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はや師走半ばとなりて学校へ 監査の談笑身にしむ寒さは (12月13日)(月)

 民主党が制御不能になりつつある。冷雨 5−12度C 8時30分 トーヨーでボーナス支給 8時40分 区へ 9時30分 須賀氏が案件があって来訪 10時30分 篠崎第五小の監査 13時15分 鹿本小の監査 17時 案件があって清野氏と要談 18時 夕食会(ろくさん亭) 20時30分 終了解散 大雨が降っていた。 夜は各種雑誌 週刊誌 石川恭三「死ぬ前の覚悟」を読む。
 

●民主党がついにメルトダウン(溶解)を始めた。12日投開票の茨城県議選(定数65)で、政権政党として推薦を含め24人を擁立しながら、当選はわずか6人という惨敗を喫した。
 国政、地方選挙での相次ぐ敗北。政権維持のため、菅直人首相の意を受けた岡田克也幹事長は13日の党役員会で、「政治とカネ」の問題を抱える小沢一郎元代表の国会招致の流れを確定させるための一任を取り付けた。
 これに小沢氏に近い議員は猛反発。岡田氏が一時“軟禁状態”になる騒ぎも発生した。予算編成の重要な時期に、国民不在の殲滅戦の火ブタが切られた。
 
 岡田氏「今日の党役員会で決めたい」輿石氏「やるべきことが違う。反対だ」
 13日午前の国会内、岡田氏は来年の通常国会、統一地方選に向け、小沢氏の問題が障害の1つになっているとの考えを伝え、同日午後の党役員会で、小沢氏の国会招致について方向性を決めたいとの意向を伝えたが、輿石氏はこれを拒否した。
 だが、岡田氏は政界屈指の「原理原則主義者」らしく、午後の役員会で小沢氏招致に関する幹事長一任を強引にとりつけた。民主党に冬の嵐が吹き荒れるのは間違いない。
 
 小沢氏の国会招致は、野党や国民が強く求めている。FNNが11日と12日に行った世論調査でも、「民主党は、小沢氏の国会招致を実現するべきだ」との答えが70・5%に達し、「政治倫理審査会(政倫審)で招致の議決がされた場合、小沢氏は応じるべきだ」と答えた人は85・9%に上った。
 今年6月の菅政権発足後、民主党は7月の参院選をはじめ、衆院北海道5区補選、福岡市長選、和歌山県知事選などで連敗続き。
 この苦境を脱するためにも、小沢氏が国会招致に応じなければ、「離党勧告」などの処分も辞さない構えだ。
 
 強気の背景には、「小沢氏は今年9月の代表選で議員200人の支持を得たが、来年早々強制起訴されて刑事被告人になる。離党しても、小沢氏についていくのは30人もいない」(官邸周辺)との分析がある。
 これに対し、小沢陣営は13日午前から猛烈に動いた。
 原口一博前総務相や森ゆうこ参院議員ら、小沢氏に近い中堅・若手議員約40人は午前10時半から、国会内で緊急集会を開き、「茨城県議選の結果や、内閣支持率の低下は、小沢一郎君のいわゆる『政治とカネ』の問題ではなく、菅内閣の様々な失政や閣僚の失言によるものであることは明確である」「党内に混乱を招く暴挙を断じて許すことはできない。猛省を促す」との決議文を採択した。
 
 同じ時間、奥村展三拉致特委員長や松木謙公農水政務官ら、小沢氏に近い「一新会」のメンバー十数人も国会内で会合を開き、「予算編成で一丸となるべき時に、党を混乱させてはならい」などと岡田氏らの動きを批判。
 両グループの有志30人は党役員会直前の午後1時、民主党本部に抗議に押しかけた。岡田氏が約10分ほど軟禁状態となり、役員会開始が遅れる騒ぎも起きた。
 
 小沢氏は先週から、子飼いの中堅・若手議員を動かして、菅執行部に圧力をかけるための両院議員総会の開催を求めてきた。
 「まず、参院で問責決議を可決された『影の宰相』こと仙谷由人官房長官の更迭要求を突き付ける。場合によっては、菅首相の退陣を求める緊急動議を提出することも視野に入れている。手始めに、小沢陣営の政務三役の集団辞任もあり得る」(小沢氏周辺)
 ただ、菅執行部が党の実権を握っているため、小沢陣営の対策は後手、後手に回った。12日夜、小沢氏と鳩山由紀夫前首相、輿石氏が会談し、今後の対応策などを協議したが、「党の分裂を招くような事態は避けるべきだ」という認識で一致しただけ。
 
 菅陣営のベテラン秘書は「小沢氏は追い詰められている。当初、離党=新党結成も視野に入れていたが、野党各党は小沢氏との連携に冷ややか。同調する議員も多くは見込めない。
 党内に残っても強制起訴されれば求心力は急激に低下する。先週末のパーティーで、小沢氏は『民主党を成功させたい』『一兵卒で頑張りたい』『ご心配、ご迷惑をかけたことをおわびしたい』と語っていたが、弱気になっているのでは」と推測する。
 現に、13日午前の集会や会合後に小沢陣営幹部らを直撃すると、「離党といった話は一切ない」(陣営幹部)、「予算編成の時期に、政務三役の辞任はない」(政務三役の1人)などと返答。小沢氏のために、本気で体を張って菅執行部に抗議・決別するような決意は見えない。
 
 加えて、今月初め、小沢氏の資金管理団体「陸山会」から昨年夏、側近議員ら91人に計4億4900万円が配られたことが発覚したが、これも大きなダメージになっている。
 「何か発言しても、『どうせ、小沢から500万円を受け取ったからだろう』と軽蔑されている。新聞に名前が出た議員は、地元でも有権者らに突き上げを食らっているようだ」(菅陣営ベテラン秘書)というのだ。ちなみに、原口、松木、奥村各氏とも、陸山会から500万円を受け取っている。
 こうした現状を知っているのか、小沢氏は同日午前、東京・深沢の自宅にこもり続けた。
 
 やや、菅陣営優勢にみえる師走大政局。とはいえ、菅首相も安泰と言うわけではない。菅首相らが予算編成の重要なこの時期に動き出したのは、内閣支持率が10%台の「退陣水域」に近づきつつある中、「唯一の手持ちカードといえる『小沢斬り』によって支持率回復を狙ったもの。『脱小沢』を推し進めることで、衆参ねじれの国会で、野党各党に協力を求めるため」(自民党中堅)だ。
 
 野党側の反応は極めて厳しい。自民党の石破茂政調会長は茨城県議選の結果を受け、「『日本の政治はどうあるべきか』ということを問う選挙であり、民主党的なるものが否定された」と冷たくコメントした。
 菅民主党の地盤沈下もさらに進みそうだ。
 
参院選後の選挙での民主戦績
 (1)10・24 衆院北海道5区補選 民主議員辞任に伴う補選で民主候補が大差で町村元文科相に敗れる
 (2)11・14 福岡市長選 民主、社民、国民新が推薦・支持の現職が自公支援の新人に敗れる
 (3)11・21 松戸市議選 公認11人も現職4人を含む9人が落選。現職1人は法定得票数に届かず
 (4)11・28 和歌山県知事選 民主、国民新推薦の元県議が自民推薦の現職に大差で敗れる
 (5)12・12 茨城県議選 定数65。24人が立候補して当選6人
 
民主党役員会メンバーの14人
【菅派】
菅直人・代表
岡田克也・幹事長
玄葉光一郎・政調会長
鉢呂吉雄・国対委員長
渡辺周・選対委員長
長浜博行・財務委員長
横光克彦・組織委員長
枝野幸男・国民運動委員長
【小沢派】
輿石東・参院議員会長
平田健二・参院幹事長
羽田雄一郎・参院国対委員長
【中間派】
大塚耕平・広報委員長
滝実・総務委員長
山根隆治・企業団体対策委員長

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