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感性の鋭さ秘めて制作の 平山郁夫自然に還る (12月13日)(日)

 どんよりとした冴えない一日であった。9−15度C 午前中 原稿 午後 外出
 

●鳩山由紀夫首相が中国の習近平国家副主席と天皇陛下の会見を特例的に実現するよう指示した問題について、13日のテレビ朝日の番組で、与野党から批判の声が相次いだ。
 渡辺周総務副大臣(民主)は「天皇陛下の政治利用と思われるようなことを要請したのは誠に遺憾だ」と指摘。「やめていいなら、今からでもやめた方がいい」と、会見中止も検討すべきだとの考えを示した。副大臣が首相を批判するのは異例。
 
 社民党の阿部知子政審会長は「(会見は)特例でも認めてはいけない」と強調。国民新党の亀井亜紀子幹事長代理も「象徴天皇制は国の基本で、きちんと(しなければならない)」と語った。 
 

●バンコク発 時事通信
 タイ当局は12日、バンコクにあるドンムアン空港に給油のため着陸した貨物機から、北朝鮮製とみられる対空ミサイルなど約35トンの兵器を押収、乗員5人を拘束したと明らかにした。
 タイ空軍は、貨物機は北朝鮮から輸出目的で兵器を積み込み、目的地に向かう途中だったとみている。
 
 押収された兵器は対空ミサイルや可搬式の対戦車ロケット砲など数十基に上る。
 タイ外務省の副報道官は、6月に採択された国連安全保障理事会の対北朝鮮制裁決議に基づく措置だと述べた。北朝鮮の2度目の核実験を受けた6月の安保理決議には、同国からの武器禁輸拡大などが盛り込まれている。
 
 タイ当局は、同機が北朝鮮からの兵器輸出を企てているとの情報を米国から得て、機内を捜索した。貨物機は旧ソ連で設計されたイリューシン76型で、国籍はグルジア。出発地は平壌とみられる。
 一部地元メディアは、同機の目的地はウクライナと報じているが、スリランカとの情報もあり錯綜(さくそう)している。
 拘束された5人のうち1人はベラルーシ人で、残る4人はカザフスタン人とみられる。
 
 北朝鮮にとって武器輸出は重要な外貨獲得源の一つ。安保理による制裁強化後も、8月にイランへ向かう貨物船から北朝鮮製兵器が見つかり、安保理決議違反だとしてアラブ首長国連邦(UAE)に押収された事件が明らかになっている。
 

●スティーブン・ボスワース対北朝鮮政策特別代表の訪朝について、米国政府はひとまず合格点という雰囲気にある。
 ヒラリー・クリントン国務長官は、ボスワース代表の訪朝結果について、「予備的な対話としては、かなり肯定的だった」と評価した。
 クリントン長官はこの日、国務省で「重要なのは、ボスワース代表の今回の訪朝目的は交渉ではなく、立場を確認する対話だったということ」という趣旨の発言を行った。
 もともと、会談の目的は特別な成果を挙げることではなく、米国の立場を伝えることにあり、成功と判断したわけだ。
 
 国務省のフィリップ・クローリー広報担当次官補も、ボスワース代表が平壌で北朝鮮外交の実権を握る姜錫柱(カン・ソクチュ)外務省第1次官と会談したことを、「良い出発」と表現した。
 クローリー次官補は、今後の米朝関係の展望について、「われわれは、北朝鮮制裁を定めた国連安全保障理事会決議第1874号の完全な履行を継続し、われわれが考えている決定を北朝鮮が下すよう、圧力をかけ続けていく」と語り、北朝鮮の非核化措置が再開されるまで、対北制裁を継続する意向を示した。
 
 しかし政府部外では、もう少し冷静な評価を下している。デビッド・ストローブ元国務省韓国課長は、自由アジア放送(RFA)とのインタビューで、北朝鮮が平和協定問題を取り上げ、時間をかせぐ戦略を駆使していると評価した。また、ボスワース代表が「両国間共通の理解がなされた」と語った点についても、外交的な修辞に過ぎないという。
 
 こうした中、オバマ政権が推進する対北政策は、クリストファー・ヒル元国務次官補が推進した「短期的成果」中心の政策とはとにかく違うという意味から、「ABC(Anything But Cris Hill=ヒル以外なら何でも)政策」と呼ばれるものだという評価も出ている。米国の外交・安保専門誌『フォーリン・ポリシー』は10日付電子版で、ジェームズ・スタインバーグ国務省副長官が、ジョージ・ブッシュ前大統領とは異なる対北政策を先導しているが、これが「ABC政策」だと紹介した。
 オバマ政権の関係者は、ヒル元次官補が可視的な成果を出すことにこだわり、交渉の面で北朝鮮に引っ張られ、北朝鮮の非核化に悪影響を及ぼしたとみている。
 

●1945年以降、世界で行われた核爆発を含めた核実験は2054回だったが、ここ10年間で核実験を行った国は北朝鮮が唯一であることが明らかになった。
 スウェーデンのシンクタンクであるストックホルム国際平和研究所(SIPRI)の資料によると、第2次世界大戦が終了した1945年から今まで、大気圏と地下で行われた核実験は、それぞれ530回と1524回だった。
 
 国別には、米国が1032回で一番多く、△ロシア=715回、△フランス=210回、△英国=45回、△中国=45回、△インド=3回、△北朝鮮=2回、パキスタン=2回と、それに続いた。
 このうち、北朝鮮は2006年と今年に2回にわたって地下核実験を実施し、1999年以降核実験を行った唯一の国だった。

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