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インラック首相失職タイ政局混迷ふかし毎度のことに (05月08日)(木)

 晴れ 16−23度C 6時45分ー7時15分 散策 8時 トーヨー 8時20分 区へ 打ち合わせ 10時30分 生活振興部長の説明 地域振興課の監査 13時15分 産業振興課の監査 15時30分 細居氏と案件があって要談 16時45分 案件があって横峰氏 佐隆氏と要談
 

●日本の領土について、子供たちに正しく伝えるのは当たり前のことだ。
 文部科学省は先月、来年度から小学校で使われる教科書の検定結果を公表した。5、6年生用の社会の教科書では、島根県・竹島や、沖縄県・尖閣諸島について、初めて「日本固有の領土」と明記した。
 
 中国、韓国両政府は反発しているが、竹島や尖閣は、歴史的にも国際法上も日本の領土である。批判されても、ビクビクすることはない。
 そもそも、中国や韓国の歴史教科書で、日本は決して友好的に書かれていない。だからといって、「やめてほしい」とは一切言っていない。
 
 私は英国で日本語教師を務めたことがある。英国ではサッチャー元首相の教育改革以降、植民地統治を自虐的に教えていない。「そうした歴史を乗り越えて、友好関係を結んでいこう」という教育をして、自国に誇りを持つ子供を育てている。
 日本に帰ってくると、日本軍が何人虐殺したなど、そんなことまで教科書に書いてある。教育現場では、先生が「どう教えたらいいのか」と困っている。そんなことまで教える必要はないと思う。
 
 今年1月に改正された社会科教科書の検定基準では「通説的な見解がない数字」については、生徒に誤解する恐れのある表現がないように求めた。領土や歴史問題に関して、閣議決定など政府の統一見解がある場合は、それに基づいた教科書づくりも徹底されるべきだ。
 
 教科書といえば、沖縄県竹富町が法に反して、教科書採択地区協議会の答申とは別の中学公民教科書を使用する事態が続いている。
 日本は法治国家であり、法律に従うのは国民の義務だ。大人が法を守らなければ、それを見た子供は「法を守らなくてもいい」と勘違いしかねない。教育現場でそういう事象が起このではないかと心配している。 以上自民党参院議員上野通子氏の論評
 

●5月3日は、日本人にとって大事な日だ。1946年、先の大戦のA級戦犯を裁いた極東国際軍事裁判、いわゆる東京裁判が開廷した日である。
 東京裁判でA級戦犯が問われた「平和に対する罪」は、戦争当時は明文規定がなかった事後法だ。近代法では、犯罪が実行される前に「これは罪ですよ」という法律があり、その法律に基づいて裁かれるのが原則(=法の不遡及の原則)だ。さらに、この裁判では偽証罪が認められていなかった。裁判自体が有効だったのか、疑問に思う。
 
 この東京裁判が、現在の自虐史観に影響を及ぼしている。「日本人は悪いことをした」という考えがすり込まれ、これが君が代、日の丸、愛国心教育を否定する考え方につながっている。
 占領軍によるプレスコード(検閲)で、中国や朝鮮人への批判が禁止されていたが、失効した今でも日本人はとらわれているのではないか。
 安倍晋三首相が昨年12月に靖国神社を参拝した際、米政府が「失望した」とコメントした背景にも、東京裁判があるのではないか。戦勝国である米国は、日本を敗戦国のままにしておきたい思惑があると思う。
 
 日本維新の会でも、慰安婦募集の強制性を認めた「河野洋平官房長官談話」の見直しでは一致できるが、東京裁判の話になると「それはちょっと…」という人が多い。自民党や安倍政権もそういう状況ではないか。
 だが、東京裁判を否定しても、日米同盟を否定するわけではない。戦争に負けたことは事実だが、戦争で亡くなった英霊の功績を称えることは、どこの国にも認められることだ。
 
 まずは、中国、韓国によるいわれなき攻撃には毅然とした態度で反論することが必要だ。米国の圧力があるから反論を止めるなんてことであれば、それはおかしい。自民党が言えないこともあるかもしれないが、野党として国民の声を伝えるのが維新の役割だ。以上杉田水脈日本維新の会衆議院議員の論評。
 

●「失楽園」で知られる直木賞作家の渡辺淳一さんが4月30日に80歳で亡くなった。男女の性愛を赤裸々に描く作風同様にモテて、銀座で豪快に遊び、文壇を華やかに生きた。73歳のときに、産経新聞の連載「あじさい日記」(2006−07年)の担当としてお世話になったが、エネルギーに満ちあふれた実像には、たびたび圧倒された。
 
 結婚15年の夫婦の心理戦が描かれる「あじさい日記」。連載が始まる前は、京都・祇園を舞台に芸妓が主人公となる予定だった。足しげく祇園に通われていたが、京都作品は誕生しなかった。
 聞けば、「祇園で恋ができなかった」。アルバイト感覚の舞妓や芸妓が増え、京都の伝統を身につけた女性が少なくなり、心を動かされることがなかったのだという。
 
 「人間の生命力の根源は、エロスであり欲望」と語り、男女の深い関係を描くことで、人間の本質に迫り続けた渡辺さん。激しい恋愛小説の数々は自らの実体験が核となっているという事実に改めて気付かされた。
 一方で、作品の描写には妥協を許さなかった。「あじさい日記」の夫婦の自宅となる東京・広尾の物件、妻が恋する大学教授が働く大学構内、妻がデートする横浜・外国人墓地の風景…。小説の場面となる場所には直接赴き、逢瀬に使われるホテルの一室まで見学しに行く徹底ぶりだった。
 
 担当編集者の懇親会では、ゴルフや会食など「大人の遊び」を教えていただいたが、周囲に気を使わせない。渡辺さんの倍ほどのスコアをたたく初心者と回っても、文句一つ言わず、リズムは崩れない。私が何打もたたいている間、渡辺さんはカートに乗って、女性に携帯メールを…。
 
 30、40代の編集者に恋愛話をぐいぐい質問し、笑わせる。草食系の男性編集者には「二兎だけ追うからだめなんだ、三兎も四兎も追わなきゃ」とはっぱをかける。ゴルフ、会食、銀座と朝から夜中まで続く宴で、誰よりも元気。まさに怪物だと驚いた。
 
 昨年10月の80歳のお祝いには女優の黒木瞳さんらも訪れ、渡辺さんらしい華やかな会となった。車いす姿で現れ、「ひそかに歩けないからね、これじゃ、密会できない」と会場の笑いを誘い、「書くぞっていう気は、寝ているうちに沸いてきました」と創作への意欲も口にしていた。
 会の最後で握手をさせてもらったが、渡辺さんの手はとても力強かった。 以上上塚真由さんの論評。
 

●男と女の性(さが)を濃密な官能描写を通して描ききり、4月30日に前立腺がんで亡くなった直木賞作家の渡辺淳一さん(享年80)。多くの作品のうち、特に後半生で多く手掛けた恋愛小説は相次いで映画化され、女優たちがスクリーンで官能演技を競った。
 
 日本映画界を大いに盛り上げた“渡辺映画”。1975年の「阿寒に果つ」(渡辺邦彦監督)から2008年の「泪壺」(瀬々敬久監督)まで、渡辺さんの作品を原作にした映画は相次いで作られた。その理由を詩人で映画評論家の望月苑巳氏は「“純愛もの”では描ききれない人間の欲望という本質を追究したのが渡辺文学。突き詰めれば、男女のエゴはセックスにあり、と開眼した。渡辺文学は単なるセックス依存ではなく、そこには裏も表もなく、丸裸にされた人間が描かれているから」と語る。
 
 不倫や三角関係が描かれる恋愛小説の映画化だけに必然的にセックスシーンが多くなり、売れっ子女優や若手女優が相次いでヌードになった。
 85年の「ひとひらの雪」(根岸吉太郎監督)は日本映画界における渡辺文学の価値を印象づけた記念碑的作品だ。秋吉久美子(59)と津川雅彦(74)の官能シーンでは、和服姿の秋吉による体当たりの官能演技で人気が高く、助演の沖直未(55)にも大胆な濡れ場。脇役の女優にもヌードシーンがふんだんにある、東映・渡辺原作映画のパターンを確立した。
 
 翌年の「化身」(東陽一監督)は宝塚歌劇団を退団した黒木瞳(53)がフルヌードの大熱演。娘役トップの黒木のヌードは物議を醸したが映画は大ヒットした。「藤竜也と黒木のガチンコ勝負。三角関係の神髄を突いていた。作者自身の願望でもあるのだろう」と望月氏。89年の「桜の樹の下で」(鷹森立一監督)では準主役の七瀬なつみ(47)が脱ぎ、いまではお宝映画化している。
 
 一連の渡辺映画の頂点が、黒木と役所広司(58)が出演した「失楽園」(森田芳光監督)。黒木が渡辺文学で描かれる女の魔性を体現し、配給収入23億円の大ヒットとなった。
 小規模の独立系の映画会社もこぞって渡辺文学を映画化。「官能描写でアピールできるから、劇場収入だけでなくビデオ・DVDでも資金が回収できる。渡辺文学のブランドは製作費調達の面でも絶大だった」とベテラン邦画プロデューサーは語る。テレビ版「失楽園」でセックス・シンボルとなった川島なお美(53)は「メトレス」(鹿島勤監督)で、肉感派グラドルの小島可奈子(38)は「泪壺」でそれぞれハードな官能シーンを演じた。
 
 黒木は訃報に「渡辺先生は、私にとって運命の人だったと言っても過言ではありません。語りつくせない思い出は、私の今日の宿題です」と悲痛な心境をコメントした。
 近年、大手の映画会社が官能作品を敬遠する中、それでも渡辺文学はスクリーンで描かれてきた。望月氏は、「日本映画界にも大きな痛手だが、これからも渡辺文学は映画となるだろう」と期待している。
 

●4月28日、財政制度等審議会財政制度分科会が開催され、起草検討委員から「我が国の財政に関する長期推計」が報告された。マスコミでは「2060年度 債務残高は1京円(京は1兆の1万倍)にも」と報じられ、この数字が政治家の間に流布している。一部からは、財務省が財政危機をあおり、また増税キャンペーンに乗り出したとの意見もあるが、どうなのだろうか。
 
 どこの官庁の審議会も似たり寄ったりであるが、審議会は役所の隠れみの、審議会委員は御用学者といわれる。それはおおむね間違っていない。そして財務省の財政審はその典型である。
 今回、財政審が行った試算は、小泉純一郎政権時代に財務省が出してきた試算と基本的には同じものだ。小泉政権では、消費税増税をしないと言い切ったので、増税をもくろむ財務省が財政危機をあおったのだ。
 
 今回は、欧州委員会の「Fiscal Sustainability Report(財政の持続可能性に関する報告)2012」に倣(なら)ったというが、財務省にかなり都合良く前提条件を書き直している。
 例えば、試算期間については、財政審では2060年度までの50年程度であるが、欧州委員会では30年度までの20年程度。実際には、このような試算では20年でも長すぎるぐらいだ。
 
 また、財政審のインフレ率の前提も不可解だ。欧州では、事実上インフレ目標2%となっているので、インフレ率2%はいいが、インフレ目標2%の日本が1%というのはおかしい。
 財務省官僚は「消費者物価指数で見れば2%だが、GDPデフレーターでは1%だ」などと釈明しているようだが、欧州委員会では、消費者物価もGDPデフレーターも同じ2%だ。GDPデフレーターが消費者物価指数より低い数字なのは、デフレ期だけの特有な話だ。日本でもデフレ期以前はほとんど同じ動きになっていた。
 
 財政審はインフレ率を低く見積もっているため、名目成長率も2%と低くなっている。その一方で、金利は高めに3・7%と設定し、名目成長率より1・7%も高い。
 欧州委員会では長短平均の金利は4・5%、名目成長率3・6%(20〜30年の平均)で、金利は名目成長率より0・9%しか高くない。このからくりがばれないように、財政審の欧州委員会に関する金利の記述では、長期金利5・1%としか書かれておらず、金利が名目成長率より1・5%も高いかのように誤解させる表現になっている。
 
 財政審は、一応、言い訳のために、実質成長率2%(名目成長率3%)でも試算しているが、メーンの前提条件がこれだけ違うと、増税に向けての「地ならし」ありきだといわれても仕方ないだろう。メーンの金利と名目成長率の差が1・7%では、50年間も計算すれば財政危機という結果は見え透いている。
 
 最近、科学論文でデータ改竄(かいざん)・捏造(ねつぞう)が話題になっている。霞が関の審議会資料もなかなか手が込んだ作りになっているが、恣意(しい)的な前提条件で、答えありきでは、データ改竄・捏造と変わりはない。 以上嘉悦大教授、高橋洋一氏の論評
 

●クリントン元米大統領の不倫相手だったホワイトハウス元実習生、モニカ・ルインスキさんが約10年ぶりに米メディアに登場、問題発覚後に何度も自殺の衝動に駆られたと明らかにした。
 現在40歳のルインスキさんは、米誌バニティ・フェアへの寄稿で「大統領との間に起きたことを深く後悔している」と告白した。
 妻のヒラリー・クリントン前国務長官に対しては「彼女は夫が不適切な行為をしたと思っているかもしれないが、実際は合意の上だった」と主張した。 以上共同通信
 

●「政権を奪還したとき、安倍晋三首相と3つ確認した。『経済再生』『東日本大震災被災地の復興』、そして『安全保障』だ。これには優先順位がある。1番目の経済が強くなければ安全保障もない。調子がいいとみんなは忘れるが、ここ(=経済)を最優先でやっていくという方針が変わってはいけない」
 
 菅義偉官房長官は先日、通常国会の取り組みについて、私にこう話した。この言葉通り、菅氏は長官就任から1年4カ月、常に内外に「経済最優先」と言い続けてきた。「口うるさい姑のような発言が、『浮かれてはいけない』と引き締めにつながった」(自民党幹部)のだ。
 
 菅氏の言葉は、時には安倍首相や首相周辺の「お友達」にも向けられる。靖国神社参拝や安全保障政策について、「今やるべきかどうか」「発言には気をつけるように」「経済という原点を忘れるな」と説く。
 ところが、首相周辺からは、菅氏への陰口も聞かれるようになった。
 
 「菅氏が、安倍首相のそばに来たのは、総理になれそうだというころから。計算して近づいたんじゃないか」(清和会ベテラン議員)といった具合だ。こうした声は、菅氏の耳にも入っているが、意に介さず「悪役でいい」(前出幹部)と笑っているという。
 
 秋田から集団就職し、政治家にはい上がった菅氏の強さや胆力は「嫉妬程度の批判など、ものともしない」(同)のだ。
 官邸経験がある官僚OBはいう。
 「菅氏は『安倍首相個人』を支えるのではなく、『政権』を支えるという意識です。だから、私情を挟まず厳しいことも言うし、結果的にそれが首相のガバナンスにつながっている。かつて後藤田正晴さんも、客観的にモノを言う官房長官でした。似ていますね」
 
 さて、菅氏の最大の武器は、安倍首相と相談しながら主導的に進めている「霞が関人事」だ。旧知の友人が官邸に労をねぎらいに訪れた際にも、「最近? ずーっと人事ばかりやってるよ」と話したという。
 「日銀総裁、NHK経営委員、法制局長官人事などは(安倍政権と)志向が同じ人を登用しているが違う意味がある。強固な霞が関の慣例を破り、『首相や官房長官が政治主導で代えた』ということが、もはや役人にとっては怖い。誰になったかではなく、代えた瞬間に一気に霞が関の求心力は官邸に集まる。ライバル関係にある外務省と警察庁の幹部を政府の要職に同時に就けて、政権への忠誠度を競わせるような人事もやっている」(前出の官僚OB)
 
 この夏からは、省庁の幹部人事を一元管理する「内閣人事局」もスタート。同局の局長は、菅氏の部下である官房副長官が兼務する。政権ガバナンスのキーマン・菅氏の「人事」に、霞が関は息を潜めている。政治ジャーナリスト・鈴木哲夫の論評。


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