打をマークしたときのような衝撃ではないでしょうか」。
 大リーグ評論家の福島良一氏は今も語り継がれる不滅の大記録を引き合いに出した。
 
 それまでの連続試合安打記録は、ウィリー・キーラー(オリオールズなど)の44試合。キーラーが主にプレーした19世紀は、ファウルがストライクとカウントされないルールなどがあった。
 グラウンドが荒れていてイレギュラーが多く、グラブも現在より粗末。投球に角度がつき、打者が打ちにくくなるマウンドもなかった。打者有利な時代につくった記録を破った点に計り知れない価値がある。
 
 「当時のルールなら、イチロー選手は300本を打てたかもしれない。ルールやプレー環境の違いから、大リーグでは19世紀の記録は参考で、1900年以降の近代野球が大リーグ記録という認識がある。
 ウェイド・ボッグス(レッドソックスなど)が83年から7年連続200安打したときは『これぞ真の大リーグ記録』と騒がれたのが好例」という。
 
 カッブもイチローと同じく200安打9回だが、最初の200安打から9回目まで17年かかった。最多の10回のピート・ローズ(レッズなど)は14年。「達成のスピードも超人的。
 この9年の安打数はメジャー最高で、2番目のデレク・ジーター(ヤンキース)とは約300本差。傑出ぶりがわかる」と福島氏は見る。
 イチローは来季、野球殿堂入り資格となる10年目のシーズンを迎える。少し気が早いが、日本人初の殿堂入りの可能性はあるのだろうか。

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