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大男野球賭博のごたごたの 小さくなりて情けなきさま (06月27日)(日)

早暁から小雨のち明るい曇りである。20−30度C 午前中 原稿 18時 八代目橘家円蔵師匠夫人・大山節子さん(82)の通夜(区内) 夜はドストエフスキー「貧しき人々」を読む。
 

●野球賭博問題で渦中の大関・琴光喜(34)=佐渡ケ嶽=が現役引退する意思を固めたことが26日までに分かった。複数の部屋関係者によるとすでに佐渡ケ嶽部屋に引退届を提出したが受理されていないという。部屋としてはあくまでも日本相撲協会が今後の理事会で下すとみられる除名、解雇の厳罰を受けさせる意向とみられる。
 
 「部屋に届け出を出したが、部屋としては受け取っていないと聞いています」と関係者。現在、警視庁の調べで野球賭博に数千万円もつぎ込んでいたことが判明。さらに暴力団関係者から恐喝の被害まで受けるなど今回の問題の発端となったのが琴光喜。引退届を受理し協会に提出すれば、力士養老金などの退職金が支給される可能性もある。
 
 琴光喜の退職金は協会の規定で算定すると約5500万円。これほどの不祥事を起こしながら自身が大金の確保を狙って引退の意思を伝えた疑惑も浮上する。それだけに部屋としては届け出を保留にし協会が下す除名、解雇の厳罰で責任を取らせ、退職金も支給させないことが協会へのけじめと考えているようだ。
 
 25日には特別調査委員会の伊藤滋座長から「調査するまでもない。一番のクビだ」と通告された。ただ、この日の発表では調査委が事情聴取していたことが判明。伊藤座長は賭博の関与について「最初の理事会で呼ばれてノーと言ったことは重大」と虚偽報告も重ねて除名、解雇の重罪を改めて琴光喜に予告。28日の理事会で琴光喜の運命が決まる。
 

●トロント(カナダ)発 共同通信
 主要8か国(G8)首脳会議(サミット)は2日目の26日午前(日本時間26日深夜)、政治・安全保障の分野に関する討議を行い、首脳宣言を発表して閉幕した。
 韓国哨戒艦沈没事件で北朝鮮を名指しで非難し、イランに対してもウランの濃縮活動停止を求めるなど、G8として両国への圧力を強める姿勢を明確にした。
 
 首脳宣言では、哨戒艦沈没事件について、北朝鮮の魚雷によるとした韓国などの調査結果を支持して「攻撃を非難する」とし、韓国への支持も明記。北朝鮮の核・弾道ミサイル開発の放棄を求め、拉致問題を含む人道問題についても「改善措置を要請する」とした。
 
 イランの核問題では、今月に国連安全保障理事会で採択された対イラン追加制裁決議について国連加盟国に完全な実施を求め、イランには「濃縮活動を停止し、対話を行うべきだ」と要求し、人権の尊重も促した。
 アフガニスタン問題では、7月にカブールで開かれる閣僚級の国際会議で、腐敗対策や治安改善で進展を図るよう同国に求めた。
 
 途上国支援として、5歳以下の幼児や妊産婦の死亡率を大幅に減らす目標達成に向け、2011年度から5年間で計50億ドルを拠出する「ムスコカ・イニシアチブ」創設も盛り込んだ。
 テロ対策について「断固非難し、脅威を根絶するため協力する」などとする声明もあわせて発表。11年のG8サミットはフランスで開くことでも合意した。
 
 経済問題をめぐる議論では、各国首脳が経済成長と財政再建の両立が重要との認識で一致した。ただ、財政再建の時期は各国の判断に委ねられており、26日午後(同27日午前)にトロントで開幕する世界20か国・地域(G20)首脳会議後に発表される「G20首脳宣言」の内容が注目されている。
 G8サミット首脳宣言の骨子
 韓国哨戒艦沈没事件で北朝鮮を非難。北朝鮮に韓国に対する敵対行為をやめるよう要請
 北朝鮮に核・弾道ミサイル計画の放棄を要請
 拉致問題を含む北朝鮮の人道問題の改善を要請
 イラン核問題ですべての国に国連安保理決議の完全実施を要請。イランに人権尊重を要請 。
 

●大相撲の大関、琴光喜関(34)=本名・田宮啓司=から野球賭博関与の口止め料を脅し取った恐喝事件で、元幕下力士の古市満朝容疑者(38)が現金350万円を受領した場所は、阿武松(おうのまつ)部屋の前だったことが26日、捜査関係者への取材で分かった。琴光喜関の野球賭博を仲介した同部屋の床山(29)が手渡した。
 古市容疑者の弟の現役幕下力士(34)も同部屋に所属しており、古市容疑者は引退後も頻繁に部屋に出入りしていた。
 
 阿武松部屋では、幕下力士を含む約10人の所属力士が日本相撲協会に賭博への関与を自己申告している。警視庁組織犯罪対策3課は、古市容疑者が床山や幕下力士ら同部屋関係者から琴光喜関の野球賭博への関与を聞き、恐喝に及んだとみて調べている。
 同課は同日、古市容疑者を東京地検へ送検した。
 
 捜査関係者によると、古市容疑者は数年前から仲介役の元力士(34)を通じて野球賭博を始めたが、多額の負け金が膨らんだ。負け金の支払いを求める元力士に対し、暴力団の名前をちらつかせて支払いを拒むこともあった。
 古市容疑者は同課の調べに「引退後は九州の暴力団組員になったが、4年で辞めた」と供述しているが、同課は元組員と認定していない。
 
 琴光喜関は平成21年12月、野球賭博の「勝ち金」である500万円を、仲介役の元力士の指示で同じ胴元に借金のあった古市容疑者側に請求。しかし古市容疑者は今年1月中旬、床山を通じ「(関与がばれたら)胴元にも迷惑がかかるぞ」などと脅し、琴光喜関に口止め料を要求したとされる。
 
 古市容疑者はその後も再三、床山に電話やメールで琴光喜関からの現金支払いを求めた。このため1月下旬、琴光喜関は床山に350万円を託し、床山が阿武松部屋の前で古市容疑者に手渡したという。
 古市容疑者は現金受領後も要求額をエスカレートさせ、最終的に1億数千万円に上った。同課は恐喝未遂容疑でも古市容疑者を立件する方針を固めている。

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