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冴えわたりぴりりと光る朝靄の 先に見えたるピョンヤンの駅 (11月01日)(日)

 夏日のような暑さの一日であった。昼過ぎには25度Cまであがった。13時 江戸川区短歌大会(文化センター) 13時30分 江戸川区芸能祭(同文化センター)
 14時30分 江戸川区美術展(江戸川区タワーホール)で打ち合わせ。 16時 案件があって小松原氏と要談
 18時 案件があって吉中氏 大宅氏と要談(区内)
 

●民主党の小沢一郎幹事長の権力拡大が止まらないらしい。鳩山由紀夫首相が「必殺仕分け人」と絶賛した行政刷新会議の人事をひっくり返したうえ、党内には小沢系議員が膨脹。 周囲の行動原理も、国会改革などに関する「ルール」をぶち上げた小沢氏の“御心”を推察して動くことを最優先にしているのだ。
 最高権力者のはずの首相の上に、小沢氏が存在する「二重権力構造」。両者の格差は広がるばかりだ。
 
 29日夜、東京都内で開かれた民主党の松木謙公国対筆頭副委員長のパーティー。松木氏が小沢氏側近で新人議員の教育係ということもあり、会場入り口では新人約100人が来客を出迎えた。
 その壮観な光景を目撃したせいか、小沢氏に最高顧問の座を追われた「民主党の黄門様」渡部恒三衆院議員はあいさつで、こんな爆弾発言を行った。
 
 「鳩山内閣は4年続くと言っているが、松木君が党代表選に出てきたら、鳩山君は代わっちゃうしかない」
 渡部氏独特の冗談で会場は笑いに包まれたものの、永田町事情通は「確かに松木氏を持ち上げるための冗談だろうが、言葉の裏には今の小沢氏と鳩山首相の力関係に対する警告もにじませているのでは」と解説する。
 
 実際、ここのところ「小沢支配」を印象づけるエピソードは事欠かない。
 政府の行政刷新会議のワーキンググループ(WG)人事では、新人議員14人を含むメンバーが22日に内定、これに鳩山首相は「必殺仕分け人」と絶賛。しかし翌日には、小沢氏が人選に不快感を持っているとの情報が流れ、WGの会合が中止になった。
 
 27日夕にも、鳩山首相は「1年生でも有能な議員がいるから、ぜひ行政刷新会議で頑張ってもらいたいと我々は考えている」と語ったが、結局、32人のWGメンバーは中堅の衆参議員7人に落ち着き、首相のメンツは丸つぶれになった。
 党内勢力の「小沢一極集中」も進むばかり。小沢氏のグループは「総選挙圧勝で衆院だけでも100人超、衆参合わせれば150人は下らない」(小沢氏周辺)。そして小沢氏に近い議員は、新人議員に対し、他のグループへの出席を取りやめるよう圧力をかける。
 
 また、小沢氏周辺は周囲は小沢ルールに忠実だ。総選挙後、国会内の党代議士会には新人議員の名札が張られた。党国対が「新人は率先して国会に出席」との小沢氏の主張に配慮。
 参院の輿石東参院議員会長も「政策決定は政府への一元化すべき」とする小沢氏の意向に沿い、党政策調査会を廃止に動いた。
 
 党運営や選挙、国会対策などを牛耳る小沢氏だが、「さらなる権力追求に向け動き出している」(中堅)という。民主党は来年度予算編成を控え、自治体や各種団体からの陳情処理を幹事長室に一本化する方針を固めた。
 小沢氏は「大きい案件はおれを通してくれ」と周囲に語ったという。
 中堅議員は「選挙を支援してくれるかどうかで対応に濃淡を付けるのではないか。候補者選考と選挙資金、団体の選挙応援を握れば、誰も逆らえない」と語る。
 
 政治ジャーナリストの角谷浩一氏は、「永田町では『民主党は中国共産党と一緒』との見方がある。小沢氏が胡錦涛国家主席で鳩山首相は温家宝首相にあたり、最高権力は主席が握っているということだろう」と語り、「政府と国会を役割分担していると見れば、新しい仕組みを作るうえで効率的なやり方ともいえる」と指摘する。
 国会の中心で友愛を叫ぶのが鳩山首相なら、政治を叫ぶのが小沢氏。それどころか、政治の中心が、国会でも首相官邸はなく、すぐ近くの小沢氏の事務所に移っているのは間違いない。
 
【小沢幹事長の最新版「独裁ルール」】
 第1条・国会改革 議員内閣制の国会は、政府と野党の議論の場(→衆院の代表質問とりやめる)
 第2条・政策決定 政府に一元化。政治家の活動に直接かかわるもの以外、党は関わらない(→党政策調査会を廃止)
 第3条・人事 政党は選挙が原点(→新人議員は政府の役職に就かず、選挙区回りに専念)
 ※「→」のカッコ内は、ルールに沿った民主党の対応。
 

●「ポスト争いに興じ、政策を官僚に丸投げした。国民不在の政治への怒りが長期政権に向いた」。鳩山由紀夫首相は30日の参院代表質問で、野党に転落した自民党の衆院選敗因を“勝者の立場”から分析、いまだ消えぬ政権交代の高揚感をうかがわせた。
 
 民主党の円より子参院議員から「民主党の勝因」を問われた首相は、民主党の取り組みよりも自民党の問題点を重視。「長期政権が必ず腐敗するのは世界的事実のようだ。そんな中で『消えた年金』など信じられない現実が起きた」と、自民党議員席からやじを浴びながら力説した。
 
 自身が官房副長官を務めた非自民政権の細川内閣が約8カ月で倒れた原因については「脱官僚依存ができなかった」と解説。「大変大きな後悔だ。新内閣は、この思いだけはしっかり維持していかねばならない」と意気込んだ。
 

●“前科”は問いません−。参院選で単独過半数を目標とする民主党が、1日から参院選候補者の公募を開始し、「勝てる候補者」発掘に乗り出すが、公募対象は、過去に自民党など他党に所属していた場合でも、「勝てる候補であれば経歴は不問」というのだ。
 参院選で改選定数2以上の選挙区には複数の候補者を擁立する民主党は、新たな候補者発掘に迫られている。果たして、先の総選挙で落選した自民党議員が公募するか。
 
 「最終的には勝てる候補を立てる。現職を優先するところもあるし、入れ替えも場合によってはある」。民主党の石井一選対委員長は30日の記者会見で公募方針を説明、現職候補者の「差し替え」の可能性に言及した。
 過去に自民党など他党から出馬した候補についても「勝てる候補者なら“前科”は問わない」と引き抜きも辞さない構えだ。
 
 民主党は参院選で、改選定数2以上の選挙区には「可能な限り複数の候補者を擁立する」(小沢一郎幹事長)方針だ。東京選挙区(改選定数5)も2人から3人に増やす方向で、改選定数3以上の選挙区では、1人は女性候補を擁立することを検討している。
 
 小沢氏は今月26日の会見で「複数候補者の擁立は県連の作業が非常に難しい場合もある。こちらから『こういう候補もいるよ』というストックもなきゃいけない。
 その意味でぜひ公募をしたい」と語る。さらに小沢氏は衆院に候補者の条件として「女性」「若者」などをあげており、先の総選挙と同じように、自民大物議員との対決で話題づくりの狙いもあるようだ。
 
 参院の単独過半数を目指す民主党の非改選議席は62。目標達成には次期参院選で60議席以上を獲得しなければいけない。そのために、改選定数2以上の選挙区に複数の候補者を擁立するものの、現実は厳しい。
 
 例えば、2人区で2議席独占は民主支持層を取り合う形になり、他党の候補にとって「漁夫の利」となる可能性が高い。それだけに、永田町事情通は「支持層の重ならない自民党出身者らを取り込んで、複数議席を独占しようというわけで、仮にそうなれば、いまの自民党はますます壊滅する一途だ」と話している。

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