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道遠し三陸再生三年目牡蠣の筏が朝日を浴びて (03月05日)(水)

 小雨 8−12度C 6時30分ー7時 散策
 8時 トーヨー 8時20分 区へ 打ち合わせ 10時 案件があって早川氏が来訪要談 12時 大沼氏が来訪要談 14時 臼井歯科 15時30分 佐藤氏と案件があって要談 18時 夕食会
 

●東京や横浜の図書館・書店で、アンネ・フランクの関連書籍が破られる事件について、朝日新聞は「日本社会が右傾化」と題する「排外主義的な動きに詳しい高千穂大の五野井郁夫准教授」のコメントを掲載している(2月28日付)。
 
 「(安倍晋三)首相の靖国参拝が一定の支持を集めるような社会の右傾化が背景にあるのではないか。(中略)その延長線上で、敗戦国が反省すべき象徴とも言えるホロコーストに関する本が狙われたのではないか」とし、安倍政権や支持する人たちが事件の土壌を作ったと言わんばかりだが、飛躍が過ぎやしないか。
 
 安倍首相はもちろん、支持者を含む、普通の日本人には反ユダヤの感情はない。むしろ歴史的にも好意的でさえある。
 この点、毎日新聞はまだ健全だ。2月28日付の紙面に「日本は確かにナチスドイツと同盟関係にあったが、ナチスの再三の要求にもかかわらずユダヤ人迫害に同調することはなかった」「日本の歴史に反ユダヤ主義を見るのは難しい。仮に今日の日本が『右傾化』し軍国主義が復活しつつあるとの前提に立っても、だから『アンネの日記』を破る者が出るのだという立論は乱暴である」との、「社説:視点」(布施広論説委員)を掲載している。
 
 これは、中国人民解放軍の機関紙「解放軍報」(2月26日付)が「日本のサイトで『アンネの日記は(事実ではなく)小説だ』とする言論が大量に見いだされる」と批判し、韓国のテレビが「極右主義者の仕業である可能性が指摘されている」「日本社会にはヒトラーを追従する勢力が少なからず存在する」などと報道していることを受けた反論だ。
 
 だが、日本の「右傾化」とさんざん煽ってきた点では毎日も同じで、今ごろになって、海外のあまりの反応に、手を焼き始めたということか。
 中国は、昨年末の安倍首相の靖国神社参拝について、世界各国に駐在している中国大使らを約70カ国で現地のテレビ・新聞に登場させ、批判する作戦を展開した。
 
 駐仏大使は「ヒトラーの墓に花を手向けることを想像してほしい」(1月16日付、フィガロ紙)とし、1月末のスイスのダボス会議でも王毅外相が「日本のA級戦犯はアジアのナチスだ。欧州の指導者がナチスの戦犯に献花したら、欧州の人たちは許せますか」と発言している。
 中国は、安倍首相とナチスを結び付けようとしてきた。そういった中で事件が起きた。犯人が特定されていない朝鮮学校の制服(チマチョゴリ)切り裂き事件をも彷彿させる、出来過ぎの事件ではないか。以上八木秀次氏の論評。
 

●プーチン大統領率いるロシア軍が、ウクライナ南部クリミア半島をほぼ掌握した。軍事施設の占拠・武装解除を進めているうえ、ウクライナ海軍司令官や空軍部隊の一部を、親ロシアのクリミア自治共和国側に取り込んだ。先進7カ国(G7)と欧州連合(EU)は非難声明を出したが、自治共和国は今月末にも、クリミアをウクライナから分離・独立させる住民投票を実施するという。
 
 インタファクス通信は3日、ロシア黒海艦隊のビトコ司令官がクリミア半島に展開するウクライナ軍に対し、投降を求めたと伝えた。4日午前5時(日本時間同日正午)までに従わない場合、「本当の攻撃を始める」と最後通告したという。ウクライナ国防省筋の話として報じた。
 ロシア側部隊は半島南部ベルベクや東部キーロフスク、北部ジャンコイで軍用空港を占拠。南東部スダクの航空管制施設から武器・弾薬を持ち出したほか、クリミアの国境警備当局を支配下に入れたとしている。
 
 これに対し、黒海艦隊当局は「まったくのでたらめだ」「クリミアで、双方が面と向かって衝突することは成しえない」と否定し、ウクライナ側による情報操作との見方を示した。
 AFP通信によると、ウクライナ国境警備当局は3日、ロシア軍の航空部隊が過去24時間、クリミア半島に相次ぎ侵入していると主張。確認したロシア軍航空機は戦闘ヘリコプター10機、軍用輸送機8機だという。
 クリミアはロシア系住民が人口の約6割を占め、親ロシア派が多い。黒海艦隊の本拠地でもあり、ロシアとしては絶対に手放したくない。
 
 プーチン大統領は、先月22日にウクライナの首都キエフで「反ロシア、親EU」の野党勢力が政権中枢を掌握した直後からシナリオを描き、「ロシア系住民の保護」を名目に軍を急展開して「完全に実効支配下に置いた」(米政府高官)のだ。
 
 自治共和国議会のコンスタンチノフ議長は2日、今月30日に予定される住民投票で、クリミアに「国家」の地位を与えることの是非を問うことを明らかにした。
 こうした動きに対し、日米欧のG7とEUは2日、ロシアがウクライナの主権と領土的統一を「明確に侵害した」と非難する声明を発表。6月にロシア南部ソチで開かれる主要国(G8)首脳会議の準備会合への参加を当面見合わせると表明した。
 ケリー米国務長官は同日、「口実を捏造して他国に侵攻するのは19世紀の行為であり、21世紀のやり方ではない」と非難した。

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