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混乱の末の退陣まじかなり 鳩山首相才能のなく (05月29日)(土)

暗い曇りのち明るい曇り 15-19度C 8時30分 成光堂クリニック のち新小岩で買い物 午後 原稿 18時 夕食会 夜は鳥谷陽一「モヤモヤ職場」を読む。
 

●財界総理が本物の総理に“退任勧告”し、話題になっている。
 日本経団連は先の定時総会で、新会長に米倉弘昌・住友化学会長を選出。総会に来賓として出席していた鳩山由紀夫首相が会場を去る際、米倉氏が「総理が退場されます」と言おうとして間違って「総理が退任されます」とやってしまったのだ。
 経団連と政府・与党の関係はよくないといわれるだけに、波紋を広げそうだ。
 
 実は、経団連と首相側には、総会前からミョウな空気が流れていた。
 経団連は総会の数カ月前から、鳩山首相に出席を要請。ところが、なかなか回答がないため、半ばあきらめかけていたところに、27日の総会の前日になって首相官邸から出席できるとの回答があったという。
 「経団連にはスケジュールを前もってきちんと決めたがる人が多い。なかなか回答をよこさない首相官邸にはいい感情を持っていなかった」(財界関係者)
 
 総会は27日午後2時、東京・大手町の経団連会館でスタート。新会長に選出された米倉氏が就任スピーチを行っている最中に、鳩山首相が現れ、すぐに首相のあいさつが始まったという。
 あいさつの内容は、米軍普天間飛行場移設問題や朝鮮半島情勢の緊張化などが大半で、経団連にとって興味のある経済政策の話はほとんどなし。
 「高い技術力と知恵で世界をリードしてほしい」と述べるにとどまった。
 
 10分ほどあいさつした首相はこの後、東京・平河町で開かれていた全国知事会議へ移動することになっていたが、ここで先の“退任勧告”が飛び出す。
 首相が会場を後にしようとしたため、そのことを出席者に知らせようとした米倉新会長の口から出てきた言葉が「総理はご多忙中につき、退任されます」。米倉氏は最後まで間違いに気づかなかった様子だったという。
 会場にいた約500人の経団連会員らの多くは「退任」発言に凍りついたが、会場の一部で失笑も漏れた。
 
 その場に居合わせた大手企業のトップは「言い間違いだが、ある意味、経団連としてはふらついてばかりの鳩山政権にうんざりで、その気持ちを代弁してくれた格好だ」と明かす。
 ただ、自民党にべったりだった経団連では、民主党政権との隔たりが問題視されている。
 米倉新会長にはその関係改善も求められるだけに、「失言が悪影響しなければいいが」(別の企業トップ)と心配する向きもあるという。

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