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北朝鮮講演の合間聴衆の 目の輝きに弁の強まり (11月26日)(木)

 晴れ時々曇り 11−16度C 9時30分 上野から水戸へ行く 11時30分 茨城経済文化講演会(水戸京成ホテル) 12時30分 「東アジアの政治経済文化について」講演 14時 終了 鵜澤氏 酒田氏と市内参観 
17時 帰京。
 

●政府の10年度予算概算要求のムダを洗い出す行政刷新会議の「事業仕分け」で、科学技術予算に削減や見直しが相次いだことに対して、日本を代表する学者や研究者から厳しい批判が飛び出した。
 
 ノーベル賞受賞の江崎玲於奈、利根川進、野依良治、小林誠の各氏と、フィールズ賞受賞の森重文氏は東京大で会見。小林氏は「一つ一つの事業にとどまらず、科学全体がどうなるかの問題だ」と強調。
 利根川氏は「オバマ米大統領は経済状況が悪い今こそ科学技術に投資すると表明した。“スーパーコンピューターが世界一である必要はない”と言った人がいるが(1位を)目指さなければ2位、3位にもなれないだろう」と苦言を呈した。
 
 野依氏も「科学技術予算を減らすのは論外。むしろ倍増しなければならない。優れた研究者も優れたインフラが無ければ力を発揮できない」と予算継続の重要性を力説した。野依氏は文科省先端科学技術調査会では「仕分け人は将来の歴史法廷に立つ覚悟があるのかと問いたい」と声を荒らげた。
 

●山陽新聞の社説から・・・
 鳩山由紀夫首相の資金管理団体の政治資金収支報告書虚偽記載問題で、経理担当だった元秘書が在宅起訴される方向になった。今後の焦点は首相の関与や監督責任の有無だが、これまでに明らかになったことでも、政治家としての首相の責任は重いと言わざるを得ない。
 
 鳩山首相の資金管理団体「友愛政経懇話会」の収支報告書によると、2004〜08年の5万円を超す個人献金は、首相個人からのものを除き計約9254万円に上っている。東京地検特捜部は、このうち少なくとも05〜08年の4年間で総額約2177万円が偽装とみている。
 
 このほかにも、04〜08年で計約1億8千万円に上る5万円以下の「匿名献金」の大半と、パーティー券収入1億円以上が偽装だったと判断しているもようだ。偽装額は3億円を超す巨額なもので、とても看過することはできない。
 
 衆院予算委員会で首相は、鳩山家の資産の流用があったことと、元秘書が金を引き出す時の指示書に自ら署名したことを認めた。その一方で、偽装記載への関与は否定した。資金源や匿名献金の実態などは不透明なままだ。
 
 首相には、ほかにも株式売却に伴う多額の税務申告漏れや、大量の株式取得などの資産報告漏れが明らかになっている。経理処理のずさんさが浮き彫りにされた形だ。また、25日には首相の母親が昨年までの5年間で年間約1億8千万円、計約9億円という巨額の資金を首相側に提供していたことが分かり、一部が偽装の原資に充てられた疑いも出てきた。
 
 首相は「すべて検察に任せている」と繰り返しているが、これはいったいどうしたことだろう。野党時代には「政治家と秘書は同罪。『秘書のやったこと』とうそぶいて責任を逃れようとするのはとんでもないことだ」などと自民党を糾弾していた。だが、今は逃げているようにしか見えない。
 
 民主党の政治資金問題では、小沢一郎幹事長側に重機土木大手「水谷建設」から1億円の裏献金が渡っていたとされる疑惑も新たに浮かんでいる。政権交代が実現したというのに、旧態依然とした「政治とカネ」をめぐる問題に、国民の政治不信は再び増している。このままでは政権基盤にも影響しかねない。
 
 今後、野党の追及も厳しくなろう。検察に任せるのでなく、自ら国会で説明責任を果たすことが、首相としてのリーダーシップの在り方だろう。

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