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未曾有の国難のいま暗き部屋 ひとり瞑目ボレロの曲聴く (12月19日)(土)

 北日本では吹雪いて被害が出ている。伊東市に地震がありこれも被害が出た。 快晴 3-9度C 9時30分 年賀状の宛名書き作成(トーヨー) 19時 江戸川第九を歌う会忘年会(GP) 夜は坂口安吾「堕落論」を再読。
 

●時事通信社が11〜14日に実施した12月の世論調査によると、鳩山内閣の支持率は2カ月連続で低下し、前月比7.6ポイント減の46.8%と、9月の内閣発足以来初めて5割を割り込んだ。
 一方、不支持率は同7.ポイント増の30.3%と初の3割台に乗った。
 不支持の理由に鳩山由紀夫首相の指導力不足を挙げた人が急増しており、米軍普天間飛行場移設問題や2010年度予算編成での新規国債発行額をめぐり、首相自身や閣僚の発言が迷走したことなどが響いたとみられる。
 
 調査は全国の成人男女2000人を対象に、個別面接方式で行った。有効回収率は66.1%。
 内閣を支持する理由(複数回答)をみると、「政策が良い」が14・4%(前月比3・7ポイント減)、「他に適当な人がいない」が14.0%(同0.6ポイント減)。一方、不支持の理由は「期待が持てない」が同4・5ポイント増の15・3%でトップ。
 
 「リーダーシップがない」は同10・2ポイント増と3倍超に急増し、14.5%だった。
 以下、「首相を信頼できない」9・0%(同2・1ポイント増)、「政策がだめ」8・9%(同0・2ポイント減)と続いた。 
 

●天皇陛下との特例会見が政治、社会問題となった中国の習近平国家副主席が「次期主席レースから失脚寸前だった」という衝撃情報が飛び込んできた。
 胡錦涛国家主席派と江沢民前国家主席派の暗闘が引き起こした、陛下の政治利用。大宅賞ジャーナリスト、加藤昭氏が北京在住の米情報当局者を直撃した。
 
 これまで、習氏の訪日目的は「次期主席候補として外交経験を積み、日本の各界に世代を超えたパイプを築く」(中国外交部)とされ、国際舞台へのお披露目と受け取られてきた。だが、米情報当局者は全く違った分析をする。
 
 「いま、中国・中南海では『ポスト胡錦涛』をめぐる熾烈な権力闘争が展開されている。これまで習氏は最有力候補とされてきたが、ここに来て、立場が危うくなっている。今年9月の第17期中央委員会第4回総会で、当然選任されると思われていた党中央軍事委員会副主席のポストに就けなかった。習氏にとってショッキングな出来事だった。背後には、胡錦涛派と江沢民派との激しい主導権争いがある」
 
 両派の反目は有名だが、習氏はどんな立場なのか。「福建省出身の習氏はバリバリの江沢民派。江氏の影響力によって、前職の上海市党書記から政治局員を飛び越し、一気に『二階級特進』を果たし、政治局常務委員に抜擢された。一方、胡氏の意中の人物は直系である中国共産主義青年団(共青団)出身の李克強副首相。李氏は同じ常務委員だが、党序列は習氏より1つ格下の第7位。このため、胡氏は土壇場で、習氏の党中央軍事委員会副主席への就任を阻止したようだ。習氏を除き、常務委員会はすべて胡錦涛派で固められた。われわれは、習氏の失脚もあり得るとみている」
 
 中国の権力闘争の凄まじさは聞きしに勝る。習氏はこの『危機』をどう切り抜けるつもりか。
 「習氏は生き残りのため、江沢民派の総力を挙げて反転攻勢を仕掛けた。その1つが、各国元首との会談で箔(はく)をつけることであり、最初に選ばれたのが日本の天皇陛下なのだ」
 
 この話が事実ならば、中国側は最初から「天皇陛下の政治利用」をもくろんでいたことになる。
 習氏ら江沢民派は、政府や党、工作機関に散らばる自派の人間を総動員して、外交ルートだけでなく、民主党の小沢一郎幹事長や、自民党の中曽根康弘元首相などにも接触し、「1カ月ルール」でいったんは拒否された天皇陛下との会見をゴリ押ししたとされる。
 
 「12月上旬には、小沢氏率いる約600人の大訪中団が予定されていた。その直前のタイミングならば『必ず押し切れる』と読んでいただろう。恫喝まがいの圧力もあったと聞いている。それだけ、習氏らは追い詰められていたのだ」
 
 中国の権力闘争に振り回された日本の皇室と政界。果たして、鳩山政権は、こうした中国側の内部情報を正確につかんだうえで対応したのか。
 でなければ、日本の国体はさらに危機にさらされることになる。
 

●ソウル発 18日 ロイター通信
 韓国の聯合ニュースは18日、オバマ米大統領が北朝鮮との緊張緩和に向け、北朝鮮に米国の連絡事務所を来年設立することを提案したと報じた。
 聯合ニュースは北京の外交筋の話として、同提案は、米国のボスワース北朝鮮政策担当特別代表が前週平壌を訪問した際に、北朝鮮の金正日総書記に手渡した書簡に記されていたと伝えた。
 
 書簡で、オバマ大統領は北朝鮮が数カ月以内に6カ国協議に復帰した場合、連絡事務所を設立する可能性があると伝えたという。
 ボスワース特別代表はオバマ政権後初となる米朝高官協議のため北朝鮮を訪問し、同国高官と会談。
 その後、北朝鮮は6カ国協議に復帰する用意があることを示唆している。
  聯合ニュースは匿名の関係筋の話として「北朝鮮は6カ国協議への復帰を正当化する道を模索している」と伝えた。
 

●今月8日に北朝鮮を訪問した米国のボスワース特別代表(北朝鮮担当)は、オバマ米大統領が金正日(キム・ジョンイル)総書記にあてた親書を手渡していたことが、16日までに分かった。
 
 ワシントンの有力な外交筋は、「米政権内部でもごく少数の関係者しかこのことについて知らなかった」と語る。
 米紙ワシントン・ポストは16日、親書の問題について「オバマ政権は6カ国協議の参加国にこの事実を伝えたが、公開しないよう強く念押ししていた」と報じた。
 
 オバマ大統領はなぜ極秘に親書を送ったのだろうか。クリントン元大統領、ブッシュ前大統領も在任期間中、金総書記あてに親書を送った。
 しかし米政権内部はもちろん、同盟国に対してもこのことを公開しないよう要求するなど、外部に知られないようにしたのは今回が初めてだ。
 
 オバマ大統領は親書を通じ、北朝鮮に対して2005年の9・19共同声明で合意した非核化措置の履行と、6カ国協議への復帰を促したとされている。また、北朝鮮が核開発を全面的に放棄した場合には、米朝関係の正常化、経済支援などが行われることも強調したようだ。
 
 一部ではオバマ大統領が親書で、非核化がスムーズに実行された場合には、米朝首脳会談を行う可能性にも言及したため、親書の存在を公開しないようにしたのではないか、という見方もある。
 ワシントンの別の消息筋は「親書でオバマ大統領が、2000年10月に当時のオルブライト国務長官が北朝鮮を訪問したことや、クリントン元大統領の平壌訪問を積極的に考慮した事実を取り上げながら、北朝鮮に対して非核化を迫った可能性もある」と述べた。
 また、北朝鮮が今年から強く主張している平和体制の構築に関しては、破格の提案が行われた可能性についてもささやかれている。
 
 今回の親書は、オバマ大統領が就任以来、イランの最高指導者ハメネイ師に2回親書を送り、両国関係の改善を訴えたのと同じような性格と考えることができる。ただし、当時はイランに親書を送った事実が明らかになると、「低姿勢」などといった非難が起こり、最終的には何の成果も得られなかった。
 そのため今回は親書を送っても、その事実を極秘にしておいたということだ。
 
 ボスワース特別代表の訪朝以来、北朝鮮が友好的な内容の発表を行ったことや、タイで自国の武器が差し押さえられても、これといった反応を示していないのは、オバマ大統領の親書が影響している可能性もある。

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