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密漁で御殿建設中国の福建省の漁民の素顔は (11月02日)(日)

 曇り 16−20度C 午前中 原稿 13時 短歌大会(文化センター) 13時30分 芸能文化協会 総合芸能祭 ご挨拶(文化センター大ホール)
 

●安倍晋三首相と朝日新聞のバトルが、さらに激化してきた。安倍首相が10月30、31日の国会審議で、朝日が報じた「撃ち方やめ発言」について、「捏造(ねつぞう)だ」「安倍を攻撃しようという意図がある」「(一連の大誤報を)反省しているのか」などと切り捨てたことに、朝日が猛然と反論したのだ。10年にもおよぶ両者の対立の源流とは−。
 
 「『捏造』は看過できない」
 朝日は1日付社説にこうタイトルを付け、安倍首相が国会質疑で朝日だけを名指しで問題視していることを、「いったいどこの国の話かと思わせる答弁が続いている」と指摘。そのうえで、「権力監視は民主主義国の新聞として当然の姿勢だ」「メディアを選別し、自身に批判的な新聞に粗雑なレッテルを貼る」として、「国民を代表すべき政治指導者の発言とは思えない」とまで言い切った。
 
 図らずもか、自社の立ち位置を「自身(=安倍首相)に批判的な新聞」と認めている部分は興味深い。朝日は同日の社会面でも「首相再び『捏造』発言」「衆院委 本社改めて否定」という記事を掲載している。
 
 安倍首相は一連の国会質疑で「捏造」という主張を一歩も譲っておらず、今後の展開が注目される。
 こうしたなか、安倍首相が10月31日の衆院地方創生特別委員会でも言及した、朝日の「NHK番組改変」報道が改めて注目されている。
 
 安倍首相が自民党幹事長代理だった2005年1月12日、朝日は朝刊1面に「NHK『慰安婦』番組改変」「中川昭・安倍氏『内容偏り』」という記事を掲載した。安倍首相と中川昭一経産相(当時)が01年1月、慰安婦制度の責任者を裁く民衆法廷を扱ったNHK番組について、放送前日に同局幹部を呼び出し、政治介入したと批判したものだ。
 
 政治生命を奪われかねない記事だったが、NHKは「政治的圧力で番組内容を変更した事実はない」と全否定し、朝日に抗議した。朝日はその後、中川氏がNHK幹部に会ったのは放送後であり、取材が不十分だったことは認めたが、記事の訂正や謝罪はしていない。
 
 一報から2日後、安倍首相は夕刊フジの連載コラム「挑戦する政治」をスタートさせ、特別インタビューでこう語っている。
 「朝日らしい。悪意と捏造に満ちたデッチ上げ記事だ」「私がNHK幹部を呼び付けた事実はない」「番組は市民団体の疑似裁判『女性国際戦犯法廷』を取り上げたものだが、慰安婦問題について昭和天皇と日本国を被告にするなど裁判自体がお粗末だった。弁護側証人もおらず、検事を務めたのは北朝鮮代表の2人。永田町では、拉致問題を沈静化させるため、北を被害者の立場にするプロパガンダ工作の一翼とみられていた」「告発者と朝日とその背景にある薄汚い意図を感じる」
 
 安倍首相は長く、拉致問題や慰安婦問題に取り組んできた。安倍首相と朝日とは歴史認識などで大きな距離がある。これ以降、安倍首相と朝日には10年にもおよぶ緊張関係が続いているのだ。

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