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平常の変わらぬ日々恐るべき スパイ交換激しき闇が (07月10日)(土)

参議院選挙は無関心のまま終わりになった。 曇り23−30度C 午前中 原稿 午後 外出 夜は多田富雄「残夢整理」を読む。
 

●ワシントン発 時事通信
 ロシアのスパイ11人が米司法当局に訴追された事件は、本格審理にすら入らずにスパイを“大型トレード”するという異例の展開となり、多くの謎を残したまま幕が下ろされた。
 
 米国と旧ソ連が西・東側両陣営を率いて角突き合わせた冷戦期、身柄拘束されたスパイの交換は頻繁に行われた。
 冷戦後ではしかし、今回のように交換が表面化した例はあまりない。
 第二次大戦後でも判明しているのは、1986年、ソ連に拘束されていた反体制活動家、アナトリー・シャランスキー氏ら4人と、米国や西独に捕らえられていたソ連などのスパイ5人が旧東西ベルリンを結ぶ橋で交換された例などだ。
 
 このうち、よく知られているのは、60年にソ連に撃墜された米U2偵察機のパイロット、ゲーリー・パワーズ氏が2年後に交換要員として釈放されたケースだ。
 通常は、スパイ罪で起訴されて有罪になったり、服役したりした後に“トレード”される。
 今回、被告らは有罪を認めることを条件に交換されることになり、元米中央情報局(CIA)幹部は米メディアに、「逮捕後すぐに相手方のスパイと交換要員として釈放されるケースは異例だ」と語った。
 
 裁判の本格審理も経ずして交換されることにより、今回の事件の真相は、謎に包まれたまま歴史の闇に埋もれてしまいかねない。
 第一の謎は、米連邦捜査局(FBI)がメドベージェフ露大統領の訪米直後というタイミングを選んだかのように逮捕に踏み切った理由は何か、である。
 
 さらに、(1)「美しすぎる赤毛の女スパイ」という事件の本筋以外で注目を集めた被告らによるスパイ活動の実態(2)ロシア対外情報局(SVR)が非合法活動のプロではなく民間人を使った理由(3)ホワイトハウスと米中央情報局(CIA)、ロシア政府、SVR、FBIそれぞれの絡み具合−などだ。
 

●国連安全保障理事会が8日、哨戒艦「天安」沈没について非難する議長声明を採択したが、その内容に「北朝鮮」が明記されなかったことについて、犠牲となった46人の遺族らは「理解できない」との反応を示した。
 
 故ミン・ピョンギ上士(曹長に相当)の母親ユン・チョンジャさん(67)は、「ほかの国はどこも北朝鮮の犯行だと認めているではないか。北朝鮮でなければ、いったいどこの誰が天安を攻撃したというのか。この点についてこれ以上、話すべきことはないはずだ」と嘆いた。
 故パク・ソンウォン上士の父親パク・ビョンギュさん(54)は、「殺人の物証があるのに、検察が犯人を起訴できないようなものだ。米国や中国の意向ばかりが反映される安保理には限界がある」と怒りを隠せなかった。
 
 遺族らは、今からでも攻撃の主体を明記するよう求めている。
 故パク・ジョンフン兵長の母親イ・ヨンファさん(48)は、「これまでニュースでは、(攻撃主体を)明記するだろうと報じていた。正確に“北朝鮮”と書くべきだ」と訴えた。
 故イ・チャンギ准尉の兄イ・ソンギさん(45)は、「またもあいまいな形で決着をつけようとしている。北朝鮮と明記されないのであれば、政府に対して抗議したい」と述べた。
 
 「北朝鮮がやった」と書かなかっただけで、「北朝鮮の犯行だということは国際社会がすでに認めている」と解釈する遺族もいた。
 故ムン・ギュソク元士(上級曹長に相当)の義理の弟パク・ヒョンジュンさん(38)は、「安保理声明には北朝鮮の犯行とは明記されていないが、全体的な脈絡からすると、北朝鮮を念頭に置いていると聞いた。
 全文が発表されてから、遺族の意見を集めてどのように対応するか決めたい」と述べた。
 故ナム・ギフン元士の弟ナム・ギミンさん(32)も、「結局は間接的に北朝鮮の犯行と認めている。
 根拠のない疑惑を主張する参与連隊に謝罪を求めたい」と語った。
 

●兵庫県宝塚市で9日未明、中学3年の少女が自宅に放火、父母と妹を死傷させたとされる事件だあった。
 殺人未遂などの疑いで逮捕された長女(15)と同級生の少女(14)が「両親がうざいからやる」などと、周囲の生徒らに事件を予告していたことが分かった。
 長女は義父(39)らから厳しいしつけを受け、同級生も家庭内で義父との間にトラブルを抱えていた。学校内でも「浮いていた」という2人。
 親への反発と学校での孤独−−。そんな共通点を持つ2人に何が起こったのか。
 
 「3年後にまた会おう」「明日、学校がどうなっても知らないからな」。
 事件前日の8日の昼休み。互いの自宅に放火し、家族を殺害しようとした2人は、教室でこう話し合っていた。
 周囲には「午前2時ごろに放火する」とまで予告。一部の生徒が2人の計画を知っていた。この時間帯に、自宅を見に行った生徒もいたという。
 
 長女は中学1年の3学期ぐらいから、仲間はずれにされることが目立ち始めた。
 周りの生徒たちとは違う外見を、からかわれることもあった。
 一方、同級生の少女は、茶髪にしたり、耳にピアスの穴を開けるなどしており、「派手な生徒」と受け止められていた。
「浮いている」。それが学校での2人の共通点だった。
 
 長女は義父と母(31)、小学4年の次女(9)の4人暮らし。
 ブラジルで生まれ、4歳の時、母親と来日した。宝塚市教委によると、長女が中1の時、家庭内でしつけをめぐるトラブルがあり、学校も入って話し合いをした。
 義父が長女に手を上げることもあり、本人は「虐待された」と思っていたという。ある生徒は「腕をまくったら、青あざが見えた」と語った。
 一方、同級生の少女は義父と母親、兄弟の5人家族でいずれも日本人。同級生の少女も周囲に「父親に殴られることがある」と漏らしていた。
 
 ある生徒は「2人に共通していたのは、親への強い反感と、学校での疎外感だった」と言う。「友だちが少ない者同士で仲良くなったのではないか。(長女が)前から親を恨んでいて、同じく親を憎んでいる少女に近づいたようだ」と話した。
 
 家族3人が死傷した中学3年の長女宅は木造2階建て。逮捕された2人は階段の壁に着火剤を塗った上で途中に毛布を置いて放火していた。
 このため、階段付近が猛烈な炎に包まれ、唯一の階下との通路を遮られた3人は逃げ切れなかったとみられる。
 病院搬送後に死亡した母親は、2階西側の和室であおむけに倒れていた。
 宝塚市消防本部の隊員はまず、この母親を発見して救出。屋外からの声で屋根の上に義父がいるのに気付き、救い出した。
 続いて隊員が廊下を隔てた東側洋室に人がいないかを調べて、2段ベッドの下段に次女がいるのを発見して救出した。
 

●大相撲の野球賭博事件で、胴元との仲介役だった元力士(34)が警視庁の任意の事情聴取に「現役時代から指定暴力団山口組弘道会系の組事務所に出入りしていた」と供述していることが9日、関係者への取材で分かった。
 弘道会をめぐっては、組員らが「維持員席」と呼ばれる砂かぶり席で大相撲を観戦していた問題で2親方が5月に処分されており、角界と暴力団の密接な関係がまた浮き彫りになった。
 
 元力士は、出入りをしていた組事務所の組長を介して野球賭博に関与。
 引退した2006年ごろから床山(29)らとともに賭博の仲介を本格化させたとみられる。
 この組事務所と、名古屋場所の際に使用していた阿武松部屋の宿舎は、きわめて近い場所にある。
 
 弘道会は名古屋市に本拠地を置く山口組の2次団体。山口組6代目組長の司忍=本名・篠田建市=受刑者(68)が設立した団体で、山口組を実質支配している。
 今年5月には、昨年の名古屋場所で弘道会の組員らに維持員席の便宜を図ったとして、木瀬親方(40)=元幕内肥後ノ海=と清見潟親方(64)=元幕内大竜川=が相撲協会から部屋閉鎖などの処分を受けたばかりだ。
 
 元力士は警視庁の聴取に対し、「野球賭博の胴元として弘道会系の組長が関与していたが、亡くなった」とも話している。
 警視庁によると、組長は約1年前に病死しており、元力士の供述について慎重に裏付けを進めている。以上毎日新聞記事から・・・。

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