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宮の下緑濃きなか艶やかに 酒酌み交わす時を忘れて (05月18日)(火)

快晴で風が強い。17-25度C ロータリー・ハントレー会のために11時の東京発新幹線で三島へ。 長泉町の米山記念館。  箱根へ 箱根宮の下に泊
 

●宮崎県で発生している家畜伝染病「口蹄(こうてい)疫」問題が、ついに高級ブランド「宮崎牛」にまで広がった。宮崎牛を飼育する県家畜改良事業団(同県高鍋町)で口蹄疫の疑いのある肥育牛5頭が見つかったことを受け、県は16日、種牛49頭など計308頭の牛の殺処分を決めたと発表した。
 
 宮崎牛は県外のブランド和牛産地に子牛を出荷するいわば供給基地。県は事前に優秀な種雄牛6頭を“避難”させているが、万が一この6頭も口蹄疫にかかっていれば宮崎の畜産だけでなくブランド和牛のピンチにもなりかねない。
 
 「もし、6頭がクロであれば宮崎の畜産は終わり。種牛を育てるのに7、8年はかかる」。JA宮崎中央会の羽田正治会長は16日の記者会見で沈痛な面持ちで語った。
 
 全国トップクラスの肉質を誇る宮崎牛は、年間8万頭の子牛が出荷され、うち半数は県外で松坂牛や佐賀牛、近江牛などのブランド和牛として肥育される。
 
 最後の望みがかかる種雄牛6頭は、農家に供給する種付け用精液の9割を受け持つ“エース牛”。国との協議で、13日から14日にかけ、同事業団から20キロ離れた西都市に特例的に避難させていた。しかし、同事業団で感染した疑いのある牛が見つかったのは14日。この6頭は移動直前の遺伝子検査では陰性だったが、ウイルスの潜伏期間が7−10日ほどあるため、感染の疑いはぬぐえない。
 
 県は、遺伝子検査を15日から1週間続け、経過観察を行う。その結果、異常がなければ殺処分の対象とはしない方針。16日の再検査では6頭とも陰性だった。
 
 新たな種雄牛の飼育には7年程度かかるといい、49頭が殺処分対象となっただけでも県内畜産業界にとっては大きな打撃。県の担当者は「(殺処分は)断腸の思い。心からおわびする」と繰り返した。現在、冷凍精液の在庫は15万本あり、農家への供給は約1年分はあるという。
 

●サッカーW杯南アフリカ大会のツアーが不人気で、旅行各社は青息吐息だ。アクセスが不便で旅行代金が高いこともあるが、ファンが敬遠する最大の理由は何と言っても“世界最悪”といわれる治安の悪さ。現地事情に詳しい関係者は、その危険度を「強盗、強姦、殺人…何でもありの無法地帯」と表現し、南ア開催を決めたFIFA(国際サッカー連盟)の判断を疑問視している。
 
 年間約1万8000人が殺され、殺人未遂もほぼ同数。強盗や強姦に至っては年間40万件以上も発生している南アの現状について、観光ジャーナリストの千葉千枝子さんは、「誇張でも何でもなく、治安状況は世界最悪」と断言する。
 
 「都市部では、昼間でも路上を1人で歩いていたら、凶器を持った暴漢に襲われても文句は言えません。信号待ちの車を襲撃する強盗事件も多く、夜間に赤信号で停車すると“非常識”扱いされるお国柄。10111番(日本の110番)に通報しても、警察が駆けつけるのは早くて30分、下手すると1時間もかかる有り様です」
 
 実際、日中に道を歩いている人はほとんどいない。現地の黒人ドライバーでさえ、所用があっても車外に出るのを躊躇するほど。複数で行動しても防犯効果は薄く、大通りで旅行客数人が襲われるケースも多いという。
 
 レイプ被害も深刻。W杯を取材するマスコミ各社は、女性記者や女性アナウンサーの派遣を見送った。レイプ犯罪が1日100件近く発生し、女性の3人に1人が被害経験、男性の4人に1人以上が過去に加害経験があるとされる南アでは、どれほど厳重な警護でも安全の保証はないからだ。
 
 現地添乗経験がある元旅行会社社員の川内伸夫さん(35)が語る。
 「レイプは7分に1件以上発生している計算。エイズキャリアの男性が『処女とセックスすると治る』という迷信を信じ、幼女や少女を強姦したり殺害するケースもあるといいます。
 まさに無法地帯で、間違っても若い女性が観光気分でお気楽に出かける土地ではありません」
 
 2005年には、ヤコブ・ズーマ元大統領が強姦容疑で逮捕。
 裁判で「(被害者は)ミニスカートをはいて太腿を見せ、セックスをしたいとほのめかした」「ズールー族の文化では、男性は女性がその気になったらセックスに応じなければならない」と証言し、話題となった。そもそも、裁判に持ち込まれる強姦事件自体が氷山の一角で、ズーマ氏の事件を含め大半の強姦裁判は証拠不十分で無罪判決となっているという。
 
 聞けば聞くほど、わざわざ高い金と時間をかけて出かけるような国ではない。
 どうしても行きたければ、大手旅行会社のツアーが最善だが、それでも「高級ホテルで従業員が客室に侵入し女性客をレイプする事件や、ギャングと内通した従業員の手引きによる窃盗被害も起きている」(千葉氏)という。
 もはや、“無傷”の帰国はあきらめたほうがよさそうだ。

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