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小石川後楽園に雪つるしぽつぽつと咲く冬桜あり (12月29日)(水)

 小澤から始まって小澤に終わる日本政界の一年が終わろうとしている。4ー10度C 曇り 午前 午後 身辺整理と掃除をする。 夜は鳥沢広栄「仏教の言葉」を読む。
 

●民主党の小沢一郎元代表の衆院政治倫理審査会への出席表明について、民主党執行部は「小沢氏の“くせ球”で事実上のゼロ回答だ。今まで言っていることと変わりがない」と反発している。
 小沢氏が出席に条件をつけたこともあり、「そもそも政倫審に出席する考えなどない」との不信感が強いからだ。
 
 菅首相(党代表)や岡田幹事長らは28日、首相官邸で行った協議で、「通常国会前に小沢氏の政倫審出席を議決する」とした27日の党役員会決定に基づき、手続きを進める方針を確認した。協議では小沢氏への批判が相次ぎ、出席者の一人は「『小沢切り』の流れに変わりはない」と明言した。
 
 小沢氏は28日夜、側近議員に「条件を付けた覚えはない」と漏らし、首相らの対応に不満を示した。
 しかし、首相たちには小沢氏に厳しい姿勢をとり続けることで「政治とカネ」の問題解決に積極的だとアピールする狙いがある。執行部は政倫審への対応とは別に、小沢氏が強制起訴された時点で離党勧告を突きつけることも検討しており、「処分の方が重要な目標だ」との声もある。
 
 ただ、執行部も、参院で問責決議が可決された仙谷官房長官らの進退問題の判断を迫られている。首相は28日夜、首相官邸で記者団に内閣改造について「次の通常国会までに強力な体制をつくりたいと、今考えているところだ」と述べ、通常国会召集前の内閣改造の可能性に改めて言及した。
 
 首相周辺では、「内閣改造で仙谷氏が閣外に退くと同時に、小沢氏を離党に追い込む手もある」と、仙谷氏と小沢氏の刺し違えによって事態打開を図る案も浮上しているが、首相と岡田氏らの協議は1月5日に再開するとしており、民主党内からは「党を取り巻く状況は日々悪化しているのに、危機感がなさ過ぎる」と嘆く声も出ている。
 

●北朝鮮がミサイル開発で密接な協力関係にあるとされるイランとの間で、長距離弾道ミサイル「テポドン2号」(射程約6千キロ)の供与に関する秘密交渉をしていることが28日分かった。
 朝鮮半島情勢に詳しい情報筋が明らかにした。同筋は両国が中距離に加え、長距離弾道ミサイルでの協力という「新たな段階」に踏み込もうとしていると警戒感を示した。
 
 情報筋によると、イランの代表団は10月上旬と12月上旬の2回、訪朝した。
 ミサイル開発に携わるSHIG社の幹部らで構成され、10月の訪問の際には朝鮮労働党創建65周年の軍事パレードに招待された。同筋は「テポドン2の本体と、関連技術の移転に加え、長射程化に向けた話し合いも行われている」と語る。
 両国とも国連安全保障理事会で弾道ミサイル開発に関し制裁を受けている。このため、北朝鮮は供与によって資金を、イランはミサイル開発で一歩進んだ北朝鮮の技術を得られるとのメリットがあるとみられる。
 
 イランはミサイル開発を急いでいるが、このほど行った新型ミサイル・サジル2(射程約2千〜2500キロ)の実験は失敗したという。同筋によると、イランはサジル2の実験を5回行ったが、失敗に終わった5回目は実験の事実を公表していない。
 テポドン2は新型ブースターを1段目、中距離弾道ミサイル・ノドンを2段目に使った2段式ミサイル。2006年7月の最初の発射実験は失敗に終わった。09年4月の2回目の実験では、日本上空を飛び越え3千キロ以上飛び、太平洋に落下したと推定されている。
 イラン大使館のコメント「在京イラン・イスラム共和国大使館は、イランと北朝鮮との間には弾道ミサイルをはじめとする、いかなる軍事協力関係も存在しないと強調する」
 

●Yさん(35)は年末年始が怖い。毎年、強烈な孤独感にさいなまれる。周囲が帰省だ初詣でだと浮かれる中、彼のように孤独に耐える人は意外に多い。耐えきれずに自殺する人も少なからずいるという。
 
 独身で恋人もいない。彼が子供の頃に両親は離婚し、それぞれ再婚していることもあって、どちらの実家にも帰りづらい。結果としてNさんは、毎年正月休みになると、自宅のワンルームマンションで過ごすことになる。
 普段は仲のいい友人や同僚も、この時期は彼の相手などしてくれない。正月休みの1週間、彼は完全な孤独状態だ。
 「先週までは忘年会やクリスマスで騒いでいた仲間が、急にいなくなってしまう寂しさは、正直言ってかなりこたえる。衝動的に『死んでしまいたい』と思うことも…」
 
 横浜相原病院院長で精神科医の吉田勝明医師が解説する。
 「実際問題として、年末年始にYさんのような状況から自殺に走る人は多い。
 原因として強い孤独感があるのは事実だが、その背景には新しい年への“気持ちのリセット”がうまくできないという問題がある」
 特に日本の正月には他の月初めと異なり、身の回りのあらゆることをリセットするという意味合いがある。
 Yさんのような人は、これがうまくできないのだ。
 
 「年末年始は“心の棚卸し”の時期。前年の悩みや苦しみを整理し、新たな気持ちで新年を迎えたいのに、それまでの賑やかな生活から突如として孤独な状態に落とし込まれたショックも手伝い、リセットができないまま心理的にも孤独な状態に陥ってしまうんです」
 “心理的な孤独”は生真面目な人ほど強く、独身者に限らず家庭を持っている人にもいる。
 その場合、自殺にとどまらず、無理心中という手段に出ることさえあるという。
 
 「普段は会社のために頑張っているんだから、年末年始くらいは自分のために自由に過ごせばいい。今しなければならない仕事はないんだから、こんな時こそ自由に時間を使ってほしい」と吉田医師。
 1週間後には嫌でも会社が始まる。そこにはストレスも待っている。
 それまでのほんのひととき、心安らかに、自分のために過ごしましょう。よいお年を−。
 

●北京発 29日 ロイター
 中国商務省は29日、来年通年のレアアース輸出枠はまだ決定しないとの声明を発表した。
 中国政府は前日、来年前半のレアアース輸出枠を約11%削減すると表明。市場に広がった懸念を払しょくすることが狙いとみられる。
 商務省は「関係機関は、第1弾の輸出枠だけを見て、通年の輸出枠を推測すべきではない」と表明。
 
 「関連部署は現在もこの件を協議中だ。国内レアアースの産出量、国内外の需要、持続的な発展の必要性を考慮して枠を決定する」としている。
 米通商代表部(USTR)報道官は28日、中国の輸出制限を「非常に懸念している」と表明。中国側に懸念を伝えたことを明らかにした。 
 中国は世界のレアアースの約97%を生産している。
 

●ニューヨーク発 共同通信
 米東部を先週末襲った大雪の影響で、ニューヨークのケネディ国際空港では再開後の28日も、複数の旅客機が乗客を乗せたまま滑走路上で長時間、留め置かれるなど、混乱が続いた。航空便の欠航も多発した。
 AP通信などによると、27日深夜から28日未明にかけて同空港に着陸したキャセイ航空の2便とブリティッシュ・エアウェイズの1便が、滑走路上で7〜11時間、乗客を降ろせないままの状態が続いた。
 
 空港管理会社の報道官は、航空会社が乗客を降ろすゲートが利用できるかを確認せずに、旅客機を空港に向かわせたのが原因だと指摘した。夜中で税関職員などの数が不足していた可能性を指摘する声もある。

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