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権力が結んだ油と水のなか 二人三脚もろくも崩れ (06月03日)(木)

朝から快晴無風の好天である。18−26度C 8時30分 トーヨーで打ち合わせ 8時45分 区へ 打ち合わせ 執務  13時 野口氏と懇談 16時 短歌協会総務委員会(池袋) 18時30分 日朝友好議員連盟の総会(新宿) 木邑浩二「金曜日の総理官邸」を読む。
 

●鳩山首相の退陣表明を受けた民主党代表選は、4日の投開票に向けて、党内各グループが準備を本格化させた。
 菅直人副総理・財務相(63)は3日夕にも立候補表明の記者会見を行う方針で、前原国土交通相や岡田外相、野田佳彦財務副大臣が相次いで菅氏支持を表明し、菅氏への支持が広がっている。
 
 中堅・若手の支持を受ける樽床伸二衆院環境委員長(50)も同日昼、出馬する意向を表明した。
 新代表は4日午後0時30分ごろ、選出される予定だ。新代表は4日中に衆参両院で首相指名を受け、同夜、新内閣を発足させる方向だ。同党は、7日に衆参両院で新首相の所信表明演説を行いたい考えだ。
 
 菅氏は3日午前、国会内で岡田外相に会い、代表選での支援を要請した。
 岡田氏は菅氏との会談後、記者団に「権力の二重構造は好ましくないことと、政治とカネの問題で民主党らしさを取り戻す必要があると伝え、条件が満たされると理解し、菅氏を支持する」と述べた。党運営から小沢幹事長の影響力を排除するよう求めたものとみられる。
 
 菅氏はこの後、羽田元首相らに面会した。菅氏は小沢氏にも協力を求めることを検討しているが、岡田氏や枝野行政刷新相ら菅氏支持の有力議員が「小沢氏の影響力排除」を求めており、小沢氏への対応が焦点となる。
 前原グループと野田グループも3日、それぞれ都内で会合を開き、菅氏を支持する方針を決めた。
 
 一方、樽床氏は3日昼、国会内で開いた会合で出馬する考えを表明し、「日本の明日を切り開く先頭に立たせていただきたい」と語った。樽床氏周辺は、立候補に必要な推薦人20人の確保のめどはついたとしている。
 樽床氏は衆院大阪12区選出で当選5回。松下政経塾出身で、日本新党、新進党などを経て民主党入りした。
 小沢氏に近い中堅議員らの支持を受けている。樽床氏を支持する議員が小沢氏に「グループ横断の形でやっていきたい」と伝えたのに対し、小沢氏は「本人の意思なら、やる必要がある」と語ったという。
 党内最大勢力である小沢グループ(約150人)は、独自候補を擁立しない方針だが、「フレッシュな顔が望ましい」との声がある一方、菅氏を推すべきだとの意見も出ている。
 民主党代表選は4日午前9時から立候補の届け出を受け付け、同11時から国会内で両院議員総会を開き、党所属国会議員423人(衆院307人、参院116人)による投票で新代表を選出する。
 

●外国為替市場で、円安が進行している。鳩山由紀夫首相の辞任で政局の不安定化による“日本売り”もあるが、後継首相に有力視される菅直人副総理兼財務相の代表選出馬で、財務相就任時の舌禍で物議をかもした“円安誘導”への思惑も、大きな円安要因になっている。
 
 3日午前の東京外国為替市場の円相場は続落し、1ドル=92円台前半で取引された。同市場では約2週間ぶりの円安ドル高水準となった。午前9時現在は、前日比48銭円安ドル高の1ドル=92円08〜10銭。ユーロは78銭円安ユーロ高の1ユーロ=112円80〜82銭。
 
 市場では、菅氏が次期首相に就けば、円安誘導に動くのではないかとの思惑が出て、円売りドル買いを誘っている。
 菅氏は今年1月に藤井裕久氏の辞任を受け、財務相に就任した際の会見で、「経済界からは90円台、できれば半ばあたりが貿易の関係で適切ではないかという見方が多い。もう少し円安の方向に進めばいい」と述べ、通貨当局者としては超異例の相場水準に言及し、市場への口先介入を行った。
 
 この問題では、鳩山首相のほか閣僚からも苦言が相次ぐなど大きな波紋が広がったが、菅氏は「経済界の希望を代弁しただけ」と開き直った。
 「菅氏は確信犯」との見方が多く、首相というさらに責任が重い立場になっても、「円安誘導に動く」との観測が強い。
 円安は、日本の輸出企業の収益を押し上げ、株価にもプラスとなるため、歓迎する声は多い。
 
 さらに市場関係者は、「相場が大きく乱高下する展開は大歓迎。ギリシャ危機で比較的安全な円が買われて円高が進んでいたが、反転して円安へと突き進む可能性が出てきた」(為替ディーラー)と、“舌禍”を手ぐすね引いて待ち望んでいる。

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