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金賢姫暁来日直行軽井沢へ 笑顔の蔭に不可解なるさま (07月20日)(火)

猛烈なる暑さの日々が続いている。28−36度C 8時30分 トーヨーで打ち合わせ 8時45分 区へ 10時 例月出納検査 監査委員協議会 12時30分 案件があって木澤氏と要談 13時30分 カレント役員会 カレント株主総会(有楽町・成城クラブ) 18時 夕食会 夜は中野雄「丸山真男 人生の対話」を読む。
 

●パリ発 時事通信
 成田発パリ行きのエールフランス航空機内で1月、ビジネスクラスの乗客が現金を盗まれた事件で、フランス警察当局は20日までに、同航空客室乗務員の女(47)を窃盗などの容疑で逮捕した。
 同日付の仏紙フィガロが、捜査筋の話として報じた。
 1月の事件では、日本人3人を含む乗客5人が、バッグなどに入れていた計4000ユーロ(約45万円)相当を盗まれた。
 同月以降、アジア便を中心に少なくとも142便で盗難が発生。女は26件について関与を認め、経済的事情で昨年3月から盗みを始めたと供述しているという。
 

●1987年の大韓航空機爆破事件の実行犯、金賢姫・元北朝鮮工作員(48)が20日未明、政府チャーター機で羽田空港に到着、来日した。
 23日まで長野県軽井沢町や東京都内に滞在。20日午後には拉致被害者、田口八重子さんの兄、飯塚繁雄さん(72)と長男、耕一郎さん(33)、21日に横田めぐみさんの父、滋さん(77)、母、早紀江さん(74)と面会する。
 金元工作員が爆破事件の判決確定後に韓国の国外に出るのは初めてである。
 
 金元工作員を乗せた小型ジェット機は20日午前3時56分に羽田空港に着陸。横付けされた車に乗り込み、滞在先の長野県軽井沢町へ直行した。
 軽井沢での滞在先は鳩山由紀夫前首相の別荘。中井洽拉致問題担当相は20日、昨年3月に韓国・釜山で金元工作員が飯塚耕一郎さんと会った際、「食事を作ってあげたい」と伝えたことから、これを実現させることが別荘を使う理由の一つだと説明した。
 鳩山氏は民主党拉致問題対策本部で中井氏の前任の本部長を務めた。
 
 政府はテロを懸念する韓国の求めに応じ滞在中の日程を非公開とし、厳重な警備体制を敷いている。
 金元工作員は昨年5月、「めぐみさんと会ったことがある」と証言。
 めぐみさんの両親が直接話を聞くことを希望していた。そこで、中井氏が主導して韓国に招致を働きかけていた。拉致問題の手詰まりが続く中、家族らは世論喚起に期待を寄せるが、日本政府の政治的パフォーマンスとの指摘も出ている。
 
 金元工作員は爆破事件で死刑判決が確定(その後特赦で釈放)しており、入管難民法上の入国拒否対象者だが、千葉景子法相が「上陸の拒否の特例」として入国を認めた。
 また金元工作員は爆破工作の際に日本の偽造旅券を使った容疑がある。
 しかし警察当局は韓国の意向を受け、事情聴取を見送る方針。
 日本旅券で重大テロを起こした人物を特別扱いで入国させ実質的な捜査をしない判断には、政府内からも批判が出ている。
 
 外務省関係者は「金元工作員はわざわざ訪日しなくても、韓国で説明する意向を示し、家族側も(訪韓に)前向きだった。それを強引に『日本で』と中井氏が要請した」と内情を明かす。
 ただ、金元工作員は盧武鉉・前政権時代、「事件は韓国当局の自作自演で北朝鮮は関係ない。金賢姫は偽者」というバッシング報道を受けたことがある。
 そのため韓国メディアには不信感を抱いており、「日本のメディアに出て、真実を話したがっている」(拉致問題関係者)ともいう。
 
 しかし今回、日本政府は金元工作員を完全に囲い込む方針で、今のところ記者会見の予定は立っていない。
 横田さんや田口さん以外の被害者家族や専門家との面会も予定がないため、家族会関係者からは「何のための訪日なのか」という声があがっている。
 
 さらに公安関係者は「当初は横田さんとの面会場所を新潟にしていたが、同時に軽井沢や都内でも面会できるように用意を進めた。あちこちを厳戒態勢にする必要があり、警備担当者は頭を痛めた」と政府側の段取りの悪さにも憤っている。
 
 金賢姫元北朝鮮工作員とは 自叙伝などによると、金元工作員は北朝鮮外交官の娘として生まれた。
 大学在学中に朝鮮労働党調査部に選抜され、工作員に。81年7月から1年8カ月間、拉致被害者の田口八重子さんから日本語や文化を学んだ。
 87年11月、ソウル五輪妨害を目的に、偽造日本旅券で「蜂谷真由美(はちや・まゆみ)」という日本人になりすまし、バグダッド発ソウル行き大韓航空858便に搭乗。機内に爆弾を仕掛けて経由地で降り、同機をミャンマー沖上空で爆破、乗客乗員115人を殺害した。
 直後に共犯者の同僚工作員は服毒自殺。身柄を拘束され、韓国で死刑判決が確定、その後90年に特赦で釈放された。
 
 97年に情報機関・国家安全企画部(現国家情報院)の元職員と結婚、2人の子供をもうけ、現在は地方でひっそり暮らしている。
 関係者によると、子育てに専念しているが、暮らし向きは楽ではないという。
 

●産経新聞社とFNNが17、18両日に行った合同世論調査で、菅内閣の支持率は40・3%で、参院選直前の前回調査(3、4日実施)から3・3ポイント下落した。一方、不支持率は前回調査比5・1ポイント増の45・8%に上昇し、政権発足から1カ月あまりで支持率と不支持率が逆転した。
 
 政党支持率では、みんなの党が16・0%に伸ばし、結党以来の最高値を記録。民主党28・0%(前回調査比1・9ポイント減)、自民党18・7%(同2・4ポイント増)に次ぐ「第三極」として存在感を高めた。
 
 また、「首相にふさわしい政治家」のトップは菅直人首相(18・1%)だったが、前回より10・9ポイントの急落。逆に人気を集めたのは、みんなの党の渡辺喜美代表で、8・0%と3・1ポイント上昇し、首相に次ぐ2位となった。かつてトップ常連だった舛添要一新党改革代表は4位で7・0%で、1・8ポイント減らした。
 自民党の谷垣禎一総裁は2・9%と相変わらず低迷し、小泉進次郎衆院議員(3・2%)を下回った。
 

●“雲隠れ”していた民主党の小沢一郎前幹事長が10日ぶりに姿を現した。都心から約290キロ離れた東京・八丈島を18日夕方に突然訪れたのだ。
 ところが、ホテルに1泊しただけで翌日朝には島を出たという。
 民主党政局のキーマンである剛腕政治家の不可解な行動は一体…。
 「健在で『自分はまだまだやれる』という姿をカメラに撮らせるためだったのか?」
 
 小沢氏と距離がある民主党中堅はこう訝しがる。 参院選で大敗を喫し、参院で与党過半数割れに転落した民主党。政権運営の危機といえるが、菅直人首相にパージされた小沢氏は選挙戦終盤の8日に石川県に姿を見せて以来、完全に姿を消していた。
 
 菅首相は選挙後、「小沢さんにお会いして、おわびしたい」などと面会を求めたが、小沢氏は「静養中」(周辺)と称して雲隠れ。このため、永田町では「海外に行ったのか?」「都内のホテルでは?」「実は、持病の治療で入院している」などと、さまざまな噂が飛び交っていた。
 
 こうした中、小沢氏が久しぶりに姿を現したのが八丈島。数年前、趣味の海釣り仲間に誘われて出かけて以来、「羽田から飛行機で約45分という近さなのに、魚の種類が豊富で型(=大きさ)もいい」と、すっかりファンになり、時々出かけていた場所だ。
 
 小沢氏周辺は「プライベートで海釣りに出かけたのだろう。
 小沢氏は猛烈に仕事をするが、休むときはスパッと休む。普段から『釣りは日常を忘れられるからいい』『気分転換には最高だ』と話している。
 ところが、報道陣が多数待ち構えていたので、『首相の面会要請を拒否しておいて…』と批判されるのを嫌って、引き返したのだろう」と語る。
 
 永田町の今後の焦点は、菅首相が9月の民主党代表選で再選できるか、否か。そして、小沢氏がどう動くかだ。
 参院選で大敗した菅首相への風当たりは強く、実力者の小沢氏に対して代表選で対抗馬擁立を求める声や、衆参ねじれの解消に向けた多数派工作を期待する向きは強い。ただ、小沢氏としては「政治とカネ」の問題を抱えており、大胆に動けないジレンマもある。
 気分転換ができなかった小沢氏の戦略に、変化はあるのか。

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