<カレンダーへ戻る
バックナンバー 

言論の自由の日本危機にあり 訪朝攻撃あまた多くに (11月23日)(祭・月)

 曇り一時小雨 12−17度C 一日こもって原稿を書く。「カレント」「朝鮮 1」 10年1月号を完成した。 ただし朝鮮のことを書くと、読者が気に入らぬとバッシングになるらしい。 
 この自由な国、言論、思想、信条、宗教の自由な、この日本国でまことに不思議な怪奇現象が起きている。一種のシステリー現象であると思う。
 天皇と北朝鮮はタブーだという。
 

●産経新聞社とFNN(フジニュースネットワーク)が21、22両日に実施した合同世論調査で、鳩山内閣の支持率は62.5%と前回調査(10月17、18両日)より1.6ポイント上がり、引き続き6割を超える高水準だった。
 平成22年度予算の概算要求の無駄を削る行政刷新会議の事業仕分けを評価する回答が9割近くに上るなど、鳩山内閣の取り組みが評価された形だ。ただ、不支持率も前回より2.2ポイント上昇し22.9%となった。
 
 政党支持率は民主党が39.7%と前回より0.9ポイント下げたが4割近くを維持、自民党の17.3%を倍以上引き離した。
 民主党と連立を組む社民党は3.0%、国民新党は0.9%とそれぞれ低調、公明党は4.5%、共産党は3.2%だった。
 来夏の参院選で与野党どちらに勝たせたいかでは「与党」が64.3%と「自民党などの野党」の27.7%を大きく引き離した。
 
 鳩山政権が「総選挙での期待に応えている」との回答は60.3%、「官僚に対する政治主導は進んでいる」との回答も50.2%で、発足から2カ月の鳩山政権の姿勢を評価する声は多い。
 一方、民主党が掲げた公約を「必ず守るべきだ」との回答は8.5%にとどまり、「守れないものが出てきても仕方がない」、「公約にとらわれず柔軟に政策を実行すべきだ」を合わせると9割を超え、現実的な政権運営を望んでいることが分かった。
 
 事業仕分けについては、「行政の無駄の洗い出しに役立つ」が88.7%、「毎年行うべきだ」との回答も85.2%に上り、予算編成が透明化されたと評価されたようだ。ただ、結論を先送りしている沖縄の米軍普天間飛行場移設問題への対応については「評価しない」との回答が56.0%。天下りや渡りとの批判がある「日本郵政社長への元大蔵事務次官の起用」も60.3%が評価しなかった。
 
 鳩山首相の政治献金問題への対応は64.8%が「評価しない」と答え、説明責任が果たされていないとの見方が強い。鳩山政権で命運を左右する「キーマン」は、小沢一郎民主党幹事長が41.9%で最も多く、鳩山首相(18.9%)の倍以上。
 政権運営を実質的に握っているのは小沢氏だと国民は見ているようだ。
 このほか、政権に最も期待する政策は、不況の深刻化を受けて「景気対策」が25.6%でトップ、「行政の無駄づかいの見直し」(23.6%)を上回った。
 

●北朝鮮による拉致被害者、田口八重子さん=拉致当時(22)=の長男、飯塚耕一郎さん(32)らが23日、埼玉県内で会見し、田口さんから日本人化教育を受けた大韓航空機爆破事件実行犯、金賢姫(キム・ヒョンヒ)元北朝鮮工作員(47)から今年8月に受け取った手紙などを公開した。
 
 飯塚さんが受け取った手紙は便箋(びんせん)で6枚つづり。今年8月18日に外務省を通して届いたという。
 内容は日本語で、新たな安否情報などはなかったが、今年3月に韓国で面会した際のお礼とともに「また会ってゆっくりお話ししたい」と書かれていた。
 
 一方、一人暮らしの耕一郎さんを気遣い、「八重子さんから学んだ料理を作ってあげたい」ともつづられていた。手紙とともに、1分半ほどのビデオレターが届き、再会への希望などを語りかける金元工作員の様子が収録されていた。
 
 飯塚さんは「3月と会ったころに比べ、健康的だった」と印象を語り、
 「手紙などを通して、情報交換ができる環境が整ってきた。
 直接会って、まだ家族には伝えられていない話も聞くことができれば」と話していた。
 

●民主党の小沢一郎幹事長を直撃した1億円の裏金疑惑をめぐり、永田町でさまざまな情報が飛び交っている。
 報道が「中小企業等金融円滑化法案」(返済猶予法案)の衆院採決日と重なった背景や、半年前に報じられた自民党大物の裏金疑惑との接点、法務省首脳と東京地検特捜部の“内部抗争”など…。
 残り10日を切った臨時国会での法案審議への影響も懸念される。
 鳩山由紀夫内閣を支える最高実力者のスキャンダルは奥深そうだ。
 
 「どういう報道か承知しておらず、コメントを控えたい」
平野博文官房長官は疑惑報道について、記者会見でこう語った。
 民主党内では、小沢氏の疑惑について不気味な沈黙が保たれている。
 注目の疑惑は、共同通信が18日深夜に配信した。中堅ゼネコン「水谷建設」(三重県)の元会長(64)=法人税法違反罪で服役中=が、小沢氏の地元・岩手県で国が建設する胆沢ダム工事(総事業費2440億円)の下請けに参入できるよう、「小沢氏側に5000万円を持っていった。他にも社長に5000万円を持っていくように指示した」と特捜部に供述したというものだ。
 
 小沢氏の資金管理団体「陸山会」の政治資金収支報告書には、この献金と符合する記載がない。
 共同通信の配信を受ける新聞やテレビは翌19日、「政治資金規正法違反(不記載)や裏献金の疑いがある」「(特捜部は)慎重に捜査しているもようだ」と報じた。
 これに対し、小沢事務所は事実関係を全否定したが、共同通信は20日、「小沢氏秘書が提供要請か」との続報を流した。
 
 興味深いのは、報道のあった19日は、与野党激突となる返済猶予法案で、衆院財務金融委員会や衆院本会議での採決が予定されていたこと。
 民主党内は「どうしてこんな日に…。民主党嫌いの特捜部が法案つぶしに出たのか」(中堅)と訝しむ声があがるなど、重い空気に包まれた。
 一方、自民党は代議士会で、疑惑を1面トップで報じた産経新聞の記事コピーを配布するはしゃぎぶり。
 公明党幹部からは「総選挙の最中に発覚すればもっとよかった」との軽口も飛び出した。
 
 それだけに、30日の臨時国会閉会を見据えて、来週以降の国会審議で自民党など野党が追及してくるのは必至とみられる。政治評論家の小林吉弥氏はこう話す。
 「徹底追及をする時間はないが、自民党としては鳩山民主党を攻撃する材料が増えた。
 政府は今国会に12法案を提出しているが、終盤国会は大荒れもある」
 
 まさに、民主党には頭の痛い疑惑だが、共同通信は今年3月6日、西松建設事件をめぐり「自民党有力議員側に6000万円」「裏献金、西松関係者が供述」という記事を配信している。
 翌7日から、同社は有力議員を二階俊博経産相(当時)として実名報道に踏み切った。しかし、これは事件化されていない。
 
 民主党ベテラン議員は「裏金疑惑は供述だけでは証拠能力が低く、特捜部でも事件化は難しいと聞く。そもそも、疑惑を証言した水谷建設の元会長は、いわく付きの人物。3年前には、東京都の石原慎太郎知事に高級焼酎『森伊蔵』に入った現金2000万円を渡したと受け取れる内容を週刊誌で証言したことがある。
 当然、石原氏は全否定している」と語る。
 
 確かに、今回の疑惑を報じたのは共同通信から配信を受けたメディアが多く、他紙はほぼ後追い報道をしていない。理由について「元会長は収監されており、水谷建設事件の捜査は終わっているはず。本命は別件ではないのか」(同)という。
 
 一方、検察事情に詳しい霞が関事情通はこう解説した。
 「あの記事は、特捜部関係者がリークしたものだろう。現在、法務省首脳らは樋渡利秋検事総長が来年夏にも交代するため、鳩山政権と良好な関係を持とうとしている。これに対し、特捜部側は鳩山首相の故人・架空献金疑惑も含め、着々と捜査を進めている。両者には明らかに温度差がある。特捜部側としては世論を味方に付けるため、小沢氏や民主党のイメージダウンを図ったのでは。特捜部の十八番だ」
 行政刷新会議による事業仕分けで、鳩山政権は国民の支持を集めているが、特捜部は権力中枢に切り込むのか。

<カレンダーへ戻る