<カレンダーへ戻る
バックナンバー 

栃錦と共に時代を作りたる 土俵の鬼の寂しく去りけり (09月01日)(水)

 今日から9月になった。猛暑である。 35度C 快晴 結局菅・小沢の一騎打ちになった。6時 起床 8時30歩 トーヨーで打ち合わせ 8時45分 区へ 打ち合わせ 執務 来客 13時 トーヨー 13時30分 案件があって福島氏が来訪要談 小久保久子家を訪問す。 15時 秦氏 大宅氏 村井氏と要談 18時 夕食会  夜は平井杏子「アガサ・クリステイを訪ねる旅」を読む。
 

●「どういう首相になるつもりかお示しいただき、国民が判断できるようにしてほしい」。
 民主党代表選立候補者による1日の共同記者会見で、菅直人首相は小沢一郎前幹事長にこう求めた。
 隠密行動が目立ち、説明不足が指摘される小沢氏の政治スタイルを意識し、菅氏が小沢氏を挑発した形だ。
 菅氏はさらに、「長い間予算委員会に(首相として)小沢さんが座っている場面が想像できない」と追い打ち。冗談めかしながらも、衆院本会議をしばしば欠席し、「国会軽視」と批判される小沢氏の「適性」を問題視した。
 
 苦笑いしながら聞いていた小沢氏は、中曽根内閣の自治相を務めた経験を振り返り「長時間予算委に座っていろいろな質問に答えてきた」と反論。
 「特別心を入れ替えて、というつもりはない。自分自身の持ち味で誠実に淡々と役職をこなしていく」とマイペースを宣言していた。 
 

●9・14民主党代表選は1日告示され、「脱小沢」路線に回帰した菅直人首相と、「最後の賭け」に打って出た小沢一郎前幹事長が立候補を届け出、ガチンコ対決の火ぶたが切られた。
 両陣営は死に物狂いの多数派工作を展開。序盤戦は小沢氏が国会議員票で過半数に達する勢いをみせており、ややリードといった情勢だ。
 ただ、党内からは「無能な宰相と根っからの悪役の対決で、究極の負の選択」(民主中堅)との声も漏れるだけに、一波乱も二波乱もありそうだ。
 
 1日午前に行われた小沢陣営の決起集会は、異様な盛り上がりをみせた。会場となった衆院議員会館多目的会議室はすし詰め状態で熱気ムンムン。
 赤のネクタイを締めた小沢氏は、支持議員らの万雷の拍手で迎えられ、笑顔で何度も手を挙げたり頭を下げたりした。
 
 小沢氏は、出席者180人(本人出席120人弱、陣営発表)を前に、「今日の危機的な状況を乗り越える期待を込め、国民は政権を委ねてくれた。長い政治生活の集大成として、最後のご奉公という決意で頑張る」と力説。議員から拍手や「よしっ」との声が上がった。
 
 続いて、鳩山由紀夫前首相グループの平野博文前官房長官らが応援演説し、最後は、柔道選手で先の参院選に初当選した、「ヤワラちゃん」こと谷亮子参院議員による「ガンバロー」の掛け声で締めた。
 一方の首相は「防災の日」の同日午前、静岡県伊東市で防災訓練を視察するなど公務を行ったが、菅陣営も同日夕に決起大会を開催。
 両陣営による多数派工作の火ぶたが切られたが、「相手の息の根を止めるぐらいの壮絶な集票合戦になる」(民主党関係者)のは間違いない。
 
 すでに、菅陣営では、選対本部長の江田五月前参院議長と首相夫人の伸子さんが同日午後、党所属議員の議員会館事務所を訪問し支持拡大を訴えた。
 一方の小沢氏も今週中に、党所属議員の事務所に足を運び、支持を訴える予定だ。
 現時点での情勢を分析すると、小沢氏が総得票数の3分の2を占める国会議員票では過半数を占める勢いをみせている。
 衆参両院議員412人の民主党はおおむね7グループに分かれる。
 
 このうち菅陣営は、自身の議員グループに加え、前原誠司国土交通相、野田佳彦財務相の両グループが主力で、3派合わせて計120人に上る。
 対する小沢陣営は党内最大勢力で「鉄の結束」を誇る小沢グループ150人。
 鳩山グループ(約50人)も1日、「小沢支持」を決めた。単純計算で、両派合わせて計200人に上る。
 
 ただ、鳩山グループがまとまって「小沢氏支持」に回るかは微妙で「20人程度は首相支持になるのでは」との見方もある。
 その抜けた分を旧民社系と旧社会党系の両グループ計60人から補う形になりそうで、「国会議員で200票は堅い」(小沢周辺)。
 菅陣営も「基礎票では小沢氏がリードしている」と漏らす。
 ただ、民主党の各グループは自民党の「派閥」と違い、締め付けが弱いうえ、複数のグループに顔を出す“二重国籍”議員も存在する。
 
 さらに、国会議員票の4割を占める衆参新人議員約150人には“無派閥層”も少なくない。それだけに、菅陣営幹部は「新人議員のうち首相側60票、小沢氏側60票は堅い。残る30票の奪い合いになる」と目論む。
 
 一方、菅陣営が頼りにしているのが地方議員票や党員・サポーター票だ。
 「政治とカネ」の問題を引きずる小沢氏の復権に対し、世論が拒絶反応を示しているからだ。
 首相は31日の出馬会見でも、「政治とカネの問題を繰り返している日本の政治を変えたい」と訴えたが、「クリーンな政治を打ち出せば、来春の統一地方選に臨む地方議員の票も集められる」(陣営幹部)と“空中戦”の広がりに期待しているためだ。
 
 ただ、小沢陣営も世論の風当たりが強いのは織り込み済み。代表選用に特別注文したポスターや政策ビラを順次、全国にばらまき「弱点」を補強する作戦だ。
 ある陣営幹部は「一人ひとりに小沢先生と心中できるか、踏み絵を踏ませる」と、「剛腕」顔負けの圧力をかければ、別の幹部も「党員・サポーターは五分五分の戦い。地方議員は4割ぐらいで厳しい。菅首相以上に手ごわいのは世論だ」と引き締めを図る。
 とはいえ、「代表選の傾向として、投開票日の最後の訴えを聞いてから態度を決める議員が多い。今の時点で支持を決めても豹変する可能性もある」(民主党関係者)との見方もあり、2週間の選挙戦は壮絶な「死闘」となるのは間違いない。
 

●「土俵の鬼」と呼ばれた大相撲の元横綱初代若乃花で、日本相撲協会元理事長の花田勝治(はなだ・かつじ)氏が1日午後5時25分、腎細胞がんのため東京都内の病院で死去した。82歳だった。
 青森県出身。自宅は東京都杉並区成田東3の25の10。葬儀・告別式は未定。歴代横綱では初代梅ケ谷の83歳に次ぐ2番目の長寿だった。
 
 花田氏は平成17年5月に死去した元二子山親方(元大関貴ノ花)の兄で、若乃花、貴乃花の兄弟横綱の伯父。昭和21年秋場所で、初土俵を踏み、25年春場所で新入幕。30年秋場所後に大関に進み、33年初場所後に第45代の横綱に昇進した。
 全盛期でも105キロの軽量ながら猛げいこで鍛え上げ、呼び戻しなどの大技でファンを魅了した。ライバルの横綱栃錦とは昭和30年代前半に「栃若時代」を築き、優勝も栃錦と並ぶ10回。
 
 昭和37年夏場所前に34歳で現役を引退し、年寄「二子山」を襲名。二代目若乃花、隆の里の2横綱、貴ノ花、若嶋津の2大関らを育てた。相撲協会では63年2月から理事長に就任し、2期4年務め、平成8年9月まで定年退職後は相撲博物館長を務めた。
 

●第45代横綱・初代若乃花で、引退後に相撲協会理事長を務めた花田勝治さんが1日亡くなり、角界も衝撃を受けた。 花田さんのおいで、日本相撲協会審判部長を務める貴乃花親方(元横綱・貴乃花)は1日夜、「昭和の横綱、歴史の象徴を失った気持ち。残された我々協会員が伯父の遺志を継承していくべきだと改めて思った」と話した。
 最も印象深い思い出として、92年初場所の初優勝時に、当時理事長だった花田さんから賜杯を受け取ったことを挙げ「雲の上の存在で、年1度の正月のあいさつで緊張したことを思い出します」。「自分は孫弟子でしたので、孫を見る祖父のように、やさしくしていただいた」と惜しんだ。
 
 また相撲協会の放駒理事長(元大関・魁傑)は「精神面でもいろんなことを教えてもらい感謝している」と沈痛な表情で語った。
 野球賭博問題の引責などを理由に武蔵川前理事長(元横綱・三重ノ海)が辞任し先月12日に新理事長に就くと、花田さんからネクタイが贈られてきたという。
 同15日に病院を訪ねると「しっかり相撲協会を立て直してくれ」と激励された。
 病床で花田さんが「さっきまで下を散歩していた。8月の終わりには退院できる」と話していただけに驚きを隠せなかった。
 放駒理事長は「今の相撲協会の状況を心配されていた。花田さんには『けいこでけがをしたなら、けいこで治せ。土俵の中には何でも埋まっている』と指導してもらいました」と振り返った。
 

●ワシントン発 時事通信
 オバマ米大統領は31日夜(日本時間1日午前)、ホワイトハウスの大統領執務室から国民に向けてテレビ演説を行い、イラクでの米軍戦闘任務が終結したことを宣言した。
 大統領はまた、イラク戦争を終わらせることで、疲弊した国内経済の再生に全力を挙げる決意を示した。
 オバマ大統領は「イラクでの米国の戦闘任務が終結したことを宣言する。イラク国民は、自国の治安維持を主導する責任を担う」と述べた。
 
 さらに大統領就任後、「10万人近い米軍を撤収させた」と訴え、最重要公約の一つと位置付けている2011年末のイラク完全撤退に向けた成果を強調した。
 今年3月のイラク連邦議会選から5カ月が経過しても新政権が樹立されず、「政治空白」が続いていることを踏まえ、イラクの指導者に対し、早急に包括的な政府を樹立するよう求めた。 
 

●李明博(イ・ミョンバク)大統領は31日、「(北朝鮮の)金正日(キム・ジョンイル)総書記がたびたび中国を訪問することについて、肯定的に評価している」と語った。
 
 李大統領はこの日、大統領府(青瓦台)で行われた国務会議(日本の閣議に相当)で、金総書記の最近の中国訪問に言及し、「中国式の経済発展を目にするチャンスが多く、訪中が北朝鮮経済に良い影響をもたらすこともあり得る。中国の役割も肯定的に見ている」という趣旨の発言を行った。李大統領が、金総書記の訪中について公の場で、それも肯定的評価を行うのは異例のこと。
 これをめぐり、「韓国政府が、緊張局面から対話局面へと対北基調を転換しようとするシグナルではないか」という反応が出ている。
 
 しかし、大統領府の金姫廷(キム・ヒジョン)報道官は、ブリーフィングで「対北基調の変化を意味するものではない。北朝鮮指導部、特に最高指導者が中国の発展ぶりを直接見ることが、今後北朝鮮の改革・開放を推進するのに肯定的影響を及ぼすだろう、という期待を表明した言葉」と語った。
 李大統領は、普段からよく「金総書記が海外にひんぱんに出て、世界的な指導者らと会うことができるよう、むしろ韓国が積極的に助ける必要がある」と話していたという。
 
 李大統領のこの日の発言は、こうした意味のほかにも、「最近、北東アジア情勢が、“韓米対朝中”という新冷戦の構図に向かっている」という一部の懸念を一掃しようとする意図もあるものとみられている。
 
 金報道官は、「最近、冷戦の局面に向かっているのではないか、という話があるが、大統領府の立場からは、そうした方向だけで理解するのは、国際情勢を過度に二分法的に見て、複雑な関係を誤って説明するのではないかという考えを持っている」と語った。
 
 韓国との貿易規模の面でも中国が米国を追い抜いたという現実から、「対決の構図」が過度に浮き上がるのは、戦略的レベルから見て望ましくない、という判断が基になっているわけだ。
  李大統領がこの日、中国側に「ラブコール」を送ったという解釈もある。韓国政府の関係者は、「現政権の対北政策が成功するには、中国の協力が必要だが、6カ国協議の再開などで、あたかも韓国が中国と反対の立場にあるかのようになるのは大きな負担。中国の指導部に、“韓国は、朝中交流に不満はない”というメッセージを伝える効果もある」と語った。
 
 韓国政府は、韓中関係にはこのようにデリケートに反応しているが、一方北朝鮮に対しては、依然として原則的な立場を固守しようとしている。大統領府は、大韓赤十字がこの日、北朝鮮向けに100億ウォン(約7億円)規模の緊急水害支援を発表したことについて、「対北基調の変化とは全く関係ない、人道的支援」と語った。

<カレンダーへ戻る
<前へ   次へ>