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各国の秘密情報公開に 世界の政府ただぴりぴりと (11月29日)(月)

 久しぶりの快晴である。10−15度C 8時30分 トーヨーへ 8時45分 区へ 打ち合わせ 執務 来客 12時 案件があって田畑氏と要談 15時 台北経済文化代表処朱文清広報部長と要談(代表処) 18時30分
 大西英男後援会連合会幹部会(TH)へ行く
 

●ソウル発 共同通信
 米韓合同軍事演習が28日午前6時に始まった。米軍は、戦闘機など70機を艦載する原子力空母「ジョージ・ワシントン」を黄海での演習に初めて投入するなど、圧倒的な戦力を誇示して北朝鮮を牽制した。
 
 演習海域は北緯34度30分〜36度、東経124度〜125度42分の範囲とみられ、韓国が海上の軍事境界線と定める北方限界線(NLL)や砲撃された延坪島からは160〜200キロ南方。
 初日の28日には米韓両軍の艦艇が特定海域で合流し、演習上の作戦海域まで空母を護送するオペレーションが実施されたもようだ。
 演習は北朝鮮による侵攻を想定し、米韓連携しての海上戦遂行能力と対空防衛力の確認を中心に進められるが、米韓軍事筋によると、特に重点が置かれるのは対潜水艦作戦だという。
 
 黄海は水深が浅く、海底地形が複雑に入り組んだ海域が多い。
 このため、潜水艦の動静を捕捉することが困難だとされる。
 韓国軍は3月の哨戒艦撃沈事件以降、黄海での潜水艦捕捉能力の向上に力を入れており、演習では米韓連携の上で対潜哨戒力を確認する。
 対空防衛では、今回の延坪島砲撃時にも出撃したとされる北朝鮮のミグ戦闘機の飛来を想定、イージス艦で早期捕捉し、艦載機と対空火力で迎撃するシナリオのもと、演習が行われる。
 
 聯合ニュースによると、米軍から参加しているとみられるのは、イージスミサイル巡洋艦「カウペンス」、駆逐艦「シャイロ」、同「ステザム」の主力艦や、最新鋭ステルス戦闘機F22Aラプターなど。韓国側からもイージス艦「世宗大王」が加わる。
 また、米軍は高機能偵察機「ジョイントスターズ」も投入。
 期間中に予想される北朝鮮による海岸砲や多連装ロケット砲などの発射動向を完全に捕捉する態勢を取っている。
 

●ソウル発 時事通信
 韓国の李明博大統領は29日午前、北朝鮮による延坪島砲撃事件に関する国民向け談話をテレビなどを通じて発表し、「北朝鮮政権の残酷さに憤怒せざるを得ない」と強く非難した。
 李大統領はその上で、「今後、北朝鮮の挑発には必ず応分の代価を支払わせる」と述べ、さらに挑発行為があった場合には断固たる軍事措置を取る考えを強調した。
 
 民間人2人を含む4人が犠牲となった延坪島への砲撃事件をめぐっては、韓国軍の反撃が不十分だったため被害が拡大したとの批判が高まっている。
 李大統領は「国民が命を失ったことに、申し訳ない気持ちを禁じ得ない」と陳謝した。
 また、砲撃が島民を無差別に狙い、授業中の学校の間近にも砲弾が撃ち込まれた点などを挙げ、「民間人を軍事攻撃するのは戦時にも禁止されている非人道的犯罪だ。今回の武力挑発はこれまでと次元が違う」と非難した。
 
 さらに、「韓国は20年間、対話と協力で核問題を解決しようと努力したが、返ってきたのは核開発と哨戒艦沈没に続く、延坪島砲撃だった」と指摘。
 「北朝鮮が自ら軍事的冒険主義と核を放棄することは期待できないと分かった」と述べ、今後、北朝鮮に一層強い姿勢で臨む考えを示唆した。 
 

●北朝鮮による韓国・延坪(ヨンピョン)島への砲撃事件を受け、黄海で行われている米韓合同軍事演習は29日から北朝鮮の攻撃を想定した本格的な訓練を開始する。
 北は「情勢は極度の戦時状態に至った」との声明を発表し、不測の事態が起きかねない状態が続いている。そんななか、「北は軍事的挑発以外に、サイバーテロで西側を混乱に陥れることも考えている」(公安関係者)との観測が浮上。当然、日本も巻き込まれる可能性があるため、関係当局は厳戒態勢に入っている。
 
 米韓合同軍事演習は、海域の警備作戦など基本的な動作確認を行った28日に続き、29日からは24時間体制で、北の艦艇が奇襲攻撃してきた際の対処などの訓練に入る。最新鋭ステルス戦闘機「F22ラプター」や米韓のイージス艦が連携し、対潜水艦防御や北方限界線を超えてきた艦艇や航空機への対処のほか、艦載機による目標物の破壊など、攻撃的な内容も含まれるという。
 
 北は、朝鮮平和擁護全国民族委員会の声明として「原子力空母だけでなく、それ以上のものが襲いかかるとしても、対処するすべての準備を整えている」と防戦の構えを強調する一方、「狂犬には棍棒が適当だと、侵略者は身をもって知ることになるだろう」と新たな軍事挑発も示唆した。
 
 朝鮮労働党の機関紙、労働新聞も28日の論評で「挑発してくる者には百倍、千倍の無慈悲な懲罰を加えることが、私たちの革命的原則で伝統的な対応方式だ」と、脅迫に近い口調で演習を激しく非難した。
 韓国軍関係者によると、北は韓国との軍事分界線近くの黄海南道に122ミリ多連装ロケット砲を配備。さらに海岸線に地対艦ミサイルを設置した。韓国紙の中央日報によると、北は米韓の軍事演習中に(1)沿岸から地対艦ミサイルでの攻撃(2)潜水艇で空母に接近し、魚雷奇襲攻撃(3)機雷を敷設し、進路を妨害する−といった軍事行動を画策しているという。同時に、こうした挑発が発覚した場合、空母艦載機が10分以内に平壌を集中的に攻撃することができるとも報じている。
 
 こうしたなか、日本の情報当局に勤務する関係者は「今月1日から北のウェブサイトが突然、リニューアルされて情報力が強化された。ハッカー部隊を率いると噂される金正恩氏(27)の存在感が増している。演習に対抗するサイバー攻撃が始まる可能性がある」と、北の新たな攻撃について示唆した。実戦では勝ち目がないため、情報戦を挑んでくるというのだ。
 
 北の日本語ポータルサイトは9月ごろになぜか消滅。だが、ここにきて金正日総書記(69)の活動や米韓への“脅迫状”めいた声明を発表する祖国平和統一委員会のサイト「わが民族同士」のコンテンツを一気に充実し、日本語サイトも復活させた。
 
 米軍筋は「表向きの対南心理工作を始めたようだ。同時に裏側では、韓国だけでなく日本や米国へのサイバー攻撃の準備を行っている。北では日本でいう高校生ぐらいの年代の学生がC言語(プログラム言語)をマスターするなど、コンピューター教育が進んでいる」と指摘する。
 実際、昨年7月には韓国の青瓦台(大統領府)や銀行、米ホワイトハウスなどが何者かにサイバー攻撃を受け、一部でホームページに接続できなくなる被害が出た。
 
 今月開催された主要20カ国・地域首脳会議(G20)開催の前にも、会議関係者のパソコンに執拗なサイバー攻撃があったと韓国の国家情報院が発表した。“火薬庫”は演習の行われている黄海だけではなく、身近なネット上に広がる可能性が出てきた。
 

●菅直人首相(64)が9月の内閣改造後に行われた大型選挙で、野党に4連敗を喫し、いよいよ死に体となった。
 28日投開票の和歌山県知事選では民主推薦候補が惨敗、沖縄県知事選では候補者すら立てられず、自民県連や公明党などが推薦した仲井真弘多氏(71)の再選を許したのだ。
 
 先の衆院北海道5区補選や福岡市長選に続く失態で、「選挙にめっぽう弱い首相」というレッテルが貼られるのは確実。民主党内からは“菅降ろし”の声すら出始めた。
 「仲井真氏におめでとうと言わないといけない」 政府高官は28日夜、仲井真氏の再選にこんなノー天気なコメントを寄せた。日米安保を否定する伊波洋一氏(58)=共産、社民、国民新推薦=が当選すれば、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)を同県名護市辺野古に移設する日米合意が完全に暗礁に乗り上げていただけに、かつて県内移設を容認していた仲井真氏の当選で、「首の皮一枚つながった」(外務省関係者)というわけだ。
 
 「5000票差程度の僅差になるかと思ったら、4万票近い大差がついた。伊波氏は経済政策に乏しかった上に、選挙直前の中国漁船衝突事件や北朝鮮の韓国砲撃事件で、日米同盟の重要性を再認識した県民も多かったのだろう」(自民党関係者)
 とはいえ、民主党が「最低でも県外」などと沖縄県民をあおったおかげで、仲井真氏も今では県外移設論に転換。鳩山由紀夫前首相(63)が自らの首と引き換えに辺野古移設に転換した経緯も踏まえれば、本来民主党は辺野古移設を公約した候補を立てて、戦わなければならなかったはずだ。
 
 ところが民主党内には、「反米・反基地」のイデオロギー色が濃い伊波氏に親近感を持つ議員が多く、選挙戦では「特定候補の応援禁止」という岡田克也幹事長の通達を無視して伊波氏の決起集会に参加する猛者も出現。何もかも中途半端なまま、仲井真氏の圧勝を遠巻きに喜ぶズルさを見せてしまい、民主党と沖縄県政との信頼関係はゼロになったともいえる。
 
 オバマ米大統領は菅首相に来春の訪米を要請したが、裏を返せば「それまでに普天間問題の最終決着を図れ」と迫ったもの。内閣支持率20%台と政権の体力が弱り、仲井真県政とのパイプもない中では、鳩山氏のように「トラスト・ミー」とはとても言えない状況だ。
 さらに、28日に行われた和歌山県知事選では、自民党が推薦した現職の仁坂吉伸氏(60)が、民主、国民新推薦の新人候補に3倍以上の得票差をつけて圧勝した。
 
 和歌山は二階俊博元経産相のおひざ元で、「保守王国・和歌山」とも呼ばれる地。しかし昨夏の衆院選では県内3小選挙区中2選挙区で民主候補が制していただけに、完膚無きまでの大敗は、菅政権にとって大打撃だ。
 愛媛県知事選など与野党相乗りを除き、菅民主党が連敗した各選挙で目立つのが、公明党による自民系候補の支援だ。和歌山では推薦こそ見送ったものの、水面下では圧勝した仁坂氏を支援。沖縄県知事選や福岡市長選、衆院北海道5区補選では、いずれも自民党と歩調を合わせ、民主系候補を打ち破った。
 
 公明党内では「来春の地方統一選は民主党と組んでは戦えない」との声が急速に広がっている。公明党の支援を望めないまま、いまだ民主党執行部は統一選で候補者擁立の拡大路線を続けており、このままなら統一選大敗は火を見るより明らかだ。
 ジリ貧の菅首相は、知人から「支持率1%でも辞めるな」と言われご満悦に浸ったようだが、地方選の連戦連敗に身内からは“菅降ろし”や“解散・総選挙”の声も出始めた。
 
 原口一博前総務相(51)は28日、「今、やらなければいけない改革ができないとするなら、できる人たちで改革をやろう」と述べ、菅おろしを公言。自ら後任首相を目指す考えを示した。
 民主党政権を追い込んだ元凶の1人である鳩山氏に至っては、「内閣改造する前に私が改造された」などと自虐ネタを炸裂させながら、「このままいくと来年選挙かもしれない」と放言する始末だ。
 党内外で敵に囲まれ、米国からは普天間問題の解決のタイムリミットも切られた菅首相。八方ふさがりの現状を打開できるのか。

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