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公聴会厳しき問いに応答の 豊田社長にくやし涙が (02月24日)(水)

 トヨタ自動車は22日、米ニューヨーク州南部連邦地方裁判所の連邦大陪審から、大規模リコール(無料の回収・修理)の原因となったアクセル不具合やハイブリッド車「プリウス」のブレーキなどについての書類提出を求める召喚状を受け取ったと発表した。
 大陪審がリコール問題で召喚状を出すのは極めて異例。トヨタは刑事責任を追及される可能性がある。
 
 米証券取引委員会(SEC)のロサンゼルス支部も同様の書類の提出を要求。トヨタがどのような指針に沿って不具合などの情報開示をしているか、書類で示すよう求めているという。
 トヨタによると、召喚状は今月8日付で、検察の要請を受けて連邦大陪審が発行した。通常のリコールではこうした対応はされないという。
 
 トヨタは9日には召喚状を受け取っていたが、「すぐに公表しなければならない事案ではないと判断していた」と説明。当初は米国に上場している企業に求められているルールに基づき、月末に召喚状の件をSECに報告する方針だった。
 だが19日にSECからリコールについて書類の提出要請を受けたため、月末を待たずに発表したとしている。
 
 大陪審は市民から選ばれた陪審員で構成され、検事の提出した証拠に基づいて犯罪の有無を審理する。大陪審の審理は裁判ではなく捜査の一環で、非公開とされる。
 召喚状の発行は、大陪審がトヨタに対し、リコール問題で刑事責任の追及を視野に入れている可能性を示すものだ。
 トヨタは「召喚状の発行がすなわち、当社が法律違反を犯したということではない。刑事事件に発展するかどうかは分からない」としたうえで、「当局の調査に真摯に協力する。現在、調査への対応を準備している」とコメントしている。
 
 米議会などでは、トヨタが「欠陥隠し」をしたとの不信も広がっており、現地時間23日からの公聴会などでトヨタ側がどう答えるかが焦点となっている。
 米国では「トヨタは金もうけを優先して、安全性を犠牲にしてきた」との見方が強まっている。刑事事件に発展するようなことがあれば、トヨタはメーカーとして致命的なダメージを受けることになりそうだ。
 

●晴れのち曇り 8−16度C 8時30分 トーヨーでうち合わせ 10時 区へ 打ち合わせ 
 18時 江戸川明社役員会(グリーンパレス) 夜は「大不況は日本型資本主義で乗り切れ」を読む。
 

●ワシントン発 東京新聞
 「強欲なトヨタよ、職務を果たさなかった米道路交通安全局(NHTSA)よ、恥を知れ」。
 23日に開かれた米下院公聴会で、トヨタ車の「急加速」で「死に近い体験をした」という米南部テネシー州在住の元同州社会福祉相談員、ロンダ・スミスさんが証言に立った。
 
 証言によると、スミスさんは06年10月の午前、トヨタ自動車のレクサス(ES350)で自宅近くの高速道路に乗った。間もなく、アクセルを踏んでいないのに車が急加速しているのに気付いた。
 ブレーキをかけたりギアをバックに入れたが加速が止まらず、時速は145キロに。
 「ガードレールか木にぶつけて止めるしかない」と考えるうちに時速は160キロに達し、「私は死ぬ」と感じて、最後の電話のつもりで夫に連絡したという。
 スミスさんはこの時の状況を語るうちに言葉に詰まり、あふれる涙を何度もぬぐった。
 
 その後、「何も新しいことはしなかった」が、車は徐々に減速し、時速53キロまで落ちたところでエンジンを切ることができたという。
 スミスさんは夫と共に、「欠陥車両」としてトヨタ側に全額返金を求めたが「適切に整備されていれば、ブレーキはアクセルに勝る」との回答しか得られなかった。
 NHTSAにも相談し、調査員が乗車点検したが「恐らくフロアマットの問題」と結論付けたという。
 公聴会では多くの議員がスミスさんの証言に共感を示し、スミスさんや同席した夫、エディさんと握手などを交わす姿が見られた。
 

●長崎県知事選での与党系候補大敗を契機に、民主党内で、小沢一郎幹事長の責任論が噴出し始めた。小沢氏と距離を置く「民主七奉行」の前原誠司国土交通相、枝野幸男行政刷新担当相らが23日、小沢氏の自発的な幹事長辞任を暗に求め始めたのだ。
 七奉行を仕切る渡部恒三元衆院副議長が22日に、小沢氏の進退問題に触れたことが「小沢責任論解禁」の口火を切った格好だ。
 「幹事長の仕事は選挙が最も大事だ。どうすれば参院選に勝てるのか(本人が)総合的に判断すると思う」
 
 前原氏は23日午前の記者会見で、長崎県知事選の敗北に絡む小沢氏の責任に関してこう強調した。小沢氏の自発的な進退判断に期待感を示したもので、枝野氏も同日の記者会見で「国民の信頼と期待を取り戻すには何が必要か、力のある政治家なら十分認識している」と足並みをそろえた。
 
 仙谷由人国家戦略相は同日の記者会見で、「(敗因などを)分析、総括して次の選挙に備えるべきだ」と指摘した。前日にも、「昨年の千葉、秋田(両県知事選)で負けたころと状況が似通ってきた」と明言。
 西松建設違法献金事件の影響で地方選に連敗、その後、小沢氏が代表を辞任した“再現”に期待感をにじませていた。
 

●民主党の「黄門様」で知られる渡部恒三元衆院副議長が夕刊フジのインタビューに応じ、鳩山政権や小沢一郎幹事長が牛耳る党運営に加え、焦点の「政治とカネ」について激白した。
 長崎県など地方選連敗で再燃した小沢氏の進退問題にも直言。“反省せよ、小沢君”と言わんばかりに猛省を促した。
 
 −−鳩山政権発足から5カ月余り。長崎知事選などで敗けるなど「政治とカネ」が直撃。民主党内では小沢一郎幹事長の辞任論が再燃しているが?。
 「(事件で)起訴になれば『辞めろ』というつもりだった。俺も民主党の国会議員だから、はっきりいえないんだな。そこが難しいところだ。やはり国民の世論を民主党は大事にしなくちゃなんない」
 「(地方選の敗北は)厳しく反省しなくちゃいけないけれども、これで小沢君は辞任なんかしないな。神様がちょっと驕り高ぶっている党執行部に厳しい反省を求めた結果と受け止めて、少しでも小沢君に謙虚な姿勢が出てくれば、民主党は立ち直ることができる。
 小沢君が謙虚に反省するかどうかだ」
 
 −−世論は小沢氏の説明責任も求めているが?。
 「民主政治だから、説明する必要があるに決まっている。ただ、小沢君でも今夏の参院選に勝てそうなときに、なにも俺が口出しをする必要はない。『小沢君では勝てない』というときだけだ、俺が憎まれ役をやんなくちゃいけないのは」
 
 −−「辞任すべき」とする世論の数字が参院選目前でも高ければ、幹事長辞任も含めて黄門様の切り札“印籠”を出す、いわば引導を渡すこともあるか?
 「わからない。国民世論次第だ。そもそも今夏の参院選は自民党がつぶれる状況だから、(小沢氏が)辞めようと辞めなくても民主党は勝つ。心配なのは国民の政治不信だ」
 
 −−小沢氏の「知恵袋」で側近の平野貞夫元参院議員が一部報道で渡部氏を痛烈に批判しているが?
 「(平野氏は)15年間ぐらい俺の悪口を言い続けている。指摘は的外れで別に、言うほどのことでもない」
 
 −−小沢氏から離れていく側近議員も多いが?
 「小沢君が5足す5は10といえばなんでもない。時々、5足す5は15という。
 その際、側近が『先生、10です』と言った瞬間に、関係が切れちゃう。
 それで30人ぐらい消されたかな。その中で、初当選から小沢君と付き合って40年余り、仲良くなったり仲が悪くなったりしながら、まだ(政治的に)生きているのは俺1人なんだな」
 
 −−鳩山首相に関しては?
 「首相は幸せな男だ。母親から月1500万円ずつもらっても、本人は気がつかないってのはあり得るか? それでも国民は、収賄的なカネではなく親のカネ、これまでとは違うとみてくれている」
 「それに、今の自民党が野党としての存在感がない。55年体制当時なら野党の追及でとっくに総辞職になっている。もうひとつ、首相は嫌われない。
 むしろ国民は人柄のいい、かわいそうな感じで受け止めている」
 
 −−「首相の後ろにおっかない舅(小沢氏)がいる。かわいそうだ」と首相のリーダーシップ不足を皮肉ったこともあるが?
 「『小沢氏は国会で説明すべきだ』などと首相は最近、本音を言うときがある。
 舅離れしようという意欲はみえるけど、まだ中途半端だ。幹事長は部下なんだから堂々とやればいい。ただ、首相はもともと育ちがよくて、リーダーシップなんて生まれたときからなかったんだな」
 
 −−岡田克也外相ら「民主党の七奉行」の評価は?
 「党内には中堅・若手に優秀な人材がいる。政治家たらんとする志を持っている。
 自民党と違う。七奉行が有名だが、新七奉行をつくってもいいような人材がたくさんいる」
 
 −−「反小沢」勢力を囲う印象も与えるが?
 「別に『親』とか『反』ではない。小沢君にごますっているやつと、ごますらねーやつとの違いだ。
 (七奉行らは)自分で資金もなんとかなるし、選挙も心配ないから小沢君にごまする必要がない。
 自立している。そんな人材を育てるのが俺の最後の仕事で、生きがいでもあるんだな」

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