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下克上といわれるシリーズ汗握る 激しき闘いロッテが制す (11月08日)(月)

 言われるように菅内閣の外交姿勢は軟弱で訳が分らない。 快晴のち曇り 14−17度C 8時30分 トーヨー 8時45分 区へ 9時30分 平井第二小 13時15分 平井西小の監査 16時 案件があって大西氏と要談 18時 関西興業開発の会合
 

●沖縄・尖閣諸島沖での中国漁船衝突事件のビデオ映像がインターネット上に流出した問題で、検察当局は7日までに、検察から映像が流出した可能性はほぼないと判断し、国家公務員法(守秘義務)違反などの容疑で、刑事事件として捜査に乗り出す方針を固めた。
 
 関係者によると、検察当局は、映像を保管していた専用サーバーにアクセスした検事や事務官らへの聞き取り調査の結果、不審な点はなかったと判断。検察側から流出した可能性は極めて低いとみている。
 ただ、那覇地検では検事らがサーバーから職員用のUSBメモリーに映像を移し、現場検証などに持ち出していた。
 このため、東京地検から専門知識を持つ事務官を派遣、捜査に当たった検事らのパソコンを那覇地検に集めて内容を分析している。
 
 検察当局は、検察からの流出がなかったと最終確認できれば、近く内部調査から刑事事件としての捜査へ切り替える考え。那覇地検を管轄する福岡高検が捜査を担当することも検討している。 
 

● 日本シリーズ第7戦は7日にナゴヤドームで行われ、ロッテが8−7で中日を下し対戦成績を4勝2敗1分けとし、5年ぶり4度目の日本一に輝いた。今シリーズ3度目の延長戦に終止符を打ったのは12回、伏兵・岡田幸文外野手(26)が放った勝ち越し打。胴上げでは就任1年目の西村徳文監督(50)が、力強いナインの手で3度、宙を舞った。MVPは今江敏晃内野手(27)が受賞。「史上最大の下克上」レギュラーシーズン3位からロッテが頂点を極めた。
 
 万感の思いがこみ上げる。粘りに粘ってつかんだ5年ぶり日本一。就任1年目の西村監督は歓喜の抱擁を繰り返すと、そのままナインの手に身を委ね、3度宙を舞った。
 
 「最初から選手を信じてやってきました。スローガン“和”の通り、一つになれたということ。その力が凄く大きかったですね。選手が強い気持ちを持って戦ってくれた結果です」
 
 一つにまとまれば絶対に勝てる。昨年10月8日の監督就任と同時に取り組んだ意識改革。スローガンに「和」を掲げたのは、選手個々の能力は他球団に引けを取っていないにもかかわらず、まとまりを欠いてチームとして機能していなかったからだった。
 
 ロッテ一筋29年。チームのことは誰より理解できる。日替わりオーダーを撤廃して個々の役割を強く意識させた。自由だったユニホームの着こなしや髪形も指導。バレンタイン前監督のメジャー流調整法も一掃して猛練習を課した。戸惑う選手から不満の声が出るのは覚悟の上。グラウンドを動き回ってコミュニケーションを図り、食事に誘っては自らの考えを伝えた。控え選手、裏方とも食事会を開催。一丸となる重要性はチーム全体に広がり、その中から俊足が武器の岡田や清田ら若手が台頭した。
 
 シーズン終盤からミラクル劇の連続で上り詰めた頂点。指揮官は「本当によくここまでたどり着いた。全員の力が一つになった勝利だと思う」と言った。王手をかけてから2試合27イニング、10時間39分を和の野球で戦い抜き、かつて同じロッテのユニホームを着た落合監督率いる中日を撃破。「史上最大の下克上」をテーマに掲げて臨んだ日本シリーズで、西村ロッテが歴史に名を刻んだ。
 
 ≪1年目監督のVは9人目≫ロッテの西村監督は就任1年目でシリーズ制覇。新人監督の日本一は08年渡辺監督(西)以来9人目。チームでは50年湯浅監督以来60年ぶり2人目の快挙になった。ロッテは昨年5位に終わったが、新人監督が前年5位以下のチームを日本一に導いたのは前記渡辺監督(前年5位)に次いで2人目だ。
 

●警視庁などの国際テロに関する内部資料とみられるデータがインターネット上に流出した問題で、データがファイル共有ソフト「ウィニー」に流出した直後、何者かが公安部長名の付いた圧縮ファイルの拡散状況を確かめた形跡があることが、IT関係者への取材で分かった。
 ウィニー上の特定のアドレスが指定されており、故意に情報を流した人物が情報の流れ具合に関心を抱いていた可能性がある。
 
 内部資料とみられる114の文書は、一部で公安部長と同じ名字をひらがな表記にしたファイル名が付けられていた。 ウィニーに詳しい関係者がこの圧縮ファイルの状況を確認すると、どの程度ダウンロードされているかを確認するためとみられるコマンドが、10月29日午後2時半から約2時間にわたって少なくとも7回記録されていた。
 ルクセンブルクなどのサーバーを経由して流れた圧縮ファイルを指定していた。
 
 IT関係者は「流出後の早い段階で、ウィニー上の特定のファイルを指定しており、流出させた者が拡散状況を確認した可能性が高い」と指摘している。
 内部資料とみられる文書は、同じデータが入った名前の異なる五つの圧縮ファイルが10月28日のほぼ同時刻にウィニーを通じて公開されており、何者かが情報を広く拡散させようとしたとみられている。
 114の文書は10月29日に民間会社が確認し、神奈川県警に通報して発覚した。
 

●日本固有の領土に、中国とロシアが大攻勢を仕掛けるなか、7日から横浜でAPEC(アジア太平洋経済協力会議)が始まった。
 中国漁船衝突事件の映像流出で統治能力に疑問符が付き、支持率急落中の菅直人首相は、したたかな中露を相手に毅然とした姿勢を貫けるのか。
 中露両国の政治・外交戦略に精通する大宅賞ジャーナリスト、加藤昭氏が中国による、驚愕すべき対日工作の全貌をすっぱ抜く。
 
 中国は、9月の尖閣事件以降、外交部や国防部、公安部、中国科学技術院などの代表が集まって「対日工作会議」を何度も招集している。
 これまで年2回程度の開催だったことを考えると、まさに異常事態というしかない。私(加藤)は事件直後に続き、旧知の中国政府関係者を直撃した。
 
 ――会議の雰囲気はどうなのか「以前も話したが、まさに『対日制裁会議』という雰囲気だ。
 人民解放軍の将軍などは10月の会議の冒頭、中国の『水に落ちた犬は打て』ということわざを引用し、『参院選で大敗した菅民主党政権は完全に指導力を失い、崩壊寸前の状態にある。(尖閣諸島を強奪する)絶好のチャンスだ。この機会を逃さず、徹底的に犬を撃つべきだ』と強硬に主張している」
 人民解放軍は保守勢力の牙城であり、ある程度の対日強硬論は想定内だが、日本を「犬」呼ばわりするとは驚くばかりだ。日中両国の「戦略的互恵関係」などは、まったくの絵空事というしかない。
 
 ――具体的な議題は何か
 「民主党への工作活動だ。中連部(中国対外連絡部=他国への諜報・謀略工作の担当機関)代表から、日本の政治現状について、『中国と友好関係にあった鳩山由紀夫前首相と小沢一郎元代表は事実上失脚した。現在、民主党主流派には松下政経塾出身者が多い。
 彼らの大半は、親米・反中の立場を取る。非常にまずい状況だ』という分析と、『早急に、松下政経塾出身者への懐柔工作を強化する』という提案が出された」
 
 松下政経塾出身者といえば、対中強硬派の前原誠司外相を筆頭に、野田佳彦財務相や玄葉光一郎国家戦略相、福山哲朗官房副長官などが、菅政権の中枢を占めている。謀略・策謀渦巻く「三国志」の国が、彼らをターゲットにしても不思議ではない。
 中国による工作活動は、自民党時代にも行われていた。やはり、対中強硬派とされた安倍晋三政権の発足時には、「安倍首相本人ではなく、塩崎恭久官房長官や山本一太参院議員らを狙え」という指令が下りていたという。
 
 ――工作活動の詳細は 「工作活動には、ハードパワー(=目に見える外交上の圧力や恫喝など)とソフトパワー(=懐柔や籠絡などの謀略活動)の両面があるが、今回は、ソフトパワーが中心だろう。工作対象の経歴や家庭環境、職歴や人脈はもとより、趣味や道楽、保有資産から女性の好みまで、洗いざらい調べ上げ、そのデータを活用して、工作対象をわが陣営に引き込む。
 これらの総称をソフトパワー戦略と呼ぶ。ちなみに、菅首相のなら、学生時代から最近のものまで、未公表の知られざるデータが山ほどある」
 
 ≪1972年9月、田中角栄首相が日中国交回復のため、北京・釣魚台迎賓館に入った際、家族しか知らない田中氏の好物だったアンパンが用意してあり、翌朝の朝食のみそ汁には、故郷・新潟のみそが使われていた。
 『あなたのことは、すべて知っていますよ』という暗黙のメッセージ。情報入手も難しい当時の日中関係を踏まえれば、中国外交の神髄を示す逸話といえる≫
 
 ――女性スキャンダルも使うのか 「工作対象者の醜聞を握ることは、女性問題であれ、金銭問題であれ、すべて国益につながると考えている。
 女性関係でいえば、対象者の妻や女性秘書、親しい女性官僚、関連企業の女性担当者まで徹底的に調べ尽くす。『女性に弱い』となれば、時には女性工作員を使い、ハニートラップを仕掛けることもある」
 
 ――菅政権のターゲットは誰か 「最大のターゲットは前原外相だ。彼は、事あるごとに中国の軍備(増強)政策を批判してきた。
 親米派であるうえ、親台派でもある。これまで、台湾独立派の関係者と何度も食事をしていることを確認している。前原外相については、どんな小さな情報も収集している。最重要の工作対象者といえる」
 
 ――中国外務省は「(前原外相は)中日間の諸悪の根源、即刻罷免せよ!」という過激な声明を出している。ソフトパワー戦略と矛盾しないか
 「先ほど説明したが、工作活動にはハードとソフトの両面がある。
 前原外相に対しては、まず、外交的に強烈な圧力を加える。
 そのうえで、ソフトパワーで懐柔・籠絡する両面作戦だ。工作会議でも、この方針は十分検討され、了承された。中国外務省の声明も計算し尽くしたもの。
 国益を賭けた国際政治の舞台裏では、驚くほどの話ではない」
 
 ――すでに、前原外相の弱みを握ったのか 「…詳しいことは明かせない。スキャンダルがなければ作る手もある」
 不気味な予告というしかない。APECでの華やかな首脳外交の裏側で、中国は今後、巧みな謀略工作を仕掛けてくるのか。「戦略なき日本外交」は、まさしく崖っぷちに立たされている。

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