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空襲の火焔地獄につつまれし七〇年前いまも忘れず (03月09日)(日)

 明るい曇り 4−9度C 6時45分ー7時15分 散策 8時 案件があって吉崎氏が来訪要談 9時30分 森高氏が来訪要談 午前、午後はカレント4月号「うつ病時代の闘い」と編集後記完成してメール 「くらしの森」東西アラカルト 9「パリの地下鉄」を完成して印刷所へメール。 歌集の原稿整理 18時 夕食会
 

●ソウル発 CNN
 日本の朝鮮半島統治時代の1919年に起きた「3・1独立運動」の記念日だった今月1日、釜山の日本総領事館前で韓国人団体の関係者が同館の韓国人職員(46)に暴行を加え、けがを負わせていたことが8日、分かった。総領事館は事態を遺憾だとし、警備を担当する韓国警察当局に対策強化と再発防止を申し入れた。
 
 日本の外交筋によると、1日午後、釜山市の日本総領事館前で複数の団体がデモを展開。午後3時20分ごろ、デモが暴徒化する恐れが出てきたのを受け、韓国人の男性職員が領事館の敷地の外で周囲の様子をカメラで撮影していたところ、デモ参加者4〜5人に取り囲まれ、もみ合いとなった。職員はカメラを奪われた上、上着とネクタイを引っ張られて倒され、左手に軽傷を負った。
 
 この日、韓国では朴(パク)槿(ク)恵(ネ)大統領が演説で慰安婦問題を初めて具体的に挙げて日本側に解決を迫ったほか、国立歴史博物館で慰安婦漫画の展示を始めるなど、反日ムードが一段と高まった。ソウルの日本大使館前にもデモ隊が次々と押し寄せて騒ぎを起こした。
 
 日本国内の韓国公館周辺では警察がデモを規制し、暴力的トラブルの回避に全力を挙げているのに対し、韓国当局は日本大使館や総領事館前での違法集会を日常的に認めている。日本政府関係者は「違法活動を放置するかのような韓国側の対応は手ぬるいと言わざるを得ず、反日を増長している」と指摘している。
 

●昨年6月に訪中した朴槿恵(パク・クンヘ)大統領は、韓国に埋葬されている中国軍兵士の遺骨を中国に返還する意向を明らかにした。韓中が銃口を向け合った6・25戦争(朝鮮戦争)に対する和解のメッセージを中国軍兵士の遺骨返還によって発したものだ。中国としては拒む理由がなかった。中国のインターネット上にはこのとき「韓国が中国に誠意を見せた」という書き込みが多く寄せられた。両国は昨年12月、早々に中国軍兵士の遺骨425柱返還で合意した。中国は受け取った遺骨を遼寧省瀋陽の「抗米援朝(米国に抵抗して北朝鮮を助けた)戦争参戦烈士陵」に埋葬する予定だ。
 
 朴大統領訪中から1カ月たった昨年7月、北朝鮮は「6・25戦争勝利記念館」を拡張するなど、中国軍関連の記念館の規模を拡大した。史料を大幅に増やし、参戦した中国軍兵士の像も大きくした。北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)第1書記は6・25戦争で戦死した毛沢東・元国家主席の長男・毛安英氏の像に献花して深々と頭を下げた。金第1書記は「中国軍兵士の墓地は朝中両国の戦闘的友情を示す象徴だ」と述べた。北朝鮮は中国軍と韓半島(朝鮮半島)で共に血を流した記憶を呼び起こし、中国との血盟関係を呼び起こそうとしているのだ。
 
 韓国と北朝鮮は昨年から「中国軍」を利用して中国の気持ちをつかもうと競い合っているかのように見える。韓国は南北統一のため、北朝鮮は国の存続のために中国が必要だ。統一は、決定的な瞬間で中国が反対すれば成立困難だ。中国の一部学界には韓国主導の統一を支持する声もあるが、中国軍部などは依然として北朝鮮の戦略的価値を重視している。北朝鮮は対外貿易の80%以上を中国に依存している。中国が原油供給を断ってしまえば1カ月も持たない。
 
 中国は南北のこうした状況を利用して韓半島に対する影響力を強めている。中国社会科学院の王俊生博士は昨年12月の「2014年アジア・太平洋地域発展報告書」で、「中国は北朝鮮が『中国は絶対に地政学的資産(北朝鮮)を放棄しない』という間違った判断をしないよう、北に明確なサインを送るべきだ」と主張した。そしてその次の行には「韓国も『中国の対北朝鮮政策は根本的に変わった』という間違った判断をしてはならない」と書いている。北朝鮮には「中国の言うことを聞かなければ捨てられるかもしれない」と、韓国には「中国の言うことを聞かなければ統一に不利だ」というメッセージを送っているも同然だ。その一方で、中国という国の存在がますます大きくなる中、南北がそれぞれ中国に対し強く言うのはさらに難しくなりそうな雰囲気だ。
 
 中国は、韓半島で戦争さえ起こらなければ、南北の溝が深いほど有利なカードを持つことになる。中国が米国のアジア回帰戦略や日本の歴史・領土問題による挑発に対抗するには、韓米日同盟から韓国を引き離す必要がある。北朝鮮が問題を起こせば起こすほど、米国などは中国の北朝鮮に対する影響力発揮を期待するようになる。韓半島はいつの時代も大国の角逐の場だった。世界の主要2カ国(G2)に浮上した中国は、アジアの覇権をめぐって米国との競争を予告している。しかし、南北はこうした中国に対応するどころか、どちらが中国と手を握れるのかで争っているように見える。
以上北京駐在 アン・ヨンヒョン特派員  朝鮮日報の記事。

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