<カレンダーへ戻る
バックナンバー 

友人の多くが去りて今年また ページめくりて名簿消しつつ (12月27日)(日)

 今年最後の日曜日である。晴れのち曇り 6−12度C 午前中 原稿 午後 外出 夜 懇談会
 

●鳩山首相は26日、ラジオ日本の正月番組収録で、憲法改正について、民主党内での検討を再開し、超党派で議論すべきだとの考えを表明した。
 社民党は憲法改正に反対しており、首相の発言は連立政権内で新たな火種となるのは必至だ。
 
 首相は「今考えられるベストな国のあり方のための憲法を作りたいという気持ちがある。必ずしも9条の話ということではなく、地方と国のあり方を大逆転させる地域主権という意味における憲法の改正だ」と述べた。
 そのうえで、「(民主)党の代表でもあるから、党の中でしっかり議論してほしいという思いは強く持っている。党の中で指導力を発揮してまとめて、連立(政権)の中でもまとめる必要はあるが、むしろ超党派で議論することが非常に大事だ」と語った。
 
 首相は野党時代の2005年、憲法改正試案を発表したこともある改憲論者だが、首相就任後は「内閣は憲法順守義務がある」などとして憲法改正に関する言及を避けてきた。
 民主党も衆院選の政権公約(マニフェスト)で「慎重かつ積極的に検討」と指摘したのみだ。党の改憲案を協議してきた党憲法調査会も活動を休止している。
 
 首相はまた、内閣支持率が20%前後まで下がった場合、国民の支持を得ていることにならないのではと問われ、「それはそうでしょうね」と答えた。
 24日の元公設秘書の起訴を受け、自らの進退については世論の動向を考慮する、と述べたことに関連したものだ。
 

●LDH(旧ライブドア)が元社長堀江貴文被告(37)=刑事事件で実刑判決、上告中=ら旧経営陣と監査法人の代表社員計7人に対し損害賠償を求めた訴訟で、堀江被告との和解が東京地裁(菅野博之裁判長)で成立した。
 
 堀江被告は保有するLDH株や、LDHが支払いを留保していた株の配当金など計約208億7000万円相当の資産をLDHに引き渡す。
 LDHは「堀江被告の資産のほぼすべてが引き渡されることになり、社の損害回復を迅速に果たした」とコメントした。
 
 堀江被告側は自身のブログで「民事的な賠償責任については最高経営責任者である社長としてきっちり取るべきだと考えてきた」と説明。
 さらに「宇宙開発事業を中心に推進していきたい」とぶち上げている。
 

●元タレント、飯島愛さん(享年36)がクリスマスイブに東京都渋谷区の自宅マンションで孤独死しているのが見つかってから1年。
 AV女優デビュー前に青春時代を過ごした足立区内で25日、仲間内の1周忌イベントが行われた。
 
 淋しがり屋で、にぎやかな雰囲気が好きだった飯島さんにふさわしく、パブ「ジョイクラブ」で行われたイベントは和気あいあいとしたムード。
 飯島さんの遺影に、“トレードマーク”だったTバックをはかせ、約20人の出席者は飯島さんの思い出話に花を咲かせた。
 
 飯島さんは中学時代、親と不仲になって江東区亀戸の実家を家出。銀座でホステスをしたり、新宿のディスコやクラブで遊ぶ生活を送っていた。
 主催者の男友達、Aさん(39)は「ごく普通の女のコだったけど、自力で生きていくんだっていうハングリー精神があったね」と振り返る。
 
 別の男友達、Bさん(41)は「AV時代は全身整形していたけど、昔はオッパイも小さかった」と証言。Cさん(38)は「小柄でかわいくて、人気があった」と、なつかしそうに語る。
 飯島さんはAV女優、人気タレントとブレークすると足立区から足が遠のき、地元の仲間とは絶縁状態に。
 
 大きな原因として指摘されるのが、1989年に起きた綾瀬コンクリート殺人事件にかかわっていたといううわさ。ネット上では主犯格の元少年が彼氏だったとも書き込まれ、飯島さんは傷ついていたという。
 Aさんらは飯島さんと元少年らとの接点は否定しなかったものの、「事件にはかかわっていない」と言い切る。
 
 「事件のことで、彼女が誰かに脅迫されていたという話も聞いた。連絡が途絶えていたけど、相談してほしかった」とAさんは悔しがる。
 亡くなって1年たつのに、芸能界では、表立った追悼イベントが行われていない。飯島さんのAV作品をプロデュースし、タレントに転身後も親しかった出版プロデューサー、高須基仁氏は「メジャーの連中は飯島を忘れたのか」と憤る。
 
 素人参加型の格闘技イベント「ハーツ・クラッシュ」(来年2月27日、東京・江戸川区体育館)でも飯島さんを追悼を計画。生前取り組んでいたエイズ予防啓発を図るという。独特の魅力で愛された飯島さんが、忘れられてしまうのは惜しいと言われている。
 

●小沢一郎民主党幹事長が過去に率いた2政党「新生党」と「自由党」を解党した際、党に残った資金の大半に当たる計22億円余を、自分の運営する政治団体に移して支配下に置いていたことが分かった。
 自分の政治活動のほか、親族への支出などにも充てていた。両党の資金には政党交付金など多額の公金が含まれており、こうした資金移動の手法が論議を呼びそうだ。
 
 政治資金収支報告書などによると、小沢氏が代表幹事を務めた新生党は新進党に移行する直前の94年12月、党本部と10支部に残った資金のほとんどに当たる9億2526万円余を、政治団体「改革フォーラム21」に移した。
 党本部に限ると5億5948万円余のほぼ全額が同フォーラムに移され、この大半は国から支給された「立法事務費」だった。
 同フォーラムは、東京都千代田区にある小沢氏の個人事務所を所在地とし、小沢氏が実質的に運営している。
 
 また、03年9月には小沢氏が党首だった自由党と民主党の合併に伴い自由党が解党。同党に残った15億5715万円余(うち5億6096万円余は政党交付金)は、所属する議員らの35政治団体に各500万円が分配されたほか、13億6186万円余が同党の政治資金団体だった「改革国民会議」に移された。
 同会議は自由党解党後に一般の政治団体に変更され、小沢氏による若手政治家の育成事業「小沢一郎政治塾」の運営母体となった。
 
 同会議も所在地を小沢氏の個人事務所に置き、最近5年間は事務所費として毎年1096万〜2532万円を計上、政治塾の会場費や講師への謝礼などに2354万〜2690万円を支出している。
 06〜07年には農水省OBの小沢氏の義兄に対し「組織維持費」の名目で計495万円の支出もあった。支出額は毎年6066万〜8308万円、5年間で3億4556万円余に上る。
 解党時の残資金を巡っては、政党交付金に限り他団体への寄付を禁じる改正法案が今年、衆院を通過したが、解散で廃案となった。
 解党に伴う資金移動について毎日新聞は小沢氏の事務所に説明を求めたが、26日までに回答はなかった。
 

●東京・田園調布の自宅、2000坪を超える土地に立つ長野・軽井沢の別荘、350万株のブリヂストン株――。
 鳩山首相が就任後に公開した資産の内容は、8億円を超える定期預金を含め、実勢価格を基に試算すると総額で83億円を超える。
 「母方の祖父からの生前贈与もあり、恵まれている」。鳩山氏自ら認めるほどだ。
 
 選挙区のある北海道で、総連合後援会長を務める斎藤修弥さん(70)は「お金のことを心配したことは一度もない」と語る。
 室蘭市の地盤を中心とした衆院北海道9区は、東京、神奈川、埼玉を合わせた面積よりも広い。活動費の大半はいつも東京から送金されてきた。「(金は)鳩山家から出るしかないでしょうね」と付け加えた。
 
 政界で有数の資産家の源泉をたどると、東京・麻布永坂町にある資産管理会社「六幸商会」に行き着く。鳩山氏の母・安子さん(87)の実家であるブリヂストン創業家の石橋家があった場所で、祖父の鳩山一郎元首相ら当時の政界関係者の会談が度々開かれ、1955年、「保守合同」誕生の舞台裏にもなったことで知られる。
 
 幼少の鳩山兄弟も一時期、ここで過ごした。閑静な住宅街にある同社が、鳩山氏や母親らの資産を管理している。同社社長(65)は「ブリヂストン株と配当はこちらで管理している。
 首相本人の指示で秘書に現金を渡したり、安子さんから指示を受けて寄付したりしていた」と説明する。
 
 同じビルに、ブリヂストン本社ビルなどを所有する不動産管理会社「永坂産業」もある。
 関係者によると、鳩山家も株主に名を連ねる同社は、石橋、鳩山両家の安定的な収入を確保するのが主な役割という。
 社員が10人余にもかかわらず、ブリヂストンからの賃料で年30億円もの利益がある。
 
 鳩山家の資産規模を示す一例が、93年に亡くなった父・威一郎元外相の遺産だ。東京・文京区の邸宅「音羽御殿」やブリヂストン株450万株など課税対象遺産額は約152億円で、鳩山氏や母親ら4人の相続税額は約50億円。
 遺産額は同年に亡くなった田中角栄元首相を上回り、全国6位だった。鳩山兄弟は、17億円ずつ相続税を支払った。
 相続のため株を売却したり、定期預金を解約したりして兄弟は苦労したが、当時、弟の邦夫氏の秘書だった前衆院議員の馬渡龍治氏(52)は、お金に執着しない安子さんの姿を覚えている。
 
 「『財産はあの世には持っていけない』が口癖で、『きちんと処理してくれるなら、どこかに寄付しちゃおうかしら』と言うのをよく聞いた」と振り返る。
 今回明らかになった母親からの毎月1500万円に上る資金援助。
 過去には、自宅や選挙区内の事務所ビルなどの提供もある。
 その一方、野党時代の鳩山氏は、毎年時価にして2000万から1億円近い株やその他の有価証券を取得しながら、最近まで公表していなかった。
 自ら用立てた資金を大きく上回り、母親から提供を受けた資金は12億6000万円に上ることを明らかにした鳩山氏。だが、その大半の使途は説明されていない。

<カレンダーへ戻る