<カレンダーへ戻る
バックナンバー 

もう疲れた笹井氏自殺痛ましいくなぞはふかまり何も不明に (08月04日)(月)

 曇り 25−33度C 8時 トーヨー 8時20分 区へ 打ち合わせ 8時45分 矢作広報課長来 13時 トーヨーで打ち合わせ 14時 大見氏と案件があって要談 16時 案件があって八田氏 芳村氏と要談 18時 夕食会
 

●調査機関「韓国ギャラップ」によると、7月第4週の朴槿恵大統領の支持率は前週に続いての40%となった。わずか3カ月半前には6割前後で推移していただけに、大統領の権威はいまや見る影もないことを物語る結果となった。こうなると吹き出してくるのが大統領など権力中枢に対する真偽不明のウワサだ。こうした中、旅客船沈没事故発生当日の4月16日、朴大統領が日中、7時間にわたって所在不明となっていたとする「ファクト」が飛び出し、政権の混迷ぶりが際立つ事態となっている。
 
 7月7日の国会運営委員会に、大統領側近である金淇春青瓦台(大統領府)秘書室長の姿があった。まず、質問者である左派系野党、新政治民主連合の朴映宣院内代表と金室長との問答を紹介する。
 
 朴代表「キム室長。セウォル号の事故当日、朴大統領に書面報告を10時にしたという答弁がありましたね」
 金室長「はい」
 朴代表「その際、大統領はどこにいましたか」
 金室長「私は、はっきりと分かりませんが、国家安保室で報告をしたと聞いています」
 朴代表「大統領がどこにいたら書面報告(をすることになるの)ですか」
 金室長「大統領に書面報告をするケースは多いです」
 朴代表「『多いです』・・・? 状態が緊迫していることを青瓦台が認識できていなかったのですか」
 金室長「違います」
 
 朴代表「ではなぜ、書面報告なんですか」
 金室長「正確な状況が・・・。そうしたと・・・」
 《朴大統領は側近や閣僚らの多くとの意思疎通ができない“不通(プルトン)大統領”だと批判されている。大統領への報告はメールやファクスによる「書面報告」がほとんどだとされ、この日の質疑でも野党側は書面報告について、他人の意をくみ取れない朴大統領の不通政治の本質だとして問題視。その後、質問は4月16日当時の大統領の所在に及んだ》
 
 朴代表「大統領は執務室にいましたか」
 金室長「位置に関しては、私は分かりません」
 朴代表「秘書室長が知らなければ、誰が知っているのですか」
 金室長「秘書室長が大統領の動きをひとつひとつ知っているわけではありません」
 朴代表「(当日、日中の)大統領のスケジュールはなかったと聞いていますが。執務室にいなかったということですか」
 金室長「違います」
 朴代表「では、なぜ分からないのですか」
 金室長「執務室が遠いので、書面での報告をよく行います」
 朴代表「答えが明確ではありませんよね。納得し難いです。なぜなら大統領の書面報告が色々問題となっています」
 
 《朴代表はここで、国会との連絡調整を担当する趙允旋政務首席秘書官(前女性家族相)に答弁を求めた》
 朴代表「趙政務首席秘書官、マイクの前に来てください。女性家族部相のときも、主に書面報告だったと聞いています。直接対面して大統領に報告したことがありますか」
 趙秘書官「はい、あります」
 朴代表「いつですか」
 趙秘書官「対面報告する必要があるときに」
 朴代表「何のときですか」
 趙秘書官「案件を記憶していません」
 朴代表「では、調べて後で書面で提出してください」
 
 一連の問答は朴大統領の不通ぶり、青瓦台内での風通しの悪さを示すエピソードともいえるが、それにしても政府が国会で大惨事当日の大統領の所在や行動を尋ねられて答えられないとは・・・。韓国の権力中枢とはかくも不透明なのか。
 こうしたことに対する不満は、あるウワサの拡散つながっていった。代表例は韓国最大部数の日刊紙、朝鮮日報の記者コラムである。それは「大統領をめぐるウワサ」と題され、7月18日に掲載された。
 
  コラムは、7月7日の青瓦台秘書室の国会運営委員会での業務報告で、セウォル号の事故の当日、朴大統領が午前10時ごろに書面報告を受けたのを最後に、中央災害対策本部を訪問するまで7時間、会った者がいないことがわかった」と指摘。さらに大統領をめぐる、ある疑惑を提示した。コラムはこう続く。
 
 「金室長が『私は分からない』といったのは大統領を守るためだっただろう。しかし、これは、隠すべき大統領のスケジュールがあったものと解釈されている。世間では『大統領は当日、あるところで“秘線”とともにいた』というウワサが作られた」。
 
 「秘線」とはわかりにくい表現だ。韓国語の辞書にも見つけにくい言葉だが、おそらくは「秘密に接触する人物」を示す。コラムを書いた記者は明らかに、具体的な人物を念頭に置いていることがうかがえる。コラムの続きはこうなっている。
 
 「大統領をめぐるウワサは少し前、証券街の情報誌やタブロイド版の週刊誌に登場した」
 そのウワサは「良識のある人」は、「口に出すことすら自らの品格を下げることになってしまうと考える」というほど低俗なものだったという。ウワサとはなにか。
 
 証券街の関係筋によれば、それは朴大統領と男性の関係に関するものだ。相手は、大統領の母体、セヌリ党の元側近で当時は妻帯者だったという。だが、この証券筋は、それ以上具体的なことになると口が重くなる。さらに「ウワサはすでに韓国のインターネットなどからは消え、読むことができない」ともいう。一種の都市伝説化しているのだ。
 
 コラムでも、ウワサが朴大統領をめぐる男女関係に関することだと、はっきりと書かれてはいない。コラムの記者はただ、「そんな感じで(低俗なものとして)扱われてきたウワサが、私的な席でも単なる雑談ではない“ニュース格”で扱われているのである」と明かしている。おそらく、“大統領とオトコ”の話は、韓国社会のすみの方で、あちらこちらで持ちきりとなっていただろう。
 
 このコラム、ウワサがなんであるかに言及しないまま終わるのかと思わせたが途中で突然、具体的な氏名を出した“実名報道”に切り替わった。
 「ちょうどよく、ウワサの人物であるチョン・ユンフェ氏の離婚の事実までが確認され、ウワサはさらにドラマティックになった」
 チョン氏が離婚することになった女性は、チェ・テミンという牧師の娘だ。チョン氏自身は、大統領になる前の朴槿恵氏に7年間、秘書室長として使えた人物である。
 
 コラムによると、チョン氏は離婚にあたり妻に対して自ら、財産分割及び慰謝料を請求しない条件を提示したうえで、結婚している間に見聞きしたことに関しての「秘密保持」を求めたという。
 証券筋が言うところでは、朴大統領の“秘線”はチョン氏を念頭に置いたものとみられている。だが、「朴氏との緊密な関係がウワサになったのは、チョン氏ではなく、その岳父のチェ牧師の方だ」と明かす政界筋もいて、話は単純ではない。
 
 さらに朝鮮日報のコラムは、こんな謎めいたことも書いている。
 チョン氏が最近応じたメディアのインタビューで、「『政府が公式に私の利権に介入したこと、(朴槿恵大統領の実弟の)朴志晩(パク・チマン)氏を尾行した疑惑、(朴大統領の)秘線活動など、全てを調査しろ』と大声で叫んだ」
 
 具体的には何のことだか全く分からないのだが、それでも、韓国の権力中枢とその周辺で、なにやら不穏な動きがあることが伝わってくる書きぶりだ。
 ウワサの真偽の追及は現在途上だが、コラムは、朴政権をめぐって「下品な」ウワサが取り沙汰された背景を分析している。
 
 「世間の人々は真偽のほどはさておき、このような状況を大統領と関連付けて考えている。過去であれば、大統領の支持勢力が烈火のごとく激怒していただろう。支持者以外も『言及する価値すらない』と見向きもしなかった。しかし、現在はそんな理性的な判断が崩れ落ちたようだ。国政運営で高い支持を維持しているのであれば、ウワサが立つこともないだろう。大統領個人への信頼が崩れ、あらゆるウワサが出てきているのである」
 朴政権のレームダック(死に体)化は、着実に進んでいるようだ。以上加藤達也氏の記事。
 

●米軍幹部が、朴槿恵(パク・クネ)大統領率いる韓国を暗に恫喝した。日韓関係の悪化が日米韓の安全保障協力の障害になっていると懸念を表明し、「自らの領空や国を守る能力が低下している」などと語ったのだが、どう聞いても韓国へのメッセージなのだ。「反日」で暴走し、中国にすり寄る同盟国に、米国のイラ立ちは限界に達しつつあるようだ。
 
 注目の発言は、米太平洋軍のサミュエル・ロックリア司令官が29日、国防総省での記者会見で披露した。
 まず、ロックリア氏は「日韓の政治問題が軍事面での着実な連携を進めるうえで大きな影響を与えている」と語った。これは日韓間で、秘密情報保護協定がたなざらしとなっていることなどに懸念を示したといえる。
 
 そのうえで、北朝鮮に対処するためのミサイル防衛(MD)での協力を取り上げ、「政治問題のせいで情報共有が制限され、自らの領空や国を守る能力が低下している」と指摘。「日韓は安保面で利害を共有していることを認識すべきだ」と述べ、対立克服に取り組むよう促した。
 
 ロックリア氏は表向き、日韓双方に苦言を呈しているが、秘密情報保護協定は2012年、当時の李明博(イ・ミョンバク)政権が署名式当日にキャンセルしたもの。米国が提唱する日米韓によるMDの共同運用にも、韓国は中国に気兼ねして一貫して後ろ向きなのだ。
 
  航空自衛隊南西航空混成団司令を務めた佐藤守・元空将は「明らかに韓国へのメッセージだ。名指しは避けているが、『韓国よいい加減にしろ』『自国が危ないぞ!』という思いだろう」といい、こう続ける。
 
 「北朝鮮がミサイルを発射して韓国を脅しているなかで、韓国の朴政権は安全保障では昼休み状態。やっていることはトンチンカンだ。韓国軍ではトラブルも頻発しており、朝鮮半島有事を阻止したい米軍としては腹立たしいはず。日本にも不満はあるだろうが、朴政権の頼りなさに怒り心頭なのだろう」

 
●朴槿恵(パク・クネ)大統領による「反日」外交が続く韓国で、驚きの現象が起きている。外交や経済、政権運営など幅広い分野で、「安倍晋三首相を見習え」とする声が、メディアや学会で噴出しているのだ。島根県・竹島の領土主張を明確に行い、慰安婦問題に関する「河野洋平官房長官談話」の検証を断行した安倍首相は、韓国にとって“不倶戴天の敵”のはずだが、一体何が起きているのか。
 
 「うらやましいのは、日本経済の回復という明確な目標に向かって最高指導者が先頭に立ち、一貫した政策を推進し、そのような指導者の意志に国民と企業が信頼を送っているという点だ」
 
 韓国紙・中央日報の金鍾秀(キム・ジョンス)論説委員は先月16日、「アベノミクスがうらやましい」と題したコラムで安倍首相を褒めちぎった。返す刀で韓国政府の経済政策を批判。「朴政権は紛らわしい政策目標の間でさまよいながら1年を空しく過ごした」と一刀両断にしたのだ。
 
 「安倍首相を見習え」という論調は、混迷を深める朴氏の人事手法にも及んだ。
 朴氏は、旅客船「セウォル号」沈没事故を受けて辞意を表明した鄭●(=火へんに共)原(チョン・ホンウォン)首相の後任選びで、2回続けて失敗した。先月の内閣改造では、教え子の論文を盗用した大学教授や、住宅転売をめぐる脱税疑惑が指摘されるテレビ会社社長を閣僚に指名して撤回に追い込まれ、韓国有権者にため息をつかせた。
 
 これを受け、中央日報の金玄基(キム・ヒョンギ)東京総局長は、安倍首相が小泉純一郎元首相の秘書官だった飯島勲氏を内閣官房参与に起用していることに触れ、さまざまな人物との面会をセッティングする手法を紹介した(7月15日)。そのうえで、直接会って人物を見極めることが人事で失敗しない秘訣だとして、朴氏に対し、「大統領の日程表の空欄をぎっしり埋めることだ」と安倍首相を見習うよう勧めた。
 
 メディアだけではない。
 韓国外国語大学の黄戴皓(ファン・ジェホ)教授は、香港・中国評論通信社とのインタビュー(7月15日配信)で、「安倍首相は非常に賢い」と安倍外交を高く評価した。
 黄氏は、安倍氏は「対話のドアは常にオープンだ」と呼びかけ、日韓関係悪化の責任が朴氏にあるとのアピールに成功したと分析。「われわれは日本が嫌いだが、(対話の)余地を残さなければならない」とも述べ、朴氏の対日戦略に再考を求めた。
 
 とはいえ、安倍首相はこれまで、韓国政府・メディアからバッシングの嵐を受けてきた。韓国の民間シンクタンク「峨山(アサン)政策研究院」が今年3月に実施した世論調査では、安倍首相の好感度は10点満点でわずか1・11点。北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)第1書記(1・27点)すら下回る最下位だった。
 そんな安倍首相を見習えというのは、どういうワケか。
 
 新著『ディス・イズ・コリア』(産経新聞出版)がベストセラーとなっているジャーナリストの室谷克実氏は「中央日報のような保守系メディアは、保守系大統領の朴氏を正面切って批判できないから、安倍氏を持ち上げている」と分析し、こう続ける。
 「韓国の政治・経済が行き詰まったときに、『日本を見習え』という議論はよく出てくる。特に、朴氏は、日ごろから外国首脳との会談で安倍首相を批判する『言いつけ外交』を続けているので、『安倍首相を見習え』といわれれば、はらわたが煮えくりかえる思いだろう。それを分かったうえでの最大級の嫌みだ」
 
 朴氏は周辺の意見を聞き入れず、「氷の女王」(東亜日報)とも評される。素直に安倍首相を見習うとは思えないが、実は、メディアの論調を極端なまでに気にすることでも知られる。
 安倍首相を見習ってうまくいかなかったら、「安倍首相の責任だ!」と逆ギレしなければいいのだが…。

<カレンダーへ戻る