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朝青龍解雇通告寸前の 理事会前に引退となる (02月05日)(金)

 ニュースはテレビも新聞も、朝青龍の引退と小沢不起訴の報道で埋まっている。快晴 2−10度C
 8時30分 トーヨーで打ち合わせ 8時45分 区へ
 打ち合わせ 10時 石塚、千葉課長の説明を聞く。
 13時30分 もぐらの家に行く。執務 大沼施設長と要談。 18時 藤原氏 渡邉氏と案件があって懇談・夕食会(神田・新世界)20時に終了して解散。 「ナポレオンのことば」を読む。
 

●大相撲の横綱・朝青龍(29=高砂部屋、本名・ドルゴルスレン・ダグワドルジ)が4日、1月の初場所中に起こした知人男性への暴行騒ぎの責任を取って引退することを決断。同日、日本相撲協会に引退届を提出した。
 東京・両国国技館で行われた定例の理事会に召喚されて事情聴取を受けた朝青龍だが、実質的には外部役員らの強硬意見に屈する形で引退に追い込まれた。
 
 数々のトラブルを起こしてきた問題横綱がついに引退に追い込まれた。
 午後3時5分。理事会が行われている会議室から出てきた朝青龍は、群がる報道陣から「解雇ですか?」と問われると足を止め、10日ぶりに口を開いた。
 「引退します。いろいろお世話になり、世間をお騒がせしました」
 
 朝青龍を囲む人垣が一気にざわめき、数人のテレビ局関係者が一報を伝えるために屋外へと急いだ。
 そんな周囲の慌ただしさに動じることもなく、目を真っ赤に充血させた朝青龍は「今は晴れたような気持ちです」と言葉を絞り出した。だが、その言葉とは裏腹に、突然の引退劇は事実上の解雇と言っていいものだった。
 
 この日、日本相撲協会が開催した定例理事会では当初、今回の暴行問題の真相を究明するために設置された調査委員会による中間報告を聞くだけで、処分の検討すら行われない予定だった。
 
 だが、横綱審議委員会の鶴田卓彦委員長が、午前11時開始予定の理事会に先駆けて武蔵川理事長に対し横審の総意として「引退勧告」を通告。その強硬な姿勢の背景には、適切な対応を求める文科省の存在と世論の反発があった。これを受け、武蔵川理事長は理事会の冒頭で横審が「引退勧告」に打って出る姿勢であることを発表。処分には至らないはずだった理事会の流れは、ここから一気に方向転換した。
 
 理事会では外部役員の吉野準監事が、元警視総監の立場から厳罰を要求。他の理事からも解雇を求める声が上がった。話し合いは紛糾し、理事会は朝青龍の召喚を決め、昼食休憩に入った。
 午後1時に再開された理事会では、12人の新理事を前に朝青龍サイドは示談した被害者の嘆願書を用意するなどして処分の軽減を求めた。
 
 だが、朝青龍が事件の経緯について「私は殴ってません」と否定すると、出席メンバーは一斉に反発した。吉野準監事、外部理事で元東京高検検事長の村山弘義理事(弁護士)らが「解雇にすべきだ」と激しく追及。理事会に「解雇」についての決を求めたが、賛成と反対が同数の6人だった。解雇反対派は「5場所出場停止」「大幅な減俸処分」などを提案したというが、午後1時35分に理事会は再び中断。一度退席した朝青龍は無表情で控室に戻り、再開を待った。
 
 午後2時30分に理事会は再開したが、今度は解雇を求める声が過半数の7人に増えた。午後2時56分、業を煮やした九重親方らが朝青龍の待機する部屋に出向き「このままなら解雇になるぞ」と迫ると、横綱はついに引退を決断。最後は高砂親方が「引退します」と切り出した。引退しなければ解雇。解雇となれば1億円を超える退職金も手にできなくなる。形の上では引退でも、その実は、限りなく解雇に近いものだった。
 
 横綱が優勝後に引退するのは大錦、栃木山以来3度目。数々の記録も樹立する傍ら、トラブル、騒動などの負の遺産も残した希代のヒール横綱にとっては“らしい”幕引き。だが、会見で流したのは「無念」の涙だったのかもしれない。
 
 解雇と引退の違いは、日本相撲協会の寄付行為によれば、解雇は理事会の議決により行うもの、引退は自分の意思によるとなっている。
 解雇は退職金が支給されないケースがほとんどだが、引退の場合は満額が支給される。横綱だった朝青龍には養老金と特別功労金が支払われるという。
 

●「ドルジの人生はこれからが本番。彼は経済的にはすでに成功を収めていますが、今後は政治的にもモンゴルのトップに立つことができる。大統領として日本に凱旋することだって可能ですよ」
 
 4日午後に突然、引退を発表した横綱朝青龍(本名=ドルゴルスレン・ダグワドルジ)を「ドルジ」と呼ぶモンゴル国商工会議所・日本会頭のU・ウルジさん(46)は、本紙の取材に語気を強めた。
 ウルジさんは在日モンゴル人の母と慕われ、朝青龍に対しても新入幕時代から面倒を見続けている。
 
 「彼の行動に問題があったのは事実ですが、彼は間違いなく母国に温かく迎えられるでしょう。モンゴル国民の多くは『朝青龍は日本でひどいイジメに遭った。とてもかわいそう』という認識だからです。彼自身も非常に強い母国愛を持っており、モンゴルの大草原のエネルギーが全身からみなぎっているような人。今後はお国のために尽くしてくれるはずです」
 
 同国では、モンゴル人力士の草分けである元小結旭鷲山のダヴァー・バトバヤル氏(36)が2008年6月、野党民主党から出馬してトップ当選。バトバヤル氏は大相撲で稼いだ資金を元手に「旭鷲山発展基金」を設立し、低所得者向けマンション1000戸を供給するなど国民的英雄の地位を築いている。
 
 一方、朝青龍も一族で経営する企業集団「ASAグループ」を率いる実業家で、こちらも経営は順調。モンゴル政界の首脳クラスとも関係が深く、国会議員出馬の意思を関係者に語ったこともあるという。
 
 「いま、モンゴルは世界最大といわれる鉱物資源と、10%を超える空前の高金利で世界中の投機マネーが集まっています。そんな上げ潮ムードの中、国民的人気を誇る彼が政治の世界に飛び込むのなら、国民は間違いなく彼を支持するでしょう。ドルジにとっても、自分を批判していた日本の人たちを見返す絶好のチャンス。
 チンギス・ハーンのDNAを受け継ぐモンゴル男児として、必ず捲土重来を期すでしょう」(ウルジさん)
 
 母国モンゴルでは、ウルジさんのように朝青龍の帰国を「チンギス・ハーンの再来」と確信する国民もいるという。「ドルジ大統領誕生」は決して夢物語ではないのだ。
 

●共同通信の配信・・・・
 中国人民解放軍の戦略ミサイル部隊「第2砲兵」が、内陸部に地下核ミサイル基地を建設している。総延長5000キロに達する「地下長城」との報道もあり、世界で類のない巨大基地とみられている。
 解放軍系の新聞、中国国防報は昨年11月、建設中の基地について「トンネルが四方八方に延び」「100カ所近い作業地点がある」と報道。工事現場の指揮所には数十台のコンピューターが設置されているという。
 
 環球時報も同12月に「内部のトンネルは総延長5000キロに上り、地下迷宮には本物、偽物あわせて数百のミサイル発射台がある」との米専門家の推測を伝えた。
 場所は明らかにされていないが、河北、河南、山西の3省にまたがる太行山脈とみられる。既存の地下基地を拡大している可能性もあり、米国を射程内とする大陸間弾道ミサイルなどが大量に保管されているようだ。
 

●4日は、横綱・朝青龍だけでなく民主党の小沢一郎幹事長の進退が注目された運命の日だった。前者は引退、後者は続投と明暗分かれた形だが、専門家は“男の引き際”をどうみているのか。
 
 「出処進退の研究−政治家の本質は“退き際”に表れる」の著書がある評論家の塩田潮氏は、「トップの出処進退の美学だけを言えば、朝青龍はいさぎよく、小沢さんはぶざまだ、と言う人はいるかもしれない」としつつ、「小沢氏自身が不起訴となったことで、国民は判断を留保している段階。出処進退を問われるのは、現在ではない」と、小沢氏の続投に理解を示した。
 
 そのうえで、両者の違いについて「目的に対する一種の到達度、燃焼度が違う。朝青龍は長く実績を残し、力士として峠を越えていた。
 小沢氏も、もしかしたら峠を越えているのかもしれないが、当人はやらなきゃいけないことというか、不完全燃焼だと思っているはずだ。それが身の処し方の違いになった」と話した。
 
 ただ、小沢氏については「今後は政治的な責任が残っている。政治は国民の支持がなければできない。司法とは別に、国会の参考人招致などで説明し、世論に受け入れられないなら退場せねばならない。
 小沢氏の姿勢や世論次第では、政治的な出処進退を問われる場面がくるだろう」という。
 
 危機管理の専門家はどう見るか。「リスク・ヘッジ」の田中辰巳代表は朝青龍について「自ら引退という決断を下したことで、かろうじて体面を守った。このままいくと刑事事件になって解雇になる可能性もあり、最悪の事態は避けられた格好だ」と評価。
 小沢氏は「政治家としてのイメージという観点でみれば土俵際にいるのは間違いない。
 説明責任を十分果たしたとは言えず、いまのところ後手後手に回っている」としたうえで、こう話す。
 
 「特捜とのバトルに勝ったという見方もあるが、そもそも特捜の狙いは政治資金規正法違反の厳罰化だった。小沢氏への事情聴取や秘書の逮捕で、アナウンス効果は十二分にあった。厳密に言えば“勝利”ともいえない。小沢氏の進退がそのまま次の参院選に反映されるため、これからどうするかにかかっている」
 
 ジャーナリストの若林亜紀氏は「どちらも、辞めたくはないはず。ただ、置かれた立場が違う。朝青龍は相撲協会の駒にすぎず、小沢氏は民主党の幹事長だ」と語り、「朝青龍の引退は当然だと思うが、相撲協会にやめさせられた側面もある。相撲協会は文部科学省から補助金を受け取っており、国技の品格を守るのが当然の立場。
 朝青龍はスターかもしれないが、守れなかった。一方、民主党にとって小沢氏は重鎮で、疑いはあっても不起訴となったのだから、辞めさせることはできないだろう」と続けた。
 
 また、政治評論家の屋山太郎氏は小沢氏続投について「嫌疑不十分は、無罪ではない。続投は不適当だと思う。参院選までに、民主党の支持率が下がり、小沢氏が辞めなければ再起できないという状況になるだろう。決断は間違いだ」と話している。

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