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断固たる筋を通して罷免さる 福島瑞穂はヒロインとなる (05月31日)(月)

爽やかなる朝である。16−23度C 8時30分 トーヨーで打ち合わせ 8時45分 区へ 9時30分 広報課の監査 13時15分 文化課の監査 18時30分
 日本経済懇話会夕食会(千代田区内) 夜は黒木隆「風の幻想」を読む。
 

●連立政権からの離脱を決めた30日の社民党全国幹事長会議。「当然」が多数意見を占め、反対や慎重意見を表明したのは新潟県連などわずかだった。
 離脱派が圧倒的多数を占める中、「急がない方がいい」と考えながらも意見を表明できず、複雑な表情のまま会場を去る県連幹部の姿も。
 今夏の参院選、さらには今後の党勢への影響はどうなるのか。連立政権発足から8カ月。社民党は大きくカジを切った。
 
 会議は東京都内のホテルで約3時間にわたって行われた。報道陣に公開された冒頭のあいさつ。
 白いスーツ姿で臨んだ福島瑞穂党首は米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設問題を「社民党の一丁目一番地」と位置づけ、罷免に至る経緯を説明。会場内からは拍手がわき起こった。
 
 沖縄県連からは、仲村未央(みお)書記長が発言。「辺野古移設断念を求める意思を党首が貫いて党全体で確認したことが県民を勇気付け、励ましている。
 この方向性を完全に否定された罷免を受けては当然離脱ということになろう」と、離脱を支持した。
 
 出席者によると「9割方は離脱支持」。その中で、今夏の参院選で改選議員を抱える新潟県連の田上敏幹事長は、会場で報道陣に対し、「政権離脱は、行き過ぎでは。(民主、国民新との)3党間で基本合意している政策の達成への努力と、憲法を変えさせないためにも政権にとどまり、引き続き頑張っていくべきではないか」と慎重姿勢を示した。
 
 滋賀県連も内部では離脱は慎重にすべきだとの意見が多数だったが、小坂淑子県連代表は「連立維持は少数意見で、(会議で)発言できなかった」。「福島さんの行動はとてもよろしい。
 しかし、社民党の党員数、力量など地元の状況を考えると、滋賀の場合、離脱は急がない方がいいという方向に傾いた」と、現状や今後への不安を漏らす。
 
 また、今回の離脱決定で、次期参院選に影響も懸念されるが、選挙区に前衆院議員が出馬予定の岸田清実・宮城県連幹事長は「影響は特に考えていない」。
 同様に選挙区で前衆院議員が立候補する埼玉県連の中山茂幹事長は「平和の問題という社民の基本中の基本で、党として筋を通したということでいけば、市民の支持は得られるのではないか」と、強気の見方を示した。以上毎日新聞朝刊より。
 

●夏の参院選に民主党公認の比例代表で出馬する、柔道の五輪金メダリスト・谷亮子(34)が30日、街頭演説デビューを飾った。青森市で、出馬表明後の“第一声”を発した後、仙台市では繁華街を練り歩くパフォーマンスも。
 政治演説の不慣れさものぞかせたが、行く先々で地元の立候補予定者そっちのけで握手、写真攻めにあうなど、支持率最低の鳩山政権の“救世主”になれそうな人気の高さを見せつけた。
 
 「本日は、みなさんの笑顔に会いたくて、このリンゴでも有名な青森にやって参りました!」。クリーム色のパンツに茶色の上着と、地味めの装いで青森駅近くの街頭に立つと、特産物を取り入れたあいさつで、心をつかむ。
 「目標を持って前進していく。この姿勢で国のためにがんばりたい」。2分15秒間の演説。ヤワラちゃんは、短めの第一声で、政治家へのスタートを切った。
 
 この日昼、青森選挙区で出馬予定のママさん女子アナ・波多野里奈氏の応援で街頭演説。約500人(主催者発表)を前にマイクを握った。途中、言葉に詰まったり、言い直す場面もあった。
 候補者流に口に近付けたマイクの持ち方に慣れていないためか、後方に声が届きづらかった。
 やや“経験不足”を露呈したが、演説後は「みなさん、温かいので心強いです」と満足そうだった。
 
 青森・五所川原市でも約300人を前に演説をした後、夜は仙台に移動し、繁華街3か所で、計約1000人(同)を前に演説。徒歩で移動し、地元民と触れ合った。宮城選挙区の候補予定者・伊藤弘美氏の応援だったが、やはり全国区の知名度を誇る谷に、視線は集中。
 「ヤワラちゃ〜ん」「小ちゃ〜い」と歓声が上がり、携帯電話カメラを差し出す人と、握手を求める手の渦で、動きがとれない場面もあった。
 
 演説では「子育ての環境づくり」「スポーツ振興」などテーマを掲げたが、具体的な政策には触れなかった。観衆の中には「客寄せパンダでは」「柔道と両立できるのか」と批判的な声も。今後の勉強次第という部分は残すが、行く先々で、人気ぶりは証明した。
 
 陣営は、東京・港区に選挙事務所を確保。6月12日には福井県での演説が決まっている。関係者によると、同19日前後に埼玉県での演説も決定。人気候補のため、緊急の応援要請が入る可能性はあるが、日本を“南下”しながら、支持を訴えることになりそうだ。
 「民主党をぜひ応援してください。よろしくお願いします
」青森での演説第1弾を、かわいく締めくくった谷。党への逆風をはね返すべく、目玉候補がいよいよ本格的に動き出した。
 

●参院選を目前に鳩山政権は社民党の連立政権離脱、内閣支持率の20%割れという窮地に追い込まれた。
鳩山首相は求心力低下に歯止めを掛けようと躍起だが、政権浮揚への決め手は見当たらない。
 
 首相はこれまで、内閣支持率の続落にも「10年度予算が成立し、個別政策の恩恵を国民が実感すれば、支持率は自然と上向く」などと繰り返してきた。しかし、読売新聞社が29〜30日に実施した緊急全国世論調査では、内閣不支持の理由として「政策に期待できない」を挙げた人が2割強に拡大した。
 社民党の連立離脱を招いた沖縄県の米軍普天間飛行場移設に関する日米合意も「評価しない」が6割近くに達するなど、政策面で好転の兆しは見えない。
 
 首相は30日、韓国・済州島で行われた日中韓首脳会談で、韓国哨戒艦沈没事件に関し、北朝鮮に毅然(きぜん)とした対応を取るべきだと主張。会談後には「私から国連安全保障理事会でも韓国を支持するというメッセージを出した」と記者団に強調した。ただ、こうした首相の姿勢に対しては「北朝鮮に対する強い姿勢を示すことで、求心力低下を防ぎたいという意図が透けて見える」との声が出ている。
 
 内政面でも政権浮揚の「頼みの綱」だった事業仕分けは、独立行政法人や公益法人などを対象とした第2弾をすでに終えており、「成果も普天間問題で打ち消されてしまった」(民主党参院幹部)格好だ。
 
 6月には子ども手当の支給が始まる。政府は6月に新たな成長戦略をまとめるほか、首相肝いりの「新しい公共」に関する新たな政策も打ち出すことにしている。首相らはこうした政策に政権浮揚効果を期待するが、「内閣不支持率が7割を超える中では、どんな政策も、効果はほとんどない」との見方が強い。
 
 民主党内の一部には内閣改造による人心一新を求める声も出ている。しかし、首相は29日、韓国・済州島で記者団に「そういう発想は持ち合わせていない」と否定している上、「政権の体力が低下した中での改造はマイナス面が多い」(党幹部)との声も強い。

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