<カレンダーへ戻る
バックナンバー 

雨にぬれて木の葉の落ちる音はげし秋がふかまり盃重ぬ (10月17日)(金)

 6時45分ー7時15分 散策 8時 トーヨー
 8時20分 区へ 8時40分 目黒氏 稲田氏 石塚氏が来訪 12時 甲斐課長 15時 大西氏 阿倍氏と案件があって要談
 

●小渕優子経産相(40)に金銭スキャンダルが直撃した。関連政治団体が2010年と11年に後援会関係者向けに開いた「観劇会」で、費用の一部である計約2600万円を負担した疑いを、16日発売の「週刊新潮」が報じたのだ。事実なら、公職選挙法違反の可能性がある。「将来の宰相候補」と注目され、第2次安倍晋三改造内閣の主要ポストを射止めた女性閣僚が、進退の危機に直面している。
 
 「私事で大変お騒がせし、心からおわび申し上げる」
 小渕氏は16日午前の参院経済産業委員会で、疑惑報道についてこう陳謝した。いつものソフトムードではなく、その表情は強ばっていた。それほど、週刊新潮の「『小渕優子』のデタラメすぎる『政治資金』」のスクープ記事は衝撃的だ。
 
 問題の政治団体は「小渕優子後援会」と「自民党群馬県ふるさと振興支部」。同後援会の女性部は毎年、劇場「明治座」(東京都中央区)を借り切って観劇会を催しているという。ちなみに、今年10月の観劇会は、ヒット曲「珍島物語」で知られる歌手、天童よしみの特別公演だった。
 
 両団体の政治資金収支報告書によると、同後援会は10年分と11年分の収支報告書に「観劇会」の収入として約373万円と約369万円を記載した。一方、両団体は明治座に「入場料食事代」として、10年に約844万円ずつ、11年に約849万円と約847万円を支出しており、政治団体側が差額にあたる約2643万円を負担した形になっていたのだ。
 
 有権者に安価で観劇や食事を提供していた場合、買収を禁じた公職選挙法に抵触する可能性がある。後援会員からの収入を政治資金収支報告書に少なく記載した場合は政治資金規正法に触れる恐れがある。 小渕氏の金銭疑惑はこれだけではない。
 
 毎日新聞は16日付朝刊で、小渕氏の資金管理団体「未来産業研究会」の不透明な政治資金の支出について報じた。同紙によると、同研究会は、小渕氏の実姉夫妻経営のブティックなどに「品代」として2008年からの5年間で38回、計約362万円を支出したうえ、百貨店でベビー用品や化粧品、著名デザイナーブランドなどに支出していたという。同紙は「疑惑を持たれている支出は1000万円を超える」としている。
 
 小渕氏は2児の母であり、政治資金でのベビー用品購入は、私的流用を疑われかねない。永田町では「あまりにずさんだ。小渕事務所は、父の恵三元首相を支えたベテラン秘書がいなくなり、現在は素人集団に近いようだ」(事情通)という声もある。
 
 前出の参院経産委員会では、民主党の安井美沙子議員が、小渕氏を厳しく追及した。
 安井氏「明治座での観劇は寄付行為にあたるのではないか」
 小渕氏「私自身は実費を頂いているものと承知している。ただ、一人一人、確認しているわけではない。後援会に『確認してほしい』と昨日お願いした。(収支の)差額については報道で初めて知った」
 
 安井氏「(実姉夫妻経営の)親族企業に対し、政治活動費から支出がある。何を購入していたのか」
 小渕氏「姉がデザインしたネクタイやハンカチが売られている。(それらを購入して)贈答品に使った」
 安井氏「公私混同ではないか」
 小渕氏「姉が作ったものだということで、喜んでくださる方もいる」
 安井氏「ベビー用品などに関しては?」
 小渕氏「今の段階では一つ一つ確認できていない…」
 
  政治評論家の小林吉弥氏は「小渕氏がきちんと説明できるかどうかだ。不透明な支出が2600万円を超える以上、疑惑を払拭できなければ進退問題に直結する。当然、安倍首相の任命責任も問われる。『政治とカネ』の問題は何十年も前から指摘されてきた。税金が原資である政党助成金が支給されている以上、国会議員は政治資金にもっとシビアになるべきだ」と語る。
 
 菅義偉官房長官は16日午前の記者会見で、小渕氏の疑惑について「事実関係を小渕氏本人が確認している。小渕氏から説明がある」と語った。今後、臨時国会の焦点になるのは間違いない。
 
 政治ジャーナリストの鈴木哲夫氏は「野党の国対幹部は『久々の攻めどころだ。小渕氏が辞任するまで徹底的にやる』と豪語している。一方、首相官邸は現時点で『小渕氏を守る』姿勢のようだ。内閣の一角を崩されるとボロボロになるので、修正申告などで乗り切るつもりだろう。ただ、小渕氏は改造内閣の目玉だった。この打撃は深刻だ。他の閣僚の疑惑も指摘されており、安倍首相は何らかの手を打たざるを得なくなるのではないか」と分析している。

<カレンダーへ戻る