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尖閣の犠牲になりしか会社員 最後の一人ついに解放 (10月09日)(土)

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●北京発 共同通信
 中国の獄中の民主活動家で作家の劉暁波氏(54)に対する8日のノーベル平和賞授賞決定について、中国国内の民主活動家の間では歓迎する声が強い。
 だが、中国指導部は「内政干渉だ」と反発を強めており、穏健な民主化勢力にも強硬な姿勢で臨む可能性があることから、「民主化路線に打撃を与えるのではないか」と戸惑いの声も出ている。
 
 中国民主化運動の内情に詳しい北京の外交関係者は、劉氏への授賞について「共産党指導部は一致して内政干渉と受け止めるはずだ。国内の民主化運動はさらに圧力にさらされる」と分析した。
 
 胡錦濤国家主席や温家宝首相ら中国首脳は、体制内部で段階的な民主化路線を進めてきた開明派とみられている。
 だが、今回の平和賞に対し、対外的な圧力に対抗する姿勢を示さざるを得ず、結果的に保守派が巻き返しを強める可能性が強い、との見方だ。
 発表から一夜明けた9日付の中国各紙は、授与決定を非難する外務省報道局長の談話を伝えた国営新華社通信の配信記事を小さく掲載した。「劉暁波は罪人だ。こういう人物に平和賞を授与したのは平和賞への冒とくだ」との文言だが、扱いは事実上の黙殺に近い。
 
 9日付の香港紙「明報」(電子版)は、北京や上海、山東省などで民主活動家が劉氏へのノーベル平和賞授与決定を祝おうとしたところ、公安当局に妨害され、一部が連行されたと伝えた。
 劉氏は、民主化の動きを中国当局に弾圧された学生中心の天安門事件(89年6月4日)で学生を支持し、自らも参加した。08年には中国共産党の一党独裁を批判する「08憲章」を起草した中心人物の一人。
 
 学生たちの民主化要求に同情を示し、保守派の批判を浴びて87年に胡耀邦党総書記(故人)が失脚した。現在の胡・温体制は、胡氏の遺志を継いでいるとみられ、胡氏の「二の舞い」を避けるため、対外圧力に対して、民主化勢力の締め付けを強めざるを得ない可能性がある。
 
 胡錦濤主席は07年の前回党大会の報告で「民主」という言葉を60回以上使って党内民主化の推進をアピール。また、温首相も今年4月、党機関紙・人民日報に胡耀邦氏の追悼文を寄稿。
 9月には米CNNテレビのインタビューに「民主主義と自由に対する人民の願望は遮ることができない」と述べるなど、政治改革への意欲をみせていた。
 
 中国共産党は15日から、第17期中央委員会第5回総会(5中全会)を開き、来年からの5カ年計画の基本方針を決める。
 開明派の胡・温体制に対し、党内には安定重視の成長路線を支持する江沢民前国家主席ら保守派が「抵抗勢力」になっているとみられている。
 
 5中全会では、江前主席に近いとも言われる習近平国家副主席が党中央軍事委員会副主席に任命され、胡主席の後継者に事実上、内定するかが焦点となっており、今回のノーベル平和賞が中国の民主化にどう作用するかは不透明だ。
 

●ノーベル化学賞に輝いた鈴木章北海道大名誉教授は8日、産経新聞の取材に応じ、「日本の科学技術力は非常にレベルが高く、今後も維持していかねばならない」と強調した。
 昨年11月に政府の事業仕分けで注目された蓮舫行政刷新担当相の「2位じゃだめなんでしょうか」との発言については、「科学や技術を全く知らない人の言葉だ」とばっさり切り捨てた。
 
 受賞理由となった「パラジウム触媒でのクロスカップリング技術」は医薬や液晶など幅広い分野で実用化されている。それだけに鈴木さんは「日本が生き残るためには付加価値の高いものを作り、世界に使ってもらうしかない」と、科学技術の重要性を指摘。
 
 昨年の事業仕分けで理化学研究所の次世代スーパーコンピューターの予算が削られたことについては「科学や技術の研究はお金がかかる。
 研究者自身の努力や知識も大切だが、必要なお金は政府がアレンジしなければならない。
 (スーパー)コンピューターなどの分野では絶対に必要だ」と政府の積極的な投資に対する理解を求めた。
 
 特に、蓮舫発言については「研究は1番でないといけない。
 “2位ではどうか”などというのは愚問。このようなことを言う人は科学や技術を全く知らない人だ」と厳しく批判。 「科学や技術を阻害するような要因を政治家が作るのは絶対にだめで、日本の首を絞めることになる。
 1番になろうとしてもなかなかなれないということを、政治家の人たちも理解してほしい」と話した。
 
 一方、年間の自然科学系論文数が日本の約1・5倍に達するなど科学技術面でも躍進する中国については「人口が日本の約10倍なら研究者も多い。
 国の総生産もそうだが、絶対的な量で抜かれるのは当然で、問題は質だ。
 中国人にも能力の高い人はいるが、そのような研究者が日本の10倍もいるわけではない」と指摘。
 「もっと心配すべきは日本の質を高めること。それなのに2位で良いなどというのは論外だ」と重ねて強調した。
 

●北朝鮮の金正日(キム・ジョンイル)総書記が、後継者に決まった三男・正恩(ジョンウン)氏と共に、朝鮮労働党創建65周年(今月10日)を前に行われた「銀河10月音楽会」を鑑賞した、と朝鮮中央通信が7日報じた。
 
 先月28日、党の代表者大会を通じ、北朝鮮の後継者として表舞台に登場した正恩氏が活動する様子を報じたのは、今月5日にミサイル部隊(朝鮮人民軍第851部隊)の訓練の視察について報じて以来2回目だ。
 朝鮮中央通信は、今回の音楽会で、女性歌手の独唱による『党を歌えり』、合唱曲『百戦百勝朝鮮労働党』、オーケストラと合唱を組み合わせた『革命のために』、混声4重唱『繁栄せよ、労働党時代』などの楽曲が披露されたと報じた。
 
 金総書記は公演を鑑賞した後、「朝鮮労働党は過去65年間、人民大衆を領導し、革命と建設により、壮大な変革と創造性に満ちた、有意義な歴史を歩んできた。
 この偉大な党の領導があってこそ、わが祖国の前途はどこまでも明るく、われわれの革命の偉業は永遠に続くものだ」と語ったという。
 
 この日の公演には、金総書記父子のほか、党政治局常務委員を務める金永南(キム・ヨンナム)最高人民会議常任委員長・崔永林(チェ・ヨンリム)首相・李英浩(リ・ヨンホ)人民軍総参謀長の3人。
 金永春(キム・ヨンチュン)人民武力部長・キム・ギナム書記・崔泰福(チェ・テボク)党書記・金敬姫(キム・ギョンヒ)部長など党政治局委員11人
 張成沢(チャン・ソンテク)党部長・金養建(キム・ヤンゴン)書記・金永日(キム・ヨンイル)書記・パク・ドチュン書記・崔竜海(チェ・リョンへ)書記など党政治局委員候補13人−が同行した。
 
 正恩氏は常務委員3人に次いで名前が挙げられた。朝鮮中央通信は、「党代表者大会の出席者たちも、音楽会を鑑賞した」と報じた。
 党代表者大会に出席するため、地方から平壌へ出てきた代表者たちが、まだ地方へ戻っていなかったというわけだ。
 
 西江大のキム・ヨンス教授は、「党政治局のメンバーや地方の代表者らが、金総書記父子に同行することで、『自分たちも権力の中心にいる』と自負しているような印象だ。こうした士気の高揚、アイデンティティーの確立に向けた行事が、党創建65周年の今月10日まで続くとみられる」と語った。
 

●韓国の朝鮮日報の記事から・・・・。
 金正日(キム・ジョンイル)総書記の三男・正恩(ジョンウン)氏が公式の後継者として表舞台に登場するまでの過程で、抗日パルチザンの重鎮の息子たちが大きな役割を果たしていたことが分かった。
 北朝鮮の内部事情に詳しい消息筋は6日、「崔竜海(チェ・リョンヘ)=60=、呉金哲(オ・グムチョル)=63=、呉日正(オ・イルジョン)=66=各氏は今年6月中旬以降、ある秘密の会合で金正日・正恩親子に対し忠誠を誓い、正恩氏の後継者就任を本格的に進めてきた」と語った。
 
 6月中旬は、北朝鮮が44年ぶりとなる党代表者会の招集を発表する1−2週間前だ。
 韓国政府の安全保障関連部処(省庁)当局者は、「秘密の会合が行われたことが事実ならば、党代表者会を通じ正恩氏を後継者として公式化する計画は、その場で具体化した可能性がある。
 この会合に出席したのは、正恩氏を後継者にするに当たって中心的な役割を果たしたメンバーたちとみられる」とコメントした。
 
 崔竜海、呉金哲、呉日正各氏は、崔賢(チェ・ヒョン)元人民武力部長、呉白竜(オ・ベクリョン)元護衛総局長(警護隊長に相当)、呉振宇(オ・ジンウ)元人民武力部長の息子たちだ。
 3人の重鎮はいずれも、故・金日成(キム・イルソン)主席と共に抗日パルチザン活動を行った北朝鮮の革命第1世代で、1970年代に金総書記が叔父の金英柱(キム・ヨンジュ)氏(90)と後継者争いをしていたころから金総書記を積極的に支持し、今も「首領の決死的護衛の化身」と呼ばれている。
 
 70年代には、金総書記にとって金英柱氏がライバルだったのに対し、正恩氏はその若さと経験の浅さが障害となっている。
 北朝鮮内部では、「正恩氏が基盤を固めるまでは、中国共産党のように集団指導体制を一時的に取り入れなければならないのでは」という意見も、少数ではあるが上がっているという。
 しかし崔竜海、呉金哲、呉日正各氏に代表される革命第1世代の息子たちが、「代々の忠誠」を誓ったため、大勢は正恩氏の単独推戴へと傾いているようだ。
 
 9月28日に終了した第3回党代表者会で、正恩氏の推挙に力を尽くした抗日パルチザン世代の息子たちは、いずれも党の要職に就いている。
 中でも最も注目されるのは、崔賢氏の次男・竜海氏だ。黄海北道の党責任秘書(道知事に相当)を務め、後に朝鮮人民軍大将となった。
 また政治局候補委員、秘書局秘書、党中央軍事委員会委員を兼任し、朝鮮労働党のすべての要職に名を連ねている。
 
 呉白竜氏の長男・金哲上長(中将に相当)は、党代表者会前までは同党中央委員会候補委員だったが、今回正式に委員となった。
 韓国国防研究院安保戦略研究センターの白承周(ペク・スンジュ)センター長は、「党中央委員会の124人の委員には北朝鮮の有力な人材が集められ、彼らが北朝鮮を引っ張っている」と語る。
 空軍司令官を歴任した呉金哲氏は、軍事関連の問題に精通している人物とされ、党代表者会の翌日に行われた「金正日朝鮮労働党総書記の再推挙を祝う陸海空軍将兵の慶祝集会」では、代表として演説を行った。
 
 呉振宇氏の息子・日正氏は、朝鮮労働党軍事部長に起用された。
 軍事部長とは、400万人と推定される労農赤衛隊など、現役兵の数をはるかに上回る北朝鮮の予備役のほとんど(500万人以上)を総指揮する要職だ。
 
 このように革命第2世代が相次いで頭角を現していることについては、「北朝鮮版の太子党が金正恩時代の権力中枢になった」といわれている。
 太子党とは、中国で共産革命を手掛けた重鎮の子弟たちを指す言葉だ。
 北朝鮮の朝鮮中央テレビは、党代表者会が開催された9月最終週に、「遺産」と題した映画を1部と2部に分けて放映した。
 これは、かつて金総書記の後継者擁立に向けて先頭に立った呉白竜氏と崔賢氏をたたえるものだ。
 元政府高官の脱北者のチェ氏は、「党代表者会を機にこのような映画を放映する意図は、分かり切ったことだ。代を受け継いだ忠誠競争も、すでに佳境に入りつつある」とコメントした。
 

●韓国の朝鮮日報の記事から・・・。
 北朝鮮の金正日(キム・ジョンイル)総書記の三男・正恩(ジョンウン)氏(27)が後継者に決まって以降、長男の正男(ジョンナム)氏(39)は今、どこで何をしているのか。
 
 事実上無職の金正男氏には、北京とマカオに3人の女性と3人の子供がいる。
 北京の北郊の別荘地「ドラゴン・ビラ」には本妻のシン・ジョンヒ氏(30代後半)と息子のクムソル君(13)が住むとされる。
 マカオには第2人のイ・ヘギョン氏(30代後半)と息子のハンソル君(15)、娘のソルヒさん(12)が暮らしており、高麗航空の元客室乗務員のソ・ヨンラ氏(30代前半)が別の家に住んでいるという。
 
 先月29日、マカオのS・フランシスコ通り(加思欄馬路)8−10番地にあるマンション「嘉安閣」。
 築後20年がたつ古い建物の12階に、第2夫人と子供二人が暮らしているという。
 しかし、呼び鈴を鳴らしても人けがなかった。マンションに入ってきた中学生は、「以前はキムさんのところの兄妹とよく会ったが、最近は見掛けない」と話した。
 金正男氏の写真を見せると、「ニュースでは見たが、ここでは見たことがない」と話した。
 現地住民によると、金正男氏と第2夫人は別居中だという。
 
 マカオの旧市街地にあるマンション「芬香閣」の12階も、金正男氏が未明まで護衛や知人と酒を飲んでいた「アジト」だとされるが、マンション警備員は、「金正男氏の顔を一度も見たことがない。
 金正男氏について尋ねる外国人記者がよく来る」と話した。
 
 マカオのタイパ島北部にある国際学校、スクール・オブ・ザ・ネーションズ(連国学校)。
 建物の正面は5階まで半透明のガラス窓に約60カ国の国旗が刻まれており、韓国と北朝鮮の国旗も上の方に並んでいた。
 現地在住の韓国人は、「マカオでも学費が最も高い国際学校に子供を通わせる北朝鮮人は金正男氏だけで、あの北朝鮮国旗も正男氏の子供たちが通っているという意味だ」と耳打ちした。
 正男氏の子供二人は昨年春まで、学校から500メートルの距離にある新築マンション「濠庭都会(ノバシティー)」の7号棟に住んでいたとされる。
 しかし、日本の取材陣が学校を訪れ、二人を尾行したために引っ越したという。
 
 3年前まで金正男氏と護衛らが住んでいた路環島(コロアネ島)最南端の高級別荘地「竹湾豪園」361号にも、人が出入りした痕跡はなかった。ドアの郵便受けに触れようとすると、警備員が走り寄ってきて制止された。3人目の女性、ソ・ヨンラ氏が住むとされる「海洋花園」でも、最近金正男氏を見たという人はいなかった。
 
 今年6月に金正男氏がマスコミに発見された高級ホテル、アルティラ・マカオ(新濠鋒)のレストラン、カジノ、1階ロビーの従業員も「最近金正男氏を見ていない」と話した。レストランを経営する韓国人は、「(韓国海軍の哨戒艦)天安沈没事件後、VIPだけが入れる高級ホテルのコーヒーショップで金正男氏を見掛けたが、われわれ一行の韓国語が聞こえると、すぐに姿を消した。
 
 以前はマカオ在住の韓国人と堂々とあいさつしていたが、最近は知らぬふりだ」と話した。
 韓国の情報当局者は3日、「金正男氏は最近、数カ月にわたりマカオを離れ、中国と第三国に滞在中と把握している。金正恩氏とそのもう一人の兄、金正哲(キム・ジョンチョル)氏(29)はいずれも高英姫(コ・ヨンヒ)氏(2004年死去)が母親だが、金正男氏は成恵琳(ソン・ヘリム)氏(02年死去)が母親であり、金正男氏の立場はますます危うくなるのではないか」と指摘した。
 一方、金正日総書記の異母弟、金平一(キム・ピョンイル)氏は1998年から12年にわたり、駐ポーランド大使としてワルシャワに住んでいる。

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